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のん×林遣都が実写映画「私をくいとめて」で初共演 31歳おひとりさまと年下男子のむずがゆい恋模様描く

映画「私をくいとめて」に出演するのんさん(左)と林遣都さん(C)2020「私をくいとめて」製作委員会
映画「私をくいとめて」に出演するのんさん(左)と林遣都さん(C)2020「私をくいとめて」製作委員会

 綿矢りささんの小説「私をくいとめて」が実写映画化されることとなり、女優ののんさんと俳優の林遣都さんが出演することが7月22日、分かった。2人は本作が初共演。31歳のおひとりさま・黒田みつ子と、年下男子・多田くんのむずがゆい恋模様を描いた物語で、のんさんがみつ子、林さんが多田くんを演じる。今冬公開予定。

 30歳を超え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子は、脳内にいる相談役「A」のおかげで一人きりでも楽しく生活していた。人間関係や身の振り方に迷ったときは、もう一人の自分「A」がいつも正しいアンサーをくれるのだった。そんなおひとりさまライフがずっと続くと思っていたある日、みつ子は年下の営業マン・多田くんに恋をしてしまう。一人の生活に慣れきってしまったみつ子は、20代のころのように勇敢になれない自分に戸惑いながらも、一歩前へ踏み出す……というストーリー。

 メガホンを取るのは大九明子監督。のんさんと林さんは大九組初参加となる。

 ◇大九明子監督のコメント

 「私をくいとめて」を実写化しようと思ったきっかけ。読んでみてびっくり。主人公がもうしっかりと脳内で会話してるじゃないですか! Aとか名付けちゃって! 「私をくいとめて」は、綿矢文学の醍醐(だいご)味である切れ味のいい言葉たちの間を、さまざまな色が漂い、ある時はスパークする。色にあふれた読書体験を終えた時には、この色と言葉をどう映像で描こうか、と考え始めていました。私、これ撮らなくちゃ。とすぐシナリオにして、プロデューサーに売り込んだ次第です。

 ◇初タッグののんさん、林遣都さんのお芝居の印象について。

 のんさんは怒りの表現が見事で、あんなに柔らかい空気を漂わせていながら、内側に高温のマグマみたいなものを持ってる人だと思います。のんさんはいっぱい質問してくれます。その対話の中でこの映画の核を再確認できたように思います。

 林遣都さんは以前からご一緒してみたかった方です。振り幅が素晴らしく、少し話すと芝居がどんどん変わるので、とても楽しかったです。急に変なことお願いしてもすぐに「はい」と言ってやってくださってすてき。

 ◇原作者・綿矢りささんのコメント

 ーー実写映画化の話を伺った時の感想。

 映画化のお話を伺ったときは、大九監督の魔法によって、どれだけキャラクターが生き生きとよみがえるんだろう、とまず最初に思いました。以前に自著を映画化していただいたとき、主人公だけでなく、物語上のすべてのキャラクターたちが、本当に実在するようにリアルで、それでいてコミカルに描かれていたのが、驚いて忘れられなかったからです。本作は想像力のたくましい女性が主人公の話で、彼女はたくさんの人と関わることを無意識に恐れています。映画化の台本を読むと、彼女の実は色鮮やかな内面が、イイ味出してる周囲の人たちとのふれあいにより、より濃く輝いてるなと感じました。

 現実ではさりげなく過ぎていくけど、実は心は激しく動いている。こんな場面を、のんさんと林遣都さんという、最高の方々に演じていただけると思うと、もう喜びを隠せません。お二方の過去の出演作品を見ながら「こんなすてきな方々が、あの結構地味な、いやかなり地味な、みつ子さんと多田くんになるなんて」と信じられない気持ちでいます。

(C)2020「私をくいとめて」製作委員会
(C)2020「私をくいとめて」製作委員会
(C)2020「私をくいとめて」製作委員会
(C)2020「私をくいとめて」製作委員会
綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日文庫)
綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日文庫)