ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~ ニュース

<インタビュー>日向坂46小坂菜緒 テストジャンパー役で“支える側”の気持ち再確認 「表舞台に立てなくてもやるべきことはある」

映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」に出演する「日向坂46」の小坂菜緒さん
映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」に出演する「日向坂46」の小坂菜緒さん

 1998年の長野五輪のスキージャンプ競技を題材にした映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督)に出演しているアイドルグループ「日向坂46」の小坂菜緒さん。映画は、長野五輪でのスキージャンプ団体日本代表の金メダル獲得を裏で支えた25人のテストジャンパーたちの感動秘話を、史実に基づいて描くオリジナルストーリー。小坂さんは女子高校生テストジャンパーの小林賀子を演じている。中学時代にバレーボール部に所属し、「そのときも私はレギュラーではなく、裏で支えることが多かったので、役を演じていて、少し懐かしい部分もありました」と明かし、「表舞台に立てなくてもやるべきことはあるんだってことを改めて感じさせてくれた作品になりました」と振り返る小坂さんに話を聞いた。

 ◇高所が得意な方ではないが…ジャンプ台の上から見た雪景色に感動

 映画の題材になっている長野五輪は、現在17歳の小坂さんにとって生まれる前の話。それでも、普段から五輪競技を見ることが多いという小坂さんは、「スキージャンプって恐怖心にも打ち勝つ必要があるので、精神的に強くないとできない競技なんだってことを感じました」と話している。

 「恐怖心」といえば、小坂さん本人は高所が得意な方ではないという。劇中では高くそびえるジャンプ台の上での演技もあったが、「他のキャストの方に『大丈夫だよ』って声をかけていただいて、本番中はあまり気にならなかったのですが……。カットがかかった後とか、ふとしたときに恐怖が湧き上がってくることもありました」と苦笑いを浮かべる。

 一方、ジャンプ台の上から見た景色は忘れられないものになったようで、「ちょうど雪の降る季節だったので、街全体が真っ白に見えて。初めて見る、本当にキレイな雪景色でした」と笑顔で明かした。

 ◇口癖の「ソウル」と「パッション」に成長させてもらった

 演じた小林賀子は25人のテストジャンパーの紅一点で、性格は負けず嫌い。当時、スキージャンプ女子は五輪種目でなかったため、テストジャンパーとして飛ぶことに誰よりも情熱を注ぐ。小坂さんは「自分の夢をかなえると決めたら、道から外れない。その意志の強さは、自分も見習いたいくらい、かっこいいなって思いました。あと、自分も負けず嫌いなところがあるので、そこは役と通じるものがあって、共感できました」と話している。

 小林賀子は「ソウル」と「パッション」を口癖に他のテストジャンパーを巻き込み、チームの推進力になっていく。小坂さん自身も感化された部分があったといい、「何か大きなことに挑むとき、以前は自信なくやっていた部分があったのですが、最近は何でもがむしゃらに楽しむことが大事なんじゃないかって思えるようになって。私自身、役を通して、この言葉に成長させてもらった気がします」と振り返る。

 そんな小坂さんだが、劇中のあるシーンに苦戦。それは北海道から連れ戻しにきた父親とケンカしてしまうシーンで、小坂さんは「普段の私は家族とけんかすることもないですし、だから、どうお父さんに怒ったらいいのか分からなくて……。ただ、その分やりがいを感じましたし、大声張って演技する経験もこれまでなかったので、今は新しい自分を見いだせたのかなって思ってはいるのですが、(シーンが)終わってから、何か申し訳ない気持ちになっちゃいました」と笑っていた。

 ◇「人を支えたい」という気持ちが今は大きくなっている

 現在、小坂さんはグループとして活動する傍ら、個人として女優業にも挑戦し、活躍の場を広げていっている。

 「こうやって、日向坂46というグループを知っていただける機会も増えてきたので、そういった意味では、一人の小坂菜緒としてだけではなく、日向坂46の小坂菜緒として行動しなくてはいけないなっていうのは常に心がけているところです」と考えを明かす。

 女優業そのものについては、「自分じゃない何かになりきることで、自分がこんなこともできるんだっていう幅が広がっていくのが楽しくて。キャラクター一人一人に個性があって、その瞬間だけでも自分と違う何かになれるっていうところが楽しいなって思えるようになってきました」とうれしそうに話す。

 また、小坂さんは「今後、私がやってみたいと思う役は、学園を舞台にしたヒロインの親友の役」といい、「『人を支えたい』という気持ちが今は大きくなっているというか、大切な人を、近くで勇気づける存在。そういう人間として強さのある役をやってみたいです」と目を輝かせていた。

(C)2020映画「ヒノマルソウル」製作委員会
(C)2020映画「ヒノマルソウル」製作委員会
(C)2020映画「ヒノマルソウル」製作委員会
(C)2020映画「ヒノマルソウル」製作委員会

公開延期 長野五輪スキージャンプ競技題材の映画

映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」のビジュアル(C)2020 映画「ヒノマルソウル」製作委員会
映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」のビジュアル(C)2020 映画「ヒノマルソウル」製作委員会

 俳優の田中圭さん主演で、1998年の長野五輪のスキージャンプ競技を題材にした映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督)の公開が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、当初予定していた6月19日から延期されることが4月17日、分かった。公式ホームページでは、「近日公開」と変更されている。

眞栄田郷敦、日向坂46小坂菜緒とテストジャンパーに 田中圭主演映画「ヒノマルソウル」出演

映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の出演者たち(C)2020 映画「ヒノマルソウル」製作委員会
映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の出演者たち(C)2020 映画「ヒノマルソウル」製作委員会

 俳優の田中圭さん主演で、1998年の長野五輪のスキージャンプ競技を題材にした映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督、6月19日公開)に、眞栄田郷敦さん、古田新太さん、濱津隆之さん、落合モトキさん、「日向坂46」の小坂菜緒さんが出演することが2月18日、分かった。同作の特報映像も公開された。

 眞栄田さんはけがのトラウマを抱えたテストジャンパーの南川崇、小坂さんは唯一の女子高校生テストジャンパーの小林賀子、古田さんはテストジャンパーのコーチ・神崎幸一、濱津さんは長野五輪日本代表選手の原田雅彦、落合さんは“レジェンド”葛西紀明を演じる。

 ◇眞栄田郷敦さんのコメント

 長野オリンピックスキージャンプ団体の表舞台と舞台裏。そこには一人一人の個性があり、思いがあり、ドラマがあり、その一つ一つに胸が熱くなりました。今回は自分の性格と少し離れたキャラクターです。実際に長野オリンピックが行われた白馬スキージャンプ場で先輩方やスタッフの皆さんに支えていただきながら日々新しい挑戦をしております。お楽しみに。

 ◇「日向坂46」小坂菜緒さんのコメント

 1998年に開催された長野オリンピックは、私がまだ生まれる前の出来事で、初めて知ることもたくさんありました。本作はその長野オリンピックでのスキージャンプ団体を題材にした作品です。「栄光に彩られた表舞台の裏側にはこんなドラマがあったんだ」と気付かされ、背中を押されるような力強い脚本でした。当時を知らない私と年齢が近い世代の方にも、「人はどの場にいても輝ける」、そう伝わってくれたらいいなと思います!

 ◇古田新太さんのコメント

 おいらの中の「ヒノマル飛行隊」といえば札幌オリンピックである。小学生だったおいらたちはウケるということで、近所の子供全員が笠谷のマネをしていた。ジャージーの横を指で挟み、パタパタして飛ぶマネをしていた。全員が「笠谷」と言っていた。そいつを大変なことにしたのがリレハンメルだ。「ヒノマル飛行隊」がやってきた。そこで原田が……。その後は映画で。

 ◇飯塚健監督のコメント

 郷敦くんと小坂さん、若い2人はキラキラまぶしいので、話す時はサングラスが必要です。だけど実は、超の付く負けず嫌いで、見せないけど努力家。より芝居を好きになってもらえる現場を共に作れたら、と思いながら撮影しています。古田さんのラジオはずっと聴いていましたし、連載も読んでいました。つまりはファンでしたから、ご一緒できて光栄です。

山田裕貴、長野五輪のテストジャンパー高橋竜二を演じる 田中圭主演映画「ヒノマルソウル」に出演

映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」に出演する山田裕貴さん(C)2020 映画『ヒノマルソウル』製作委員会
映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」に出演する山田裕貴さん(C)2020 映画『ヒノマルソウル』製作委員会

 俳優の山田裕貴さんが、1998年の長野五輪のスキージャンプ競技を題材にした映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督、6月19日公開)に出演することが1月9日、分かった。山田さんは、聴覚障害がありながらも、1998年のSTVカップ国際スキージャンプ競技大会ラージヒルにおいて岡部孝信さん、宮平秀治さんらを破り優勝し、長野五輪にテストジャンパーとして参加したスキージャンパーの高橋竜二さんを演じる。

 ◇山田裕貴さんのコメント

 小学校のころに見た長野オリンピック、スキージャンプの映像が今でも頭の中に浮かびます。初めてのスキーに挑戦ですが、とにかく練習します(笑い)。このお話は中継にも載っていない裏側のお話。“目に見えていない部分も見ようとする”これを大事にしているのですが、表舞台に立つ人の裏側にはたくさんの人が関わり、悩み、支えてくれています。チーム一丸!! 生きてるすべての人が主人公であることを伝えたい。

 ◇飯塚健監督のコメント

 聴覚に障害のあるジャンパー。もう難役であることがお分かりいただけると思います。だとしたら、と考えたとき、浮かんだのがやや熱めの男、山田裕貴くんの顔でした。先日も「スキー練習、頼むね」というようなやり取りをしたのですが、「御意」と返信が来たので、全幅の信頼を寄せています。二度目のセッションが楽しみです。

(C)2020 映画『ヒノマルソウル』製作委員会
(C)2020 映画『ヒノマルソウル』製作委員会

田中圭、主演映画「ヒノマルソウル」でスキージャンパーに 長野五輪金メダル秘話描く

映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」で主演を務める田中圭さん(左)田中さんが演じる西方仁也さん (C)YOSHITOMO TAKASHIMA 毎日新聞社提供
映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」で主演を務める田中圭さん(左)田中さんが演じる西方仁也さん (C)YOSHITOMO TAKASHIMA 毎日新聞社提供

 俳優の田中圭さんが、1998年の長野五輪のスキージャンプ競技を題材にした映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(2020年6月公開)で主演を務める。映画は、長野五輪でのスキージャンプ団体日本代表の金メダル獲得を裏で支えた25人のテストジャンパーたちの感動秘話を、史実に基づいて描く。田中さんはテストジャンパーの一人、西方仁也(にしかた・じんや)さんを演じる。

 田中さんが演じる西方さんは、1994年のリレハンメル五輪スキージャンプ団体戦で日本代表をけん引するも、エースの原田雅彦さんのジャンプ失敗で金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも故障で代表落選。テストジャンパーとなって日本代表の選手たちを裏方として支えた人物。

 テストジャンプは、吹雪による競技中断の際、競技が再開できるかをはかるために行われたもので、映画では、西方さん率いる25人のテストジャンパーたちの姿を史実に基づきオリジナルストーリーで描く。また、西方さんの金メダルへの強い思いや挫折、原田さんとの友情、日本のために命の危険を顧みず、テストジャンプに挑む人間ドラマが展開する。「荒川アンダー ザ ブリッジ」などの飯塚健監督がメガホンをとる。

 ◇西方仁也さんのコメント

 1998年の長野オリンピックで日本が団体戦(チームジャンプ)で金メダルを取ることができたことが映画化されることで、金メダルを取れた選手とテストジャンパーたちの気持ちが一つになって獲得できたという事実が、伝えられたらいいと思います。テストジャンパーは皆、オリンピックを目指していましたが、出ることができなかった選手の集まりです。初日から日を増すごとに日本人の活躍を応援する気持ちが強くなってきて、団体戦(チームジャンプ)当日の悪天候のときには、皆が一つになって日本のために何とかしたいという気持ちになっていました。

 私の役を演じていただくのが田中圭さんと聞き大変驚きました。田中さんといえば、ドラマ、映画、CMと大活躍されており、テレビで見ない日はありません。コメディーでもシリアスでも、そして善人役、悪役でもすべての役をご自身のものにされる、素晴らしい演技のできる俳優の方だと思います。そんな田中さんの出演されている作品を見ていると私の若いときを思い出しました。スキージャンプをしていたお陰で今の自分があると思っております。田中さんにもこの作品を通して、スポーツ選手たちのつらさやうれしさ、優しさ、悲しさなどを伝えていただきたいと思います。

 ◇飯塚健監督のコメント

 オリンピック22年ぶりの国内開催の年に、オリンピックに関する映画を作れること、たいへん光栄に思います。大逆転の金メダルの裏側には、記録に残らない戦いがありました。1メートル先も見えない吹雪の中で、バトンをつなぐように、たすきをつなぐように、スタートを切ったテストジャンパーたちの物語です。過酷な場所での撮影となりますが、我々チームもそのソウルを見習い、無事に着地を決めたいと思います。また、現場ではお会いしたことがなかった田中圭さんとようやくご一緒できることも、本当に楽しみです。初のセッション、ご期待ください。

毎日新聞社提供
毎日新聞社提供