MOTHER マザー キャスト

MOTHER マザーキャスト

長澤まさみ
阿部サダヲ
郡司翔
奥平大兼

長澤まさみが主演 社会の闇に落ちる母親役で阿部サダヲと初共演

2020年公開の映画「MOTHER マザー」に出演する長澤まさみさん(右)と郡司翔さん(左)(C)2020「MOTHER」製作委員会
2020年公開の映画「MOTHER マザー」に出演する長澤まさみさん(右)と郡司翔さん(左)(C)2020「MOTHER」製作委員会

 女優の長澤まさみさん主演を務める。本作は実話を基に描かれた物語で、長澤さんは社会の闇へと落ちていく自堕落で奔放な秋子役を演じる。また、阿部サダヲさんが秋子と内縁関係になるホストの遼役で、長澤さんと初共演する。

 ◇長澤まさみさんコメント

 今回この脚本をいただいて、結婚しておらず、子供がいない自分は、母親目線ではなく息子の周平の目線で脚本を読んでいました。どこか他人事じゃないと思わせられるリアルさがあって、母親の存在の大きさについて、親が子を育てる責任について考えさせられ、この役を演じてみたいと思いました。

 今回私が演じる秋子は、視点の違いで、理解が大きく変わる独特なキャラクターです。初共演の阿部さんは、集中力が高くて、神出鬼没で妖精みたいな人でした(笑い)。空気のように現場になじんでいて、本当に天才的な方だと思いました。大森組の現場の雰囲気が良く、共演した子供たちが本当に生き生きと演じていて、監督が現場を作るんだと改めて感じた現場でした。

 ◇阿部サダヲさんコメント

 なかなかこのような役(全く思い入れることができないダメな男)をいただく機会がないと思いましたし、大森監督、長澤さんとご一緒したことがなかったので、この役を演じてみたいと思いました。

 脚本を読んで、親子って何なんだろうとしばらく考え、何かに寄生していないと生きていけない……人の弱さ、もろさを感じました。初共演でしたが、長澤まさみさんは、シリアスからコメディーまで何でもできる女優さんということは分かっていました。母親役の印象はあまりなかったのですが、すごくグッときましたよ、親子のシーン……僕はいないシーンです(笑い)。

長澤まさみの息子役に“新人俳優”奥平大兼抜てき ひざをなめる本予告も公開

映画「MOTHER マザー」のポスタービジュアル(C)2020「MOTHER」製作委員会
映画「MOTHER マザー」のポスタービジュアル(C)2020「MOTHER」製作委員会

 女優の長澤まさみさんが主演を務める映画「MOTHER マザー」(大森立嗣監督、2020年初夏公開予定)で、長澤さん演じる主人公・秋子の息子役に、新人の奥平大兼(おくだいら・だいけん)さんが抜てきされたことが4月27日、明らかになった。奥平さんは、今作がスクリーンデビューで初めて受けたオーディションで見事、大役を射止めたという。

 奥平さんは、2003年9月20日生まれの16歳。東京都出身。趣味は芸術、洋楽、クラシック鑑賞など。特技は空手。空手初段で2012年に全国武道空手道交流大会「形」で優勝した経験がある。東京・渋谷駅の改札で所属事務所からスカウトされ、「勉強のために」と初めて受けたオーディションで、今回の大抜てきとなった。

 奥平さんは、当時のオーディションについて「勉強になればとオーディションを受けました。審査側の机は選考書類の山でしたし、絶対受かるわけがないと思っていたので、合格の連絡を聞いたときは、うれしいよりも驚きの方が大きかったです」と振り返っている。

 映画は実話を基にした作品で、ゆきずりの男たちと関係を持つことで、その場しのぎの生活を送る秋子(長澤さん)と、秋子の息子である周平(奥平さん)の姿を描く。身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していく中で、母と息子の間に生まれた“絆”。それは成長した周平を一つの殺害事件へ向かわせる。周平が罪を犯してまで守りたかったものとは……というストーリー。秋子と内縁関係になるホストの遼は阿部サダヲさん、周平の幼少期は郡司翔君が演じる。

 奥平さんのほか、夏帆さん、皆川猿時さん、仲野太賀さん、木野花さんの出演も発表。またポスタービジュアルと本予告映像も公開された。映像では、秋子が周平のひざをなめるシーンなど、秋子のゆがんだ愛情が収められている。

 キャストと監督のコメントは以下の通り。

 ◇奥平大兼さんのコメント

 オーディションを受けること自体が初めてで、勉強になればとオーディションを受けました。審査側の机は選考書類の山でしたし、絶対受かるわけがないと思っていたので、合格の連絡を聞いたときは、うれしいよりも驚きの方が大きかったです。

 撮影に入る前に、大森監督の俳優ワークショップを受けていたのですが、いざ現場に入ると、過酷な環境の中で生きる周平を演じきれるかとても不安でした。長澤さんが「大丈夫」と優しく声を掛けてくださり、お母さんのように接してくださったおかげで、脚本を読んで僕が感じた周平を演じることができました。今回この役を演じることで、周平のような子供が世の中にいるんだと実感し、いろいろと考えされられました。本作を見て、もしかしたら自分の身近にもいるかもしれない、と考えていただくきっかけになればいいなと思います。

 ◇長澤まさみさんのコメント

 奥平くんは初めてお芝居をするとは思えないくらい堂々としていて、感じたことや思ったことを素直に反応してくれたので、今回、私はとても助けられていたように思います。そこで生まれた感情に大きく揺れ動く姿と対峙(たいじ)することで、自分も素直に演じることができました。お芝居は、その瞬間瞬間の感情を表現することが大切だと改めて感じさせられました。

 ◇大森立嗣監督のコメント

 頭で考えてできるような役ではないから、撮影が進む中で自分が感じることを大事にしてほしいと、とにかくずっと言い続けていました。彼が偉かったのは、演技の中で嘘(うそ)をつかないことをやり通せたこと。素直だからこそ、嘘をつくのは嫌だという感覚が本人の中にあって、嘘をつかないためには自分がそこでどういう気持ちにならなければいけないのかという作業を、撮影中の彼は常にしていたと思います。

 ◇佐藤順子プロデューサーのコメント

 この作品の明暗は周平役で決まると考えていました。周平と同じ年ごろの数多くの役者さんにオーディションでお会いしましたがイメージに合う方がおらず、最後に飛び込みで「演技経験はない新人ですが」と言われてお会いしたのが奥平さんでした。彼は演技未経験ではありましたがとても深く脚本と役柄を理解しており、その感性にすごく驚かされたのを覚えています。周平役には、16~17歳という少年期の危うさと繊細さ、そして主人公の母親を支える包容力が必要だと考えていたので、初めてオーディションでお会いした時、彼しかいないと確信しました。現場でも撮影を重ねるごとに良くなり多くの奇跡的なシーンを撮影することができたと思いますし、まるで奥平大兼の役者としての成長をドキュメントで見ているようでした。

出典:YouTube