閉鎖病棟 ニュース
【動画】笑福亭鶴瓶、役作りで7キロ減量した姿公開 車椅子姿も 映画「閉鎖病棟」
落語家の笑福亭鶴瓶さんの主演映画「閉鎖病棟-それぞれの朝-」(平山秀幸監督、11月1日公開)のメーキング映像が6月18日、公開された。映像では、今作のために7キロもの減量に成功し、普段とは全く雰囲気もまなざしも違う車椅子姿の鶴瓶さんの姿が映し出されている。また、平岩紙さん、ベンガルさんら新キャストも発表された。
メーキング映像では、緊迫感がある撮影現場での様子のほか、撮影合間の休憩時に、鶴瓶さんがムードメーカーとなって、和気あいあいと談笑する場面も収録されている。また、鶴瓶さん、綾野剛さん、小松菜奈さんが今作について話す姿も収録されており、鶴瓶さんは、脚本を読んだ感想を「涙が止まらなかった」と明かし、「いい本だし、いい映画だなと思います。優しい映画ですよ、人に」と話している。
チュウさん役の綾野さんは、「これは、閉鎖病棟という中で暮らす方々の日常で、ウソだけはない」と話し、由紀役の小松さんは、「これは、挑戦しなきゃいけない役だなと思った」と役への意気込みを語っている。
また、13人の新キャストも発表された。患者役で、平岩紙さん、綾田俊樹さん、森下能幸さん、水澤紳吾さん、駒木根隆介さん、大窪人衛さん、北村早樹子さん、大方斐紗子さん、村木仁さんが出演。由紀の母役で片岡礼子さん、由紀の義父役で山中崇さん、チュウさんの母役で根岸季衣さん、弁護士役でベンガルさんが出演する。
笑福亭鶴瓶、死刑囚役で10年ぶり映画主演 10日で7キロ減量 2019年11月公開
落語家の笑福亭鶴瓶さんが、2019年11月公開予定の「閉鎖病棟(仮)」(平山秀幸監督)で主演を務めることが2月4日、分かった。鶴瓶さんが映画で主演を務めるのは、「ディア・ドクター」以来、10年ぶり。
「閉鎖病棟」は、精神科医でもある作家の帚木蓬生さんが1995年に書いた小説で、長野県小諸のとある精神科病院を舞台にしたサスペンス。鶴瓶さんが演じるのは、母親や嫁を殺めた罪で死刑となりながら、刑の執行が失敗し生き永らえ、精神科病院に入院している男・梶木秀丸。2011年に原作を読み惚れ込んだ平山監督が、初めて自ら脚本を執筆して映画化を打診。9年越しで実現させたという。
今回、鶴瓶さんは秀丸を演じるにあたり、炭水化物をとらない食事制限や腹部にラップを巻くなどしてダイエットを行い、約10日間で81.6kgあった体重を73.8kgまで減量。これまでの「いい人」キャラとは異なる存在感を要する役柄に挑んでいる。鶴瓶さんのほか、秀丸と心を通わせる患者役として、綾野剛さんや小松菜奈さんも出演する。
◇平山秀幸監督のコメント
原作が書かれた20年以上前と比べて、今ではスマホやパソコンで生活は便利になったけれど、むしろ、自分の荷物を抱えきれずに、心の病にかかる人が増えた気がする。
自身もどん底で苦しいのに、他人の痛みを思いやる。原作で、秀丸がみせる“自己犠牲”に圧倒され、どうしても映画化したいと脚本を書き始めた。
笑福亭鶴瓶さんは、きっと新しい顔を見せてもらえるとお願いした。
そこに綾野剛さん、小松菜奈さんという、才能あふれるキャストが加わって、芝居の応酬を見ていて楽しい現場となった。