アラジン ニュース

<インタビュー>山寺宏一 ジーニーとの付き合いは27年「他の人に取られたくない」 第一人者が語る声優としての今後

映画「アラジン」で日本語吹き替えでジーニーの声を担当した山寺宏一さん
映画「アラジン」で日本語吹き替えでジーニーの声を担当した山寺宏一さん

 ディズニーの長編アニメーションを実写化した「アラジン」(ガイ・リッチー監督)の“プレミアム吹き替え版”と銘打った日本語吹き替え版で、米俳優ウィル・スミスさんが演じるランプの魔人、ジーニーの声を担当した声優の山寺宏一さん。吹き替えの際、いつも目指しているのは、「その俳優さんが、もし日本語ペラペラだったらどんな感じ?と想像して、そのキャラクターを構築すること」だという。そんな山寺さんに、今回のジーニーを演じるに当たっての心構えや収録秘話、さらに10年後の将来像を聞いた。

 ◇なんならオーディションを受けてもいい

 山寺さんは「あくまでもウィル・スミスさんが演じたジーニーの吹き替えですから、とにかくウィル・スミスさんの芝居をちゃんと見る。もちろん、作品の世界観を僕が感じて、自分の役割をちゃんと理解して演じる。それがすべてです」と、今回のジーニーとの向き合い方を語る。

 山寺さんとジーニーの“付き合い”は長い。1992年製作のアニメーション版では、ロビン・ウィリアムズさんが命を吹き込んだジーニーの吹き替えを担当した。以来、数本の続編やテレビシリーズ、さらには東京ディズニーシーのアトラクションでもジーニーを演じてきた。

 だから、「アラジン」のジーニーが、スミスさんで実写化されると報道されてから、山寺さんのところになかなかオファーが来なかったことには、「ウィル・スミスさんの吹き替えをやる声優さんは他にもいらっしゃいますから、今回は危ないかなといろいろ思いながら。でも、ジーニーなんだよ……」とやきもきさせられたという。「なんならオーディションを受けてもいいとすら思った」そうで、「それほど他の人に取られたくないと思った役は初めてかもしれません」と当時の心境を語る。それだけにオファーが来た時は心の底から「ほっとした」と打ち明ける。

 半面、プレッシャーも感じたという。「ウィル・スミスさんの素晴らしい演技」を“生かす”も“台無しにしてしまう”も自身の演技次第だからだ。このインタビューが行われた日は、ちょうど前日に引き続き、来日中のスミスさんらを交えたイベントが開かれた。「ウィル・スミスさんに『なんだ、こんなしょぼくやったのかよ、せっかくの俺の演技をダメにしやがって』と言われたらしょうがいないですから。そう言われないようにやったつもりでいますので、期待していただければと思います」と控えめながらも自信を見せる。

 ◇一押しナンバーは…

 山寺さんは今回、オープニングナンバーの「アラビアン・ナイト」、ジーニーがランプから飛び出したときの「フレンド・ライク・ミー」、そして「アリ王子のお通り」の3曲を歌い上げている。その中でお気に入りに挙げたのは、やはり「フレンド・ライク・ミー」だ。山寺さんが、2015年から毎年開かれているディズニーのコンサートでも歌っている曲でもある。

 「僕は歌手ではないですけど、声優としてキャラクターを演じて、歌も歌わせていただけるのは本当に幸せなことです。いまだにこれを超えるほど褒められた歌はないですからね(笑い)。(今回の)新たなバージョンもとてもすてきですし」と、ラッパーとしても有名なスミスさんならではのラップ調にアレンジされた「フレンド・ライク・ミー」をアピール。その上で、「日本語としてダサくならないように気をつけて歌いました」と収録を振り返る。

 なんでも今回の「フレンド・ライク・ミー」には、注意して聴かないと気づかないハーモニーがさまざまな声で入っているという。「ウィル・スミスさん本人が歌っているのだと思うんですけど、すごいんですよ。まだ録(と)るのかというぐらいまで、メロディーとは別にいろんな声が重なっていて。それも僕がやったので、思い入れは強いですね」。ちなみに、シーンとして一押しするのは、「アリ王子のお通り」が流れる場面。豪華絢爛(けんらん)なパレードを「まさに圧巻です!」と絶賛した。

 ◇ウィル・スミスはずるい?

 ジーニー役のスミスさんの魅力を「あふれ出る人柄の良さ」と語る。「もともと、いい人だろうなと予想していましたが、それを超えていました。包容力もあるし、終始ニコニコして、目を見てしっかり質問に答えてくださるほど真摯(しんし)だし。昨日もバックヤードでずっとニコニコしているんです。大好きになりました」とイベントでの様子を明かす。

 今回のジーニーには、そういったスミスさんの「器の大きさみたいなものとちゃめっ気が出ている」と評し、ラストに映るジーニーについて、「ずるいですよね、可愛いですよね。僕が一応声を入れていますけど、あそこでみんなやられるだろうな(笑い)。そのあとに流れる、若い2人(ZAYNさんとジャヴァイア・ワードさん)が歌う新しい『ホール・ニュー・ワールド』もすごくアレンジがカッコよくて。だから、映画館を出るときは、みんながハッピー、ハッピーで日本中が元気になると思うんです。それを想像するとうれしくしょうがないです」と映画を紹介する。

 その上で、字幕版と吹き替え版の「両方を見てもらえるとうれしいですね。やっぱり、せりふが違うと印象が変わると思うんです。字幕はオリジナルの魅力を知ることができて楽しいと思いますし、吹き替えの場合は(字幕を)読まなくていい分、(映像が)ダイレクトに入ってきますから、お子様たちも大人の方々も映像に集中して楽しめると思います。ですから、交互に見てほしいですね」とメッセージを送った。

 ◇10年後やってみたい作品は

 今月、58歳になる山寺さん。インタビュー中、今回のジーニー役が「10年後なら僕に来なかったかもしれないです」としばしば口にしていた。そこで10年後の自分を想像してもらうと、「67、68歳になるわけですから、とにかく心身共に健康でいたいです」と語り、「仕事に関しては、10歳以上年上で、バリバリやっていらっしゃる先輩はたくさんいらっしゃるんですけど、自分がどうかは分かりませんからね」と考え込んだ。

 そこで具体的にやってみたい作品を聞くと、「『アラジン2』の実写版があるなら、その吹き替えをやりたいと思いますけど、ストーリー上、なかなか難しいですし……」と話し、「過去の作品や往年の素晴らしい作品をもう1回吹き替えし直すときにやるのもいいですし、そのときの旬のものもやりたいですし、年相応の役もやりたいけれども、そうじゃないのもやりたいですし、とにかくなんでもやりたいです」と望みは尽きないようだ。

 そして、「素晴らしい作品というのは次から次へとできていくと思うので、そのときにオファーがちゃんと来て、それを表現できるような状態を作っておかなければいけないと思います」と襟を正し、「今後10年は自分を律して、体を鍛えたり、声を鍛えたり、いろんなものを見たり聞いたりして勉強することも、声優にとっては大事だと思います。ですから、鍛えて学ぶ10年にしたいと思います!」と力強く語る。

 最後に、ジーニーが三つの願いをかなえてくれることにちなんで、山寺さんにも、ジーニーにお願いしたいことを尋ねてみた。すると「飲んで騒いでも枯れない喉。自分の中での絶好調が続く声帯が欲しいです」と答えた。

 (取材・文・撮影/りんたいこ)

(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

<インタビュー>中村倫也、授業中に「無意識に鼻歌を歌って怒られた」 歌好き2人が「アラジン」吹き替え

映画「アラジン」で日本語吹き替えを担当した中村倫也さん(右)と木下晴香さん
映画「アラジン」で日本語吹き替えを担当した中村倫也さん(右)と木下晴香さん

 ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督)。人生を変えるチャンスを待つ青年アラジンと、新しい世界に飛び出したい王女ジャスミンの身分違いのロマンスと、三つの願いをかなえる魔法のランプを巡る冒険を描いた物語だ。「プレミアム吹き替え版」と銘打った日本語吹き替え版でアラジンの声を担当した俳優の中村倫也さんと、ジャスミンの声を担当したミュージカル女優の木下晴香さんに「アラジン」への思いや「もし空飛ぶじゅうたん」があったら、令和を迎えた新時代への目標を聞いた。

 ◇ディズニー作品の吹き替え決定に驚き「マジか!」

 今作への出演が決まった際の心境について、中村さんは「もう驚きでした」と感慨深げに明かし、「決まった後に映像を見せてもらって、最初のオープニングクレジットというか、ディズニーのあのロゴが出てきたとき、『マジか!』って。故郷のおっかさんに報告だって、すぐに思いました」とユーモアたっぷりに語る。

 「挑戦したいと思ってオーディションを受けさせていただいた」と話す木下さんは、「結果を聞いた時、涙が出るほどうれしかった。それと同時に大好きだからこそ、作品の大きさや、ディズニーというものがどれだけ多くの人の人生に影響を与えている存在なのかって考えました。私自身がディズニーに育ててきてもらったみたいなものなので、携わることが夢のようでした」と明かす。

 「アラジン」は、劇場版アニメが1993年に日本で公開されているが、中村さんは「小さいころに見ていて、オーディションを受けるとなって改めて見返した」といい、「子供のころはアドベンチャー要素をクローズアップして見ていましたが、大人になってから見ると、(キャラクター)それぞれの悩みと葛藤、成長など、人間ドラマの方も見えるようになった」と変化したという。

 同じくオーディション前に見直したという木下さんは、「アニメの印象だとジャスミンはしなやかなお嬢様で、今回の映画版では少し違う印象を受ける方もいらっしゃるのかなというぐらいカッコいい。女性らしくて乙女な部分も見え隠れするときもありますが、強い女性として描かれていて、違いも含めて楽しんでいただけたら」と話す。

 ◇歌好きな中村倫也のあるエピソード

 アフレコについて、「ディズニーといえば、夢と希望とファンタジーを世の中に与え続けてきたことは誰もが知っています。その作品に自分が命を吹き込むというのは、鳥肌が立つものがあった」という中村さん。

 「歌うことが好き」と話す中村さんは、歌の収録については、「割と伸び伸びとできた」というが、「(イベントなどで)人前で、となるとやっぱり違いますね」と語る。「高校の時、授業中に先生に注意されて、『何?』と聞いたら『授業中に鼻歌を歌うな』って。無意識に歌っている。『今、歌ってた?』って友だちに聞いたら、『めっちゃ歌ってた』ということがあったくらい」と歌好きが伝わるエピソードを明かす。

 普段からよくディズニーの曲を歌うという木下さんは、「大好きなんですけど、『ホール・ニュー・ワールド』って(デュエット曲なので)相手がいないと歌えない。一人カラオケをするのですが、一人で寂しくアラジンのパートまで歌うみたいなことになっちゃう」と笑顔で明かし、「中村さんとデュエットできるのもうれしいですし、実写化されることで、さらに『ホール・ニュー・ワールド』が浸透して、いろんな方に歌っていただけたらいいな」と歌える喜びと共に期待を寄せる。

 ◇空飛ぶじゅうたんの活用法!?

 作品に登場する空飛ぶじゅうたんが実際にあったら? 中村さんは「舞台で地方に行ったりするのですが、(移動の際)トランクとかを持ってもらう。(じゅうたんに荷物を)乗っけて、風呂敷っぽくしてもらって……。“空飛ぶ風呂敷”になっちゃうか」と笑う。

 木下さんが、「せっかくだから移動以外で使えないかな」と少し考えてから、「アラジンとジャスミンじゃないですけど、デートとかよくないですか? (空飛ぶじゅうたんで飛べば)2人きりで誰もいない。すてきだなって」とロマンチックな提案をすると、中村さんは、「いいね! 古墳を空から見ようみたいな」とちゃめっ気たっぷりに話した。

 新元号の令和時代を迎えて挑戦してみたいことを聞くと、「海外に行きたい。普段ミュージカルをやらせていただく機会が多いのですが、本場というか現地で見たことがない。見てみたら世界が広がるのでは、と。そういう意味では、ジャスミンの広い世界を見たいという気持ちと通じるのかなと思います」と木下さんは言う。

 隣で聞いていた中村さんも、「それなら僕は、ロンドンに行って『シェークスピア』を見たい。英語でなきゃ、一番の“うまみ”は感じられないのだろうと思うので」といい、「『シェークスピア』という、一つの学問、ジャンルは、(もともと)英語で書かれているものなので、言葉の持っている音やリズムというものが、英語で演じたらどんなふうになるかは触れないと分からない」と語る。

 映画の見どころについて、中村さんは「僕の中ではジャスミンというキャラクターが、実写化における最大の見せ場だなと思う。もちろんアグラバーの街だったり、魔法だったり、ピックアップされることはいっぱいありますが、物語として、この時代に実写化するという意味で、ジャスミンのキャラクターのリーチのさせ方が一番の見どころ」とアピールした。

 (取材・文・撮影:遠藤政樹)

(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
出典:YouTube

<スペシャル・ナイトイベント>中村倫也「アラジンの気持ち」を込めて熱唱 “山ちゃん”結婚に山寺宏一「僕はじゃない方」

映画「アラジン」の「スペシャル・ナイトイベント」に登場した中村倫也さん
映画「アラジン」の「スペシャル・ナイトイベント」に登場した中村倫也さん

 俳優の中村倫也さんが6月6日、ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督、6月7日公開)の「スペシャル・ナイトイベント」に登場。吹き替え版でジャスミン役を担当した木下晴香さんと「ホール・ニュー・ワールド」を歌い上げたアラジン役の中村さんは、「シンプルにアラジンの気持ちというか、ジャスミンの周りにある見えない“檻(おり)”から一歩出してあげるような曲だと思っている。誘いながら、楽しいことを教えながら、最後は一緒にちょっとだけうっとりもしながらと、そういう機微を曲の中で作れたらと思って歌いました」と熱く語った。

 イベントには、ジーニー役の山寺宏一さん、ジャファー役の北村一輝さんも出席。オープニングで「フレンド・ライク・ミー」を歌い終えた山寺さんは、今月、女優の蒼井優さんと結婚したお笑いコンビの「南海キャンディーズ」の山里亮太さんと愛称が同じ「山ちゃん」ということから、「蒼井優ちゃんと電撃婚した方じゃない方の“山ちゃん”です! じゃない方でーす!」とあいさつ。さらに、「いらっしゃらないと思いますけど、もしかして間違ってる方いらっしゃるとね。何人か友達でいたので(笑い)」と話し、周囲を笑わせていた。

 肝心の歌について、山寺さんは「27年間、歌い続けてきた『フレンド・ライク・ミー』。思いっきりとちってしまいました。すみません! 映画のは完璧バージョンで、今のはライブバージョン、ジーニーもいろいろやるということを見ていただきました」とちゃめっ気たっぷりにコメント。隣で聞いていた中村さんは、「今回、アラジンが決まって一番楽しみにしていたのは、ジーニーとアラジンというコンビで、山寺さんと声の掛け合いができること。僕もノリノリでやっていたので、とちったのは全然気づかなかったです」と満足げな表情を浮かべていた。

ウィル・スミス「アラジン」のジーニー役 「僕が青くなったと思ったら大成功」

映画「アラジン」にジーニー役で出演したウィル・スミスさん
映画「アラジン」にジーニー役で出演したウィル・スミスさん

 ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した「アラジン」(ガイ・リッチー監督)が、6月7日に公開される。作品のPRのためにこのほど、ランプの魔人・ジーニー役のウィル・スミスさんが15回目の来日を果たし、オンライン媒体の取材に応じた。

 ◇「ナーバスになった」ジーニー役 

 会見前日に行われたイベントでは、日本のファンから熱烈な歓迎を受けた。スミスさんによると日本のファンの反応は、「世界のどのファンとも違う」といい、「すごくエキサイトして叫んでいたかと思うと、僕が話し始めるとシーンとして(聞き入って)、ものすごくリスペクトしてくれる。その落差がすごい」と驚きを禁じ得ない様子。

 これまでさまざまな役を演じ、多くの作品をヒットに導いてきた。そんなスミスさんでも今回のジーニー役には「ちょっとナーバスになった」と打ち明ける。なぜならジーニーといえば、オリジナル作の「アラジン」(1992年)で、今は亡きロビン・ウィリアムズさんが命を吹き込み、長く愛されてきたキャラクターだからだ。そのためスミスさんは、「ロビン・ウィリアムズが演じたジーニーに対してオマージュをささげる」ことを念頭に置き、その上で、「僕自身の新しいジーニー像を作り上げる」ことを意識したという。

 その「僕自身の新しいジーニー像」を作り上げるためには、「音楽が一番の助けになると分かっていた」とスミスさん。俳優デビューする前はラッパーとして活躍していたスミスさんらしいアプローチだ。そして、音楽を考えていったとき、「自分の中でジーニーというキャラクターが生き生きと存在し始めた」という。

 ◇ヒップホップ黎明期のラップを取り入れ…

 その音楽で真っ先に試したのは、ジーニーが歌う「フレンド・ライク・ミー」だった。魔法の洞窟(どうくつ)の中で、アラジンと初めて会う場面で流れる曲だ。なんでも、ジーニー役を受ける前にスタジオに行き、「ちょっとやってみたのがこの曲だった」そうで、いろいろ試す中で、ヒップホップ黎明(れいめい)期のラップのドラムのリズムを取り入れてみたところ、「まさに自分が望んでいた曲調になった」のだという。そのときレコーディングしたものが、今回の映画ではそのまま使われたそうで、スミスさん自身、お気に入りの曲として挙げていた。ちなみに、参考にしたのはハニードリッパーズによる「インピーチ・ザ・プレジデント」だそうだ。

 洞窟でのシーンには、アニメーション同様、青いジーニーが登場する。それも、巨大サイズのものや、“分身の術”で何人にも分かれたものなど、一体どうやって撮影したのだろうと目を見張るが、「実はあのジーニーは、100%CGなんだ。僕が青くなったと思っている人が多いけど、それだけCGがよくできているということだよね」と、スタッフを労いながら、種明かしもしてくれた。

 ◇アラジンとの化学反応

 アラジン役のメナ・マスードさんについては、「メナはとても真面目な俳優で、ものすごく準備をしてくるんだ。いわゆる、彼なりの“メソッド(方法)”があるんだけど、僕の役目は、もっと楽しもうよ、とそこから彼を解放させることだったよ(笑い)」と振り返る。

 そんなマスードさんとの間に「いい化学反応が起きた」のは、ジーニーとアラジンがアグラバー王国の宮殿を訪れ、国王とジャスミン王女に謁見(えっけん)し、手土産として持参したジャムの話をする場面。「あのシーンでメナは心を開いてくれたと思う。だいたい、こういうバディムービーは、相手がどう出るか、そのへんを探り合いながらやっていくものだけど、すべての俳優がそれをうまくできるわけじゃなく、特殊なスキルが必要なんだ。あのシーンでのメナは、(自分を売り込もうと)必死になっているアラジンをうまく表現していて、僕が演じるジーニーは、アラジンのやり方にフラストレーションを感じている。それがうまくかみ合ったシーンだと思うよ」と分析する。

 ちなみに、実写版になることで、「より深い感情を表現できると思った」ことから、「できるだけ人間っぽさも出す」ことも心掛けたというスミスさん。お陰で今回の「アラジン」は、ジーニーとアラジンの友情関係がより際立った作りになっている。

 ◇スミスさん自身の“かせ”は?

 今作ではまた、王女ジャスミンが、最近のディズニー映画で描かれるプリンセス以上に“強い女性”として描かれているのも特徴だ。そのジャスミン像については現場でもかなり話し合われたという。「今回初めて導入されたアイデアが、ジャスミン自身が父親の跡を継いで国王になり、国を治めたいというものなんだ。本当に強い女性像で、現代的になっていて」、昨今のジェンダー問題とも「うまくリンクしていると思う」とアピール。演じたナオミ・スコットさんもジャスミン像に対して「自分の意見をきちんと持っている女性」だったという。

 ところで、ジーニーは1000年もの間、魔法のランプに閉じこめられていた。いうなれば「囚人」だ。手首には腕輪のような“かせ”がはまっている。一方、演じるスミスさんはこれまでハリウッドスターとしてさまざまな作品をヒットに導いてきたが、そうしたキャリアのお陰で、実は「ウィル・スミスという存在自体」が、自由な振る舞いや言動を制限させ、結果的に「自分らしくできない“かせ”になっていた」と明かす。そしてここ数年は、「その“かせ”から自由になろうとしている」という。

 しかし、今回の会見では、そういった苦労をおくびにも出さず、「参考にしたのはこの曲だよ」と自身のスマホを取り出し曲の一部を聴かせてくれたり、自分のコメントが気に入ると、「今の答えよかったよね(笑い)。他の国の宣伝でも使うからちょっとメモっといて」とスタッフに頼んだりと、相変わらずのちゃめっ気を見せていたスミスさん。

 ジーニーの魅力を「とても献身的で、とにかくご主人様のためになることなら全エネルギーを注ぐ。ああいう人がそばにいてくれたらいいなと思わせてくれ、さらに、自分も彼のように誰かのためになりたいという理想像を抱かせてくれる。愛というものがこういうものだと思わせてくれるところ」と指摘していたが、かく言うスミスさんもまた、ジーニーに劣らず周囲の人に「愛」を与えてくれる人物だった。

 映画は、ダイヤモンドの心を持ちながら本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジン(マスードさん)と、自由に憧れる王女ジャスミン(スコットさん)、そして、三つの願いをかなえることができるランプの魔人ジーニー(スミスさん)が運命の出会いをし、それぞれの願いをかなえようとする姿が描かれていく。

 (取材・文・撮影/りんたいこ)

<映画紹介>「アラジン」ウィル・スミスがランプの魔人ジーニーに 現代的アレンジで王女ジャスミンが力強い女性に

映画「アラジン」のビジュアル (C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
映画「アラジン」のビジュアル (C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 日本で1993年公開のディズニー人気アニメーション映画を実写化した「アラジン」(ガイ・リッチー監督)が、6月7日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。原作のストーリーを踏襲しつつ、現代に合わせたアレンジが施された。名曲「ホール・ニュー・ワールド」などが新たなキャストの歌声で披露され、物語の盛り上げに大きく貢献している。

 ダイヤモンドの心を持ちながら貧しい暮らしを送る青年アラジン(メナ・マスードさん)は、アグラバー王国の王女ジャスミン(ナオミ・スコットさん)と運命的な出会いをする。アラジンは王国の乗っ取りを企む国務大臣ジャファー(マーワン・ケンザリさん)の甘言につられ、魔法の洞窟(どうくつ)からランプを探してくることに。そのランプから現れた魔人ジーニー(ウィル・スミスさん)は、アラジンに「三つの願いをかなえてあげる」と言うが……というストーリー。

出典:YouTube

 日本語吹き替え版でアラジンの声を担当するのは俳優の中村倫也さん。ジャスミンを女優の木下晴香さん、ジーニーを声優の山寺宏一さん、ジャファーを俳優の北村一輝さんが担当している。

 何といっても心をつかまれたのは、ジャスミンの新しいキャラクター像だ。運命の人の出現を待っているだけのお姫様ではなく、民のための国王を目指す力強い女性として描かれている。そのジャスミンが思いのたけを込めて熱唱する新曲「スピーチレス~心の声」は、胸がすくほどの爽快感と感動を与えてくれる。

 ジーニーがラップ調にアレンジされた「フレンド・ライク・ミー」を歌い踊る場面は、ラッパーとしても有名なスミスさんの独壇場。洞窟の中でのショーを見ているようだった。

 アニメでおなじみの、魔法のじゅうたんに乗ったアラジンとジャスミンのデートシーンは、実写だけにロマンチックさと臨場感が増し、アトラクションに乗っているような気分を味わえた。アクション満載でハラハラドキドキさせられるランプ争奪シーンや、おなじみの曲「アリ王子のお通り」が流れる絢爛(けんらん)豪華なパレードのシーンなど見どころは満載。キャスト総出で歌い、踊る大団円まで、大いに楽しめること請け合いだ。(りんたいこ/フリーライター)

(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

【動画】絢爛豪華なパレードシーン公開 ダンサー250人、象&ダチョウも登場! 山寺宏一が高らかに歌い上げ…

映画「アラジン」のパレードシーン(C)2019 Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.
映画「アラジン」のパレードシーン(C)2019 Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.

 ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督、6月7日公開)のパレードシーンの映像が6月4日、公開された。映像では、日本語吹き替え版でランプの魔人ジーニー役を演じた山寺宏一さんが、「プリンセスアリ~」と声高らかに歌い上げる中、俳優のウィル・スミスさんが演じるジーニーがノリノリなダンスを披露している様子が収録されている。

出典:YouTube



 映像は、絢爛(けんらん)豪華なパレードシーンで、スミスさん演じるジーニーが、パレードの先頭でダンス。主人公アラジンが扮(ふん)するアリ王子が、巨大な象に引かれた豪華な山車に乗って登場し、沿道に集まった人々に、ぎこちなく手を振っている。そんなアリ王子を尻目に、ジーニーは「あがめたて! ひざまずけ! 御姿一目、拝みに来い!」と王子を持ち上げ続ける。一糸乱れぬ動きを見せる楽隊や、華やかなダンサーたち、きらびやかな金銀財宝、ダチョウまで登場する映像となっている。

 パレードシーンは、200人以上のエキストラと、ダンサー250人、7台ものカメラを使って5日以上をかけて撮影された。アリ王子が乗る山車には、約3万7千もの花びらを使い、制作に3週間かけたという。

 スミスさんは、「あのシーンはこの映画の中でも、僕のお気に入りのシーンの一つだよ! あのパレードを撮影したとき、もう一度ショットを取り直す際には、1時間以上の再準備が必要だったんだ! あのシーンをこれほどのサイズやスケールで作り上げようとするガイ(リッチー監督)の姿勢が僕は好きだよ!」と語り、「歌とダンス、ドラマとコメディー、そしてアクションや特殊効果のすべてがある映画は少ないんだ。1本の映画全体を通してもその全てがあることは少ないのに、僕らはたった一つのシーンでやっているんだよ!」とコメントしている。

木下晴香、「アラジン」主題歌を名古屋外大で熱唱 同年代発言に学生どよめく

名古屋外国語大学で行われた映画「アラジン」のスペシャルイベントに登場し「ホール・ニュー・ワールド」を熱唱する木下晴香さん
名古屋外国語大学で行われた映画「アラジン」のスペシャルイベントに登場し「ホール・ニュー・ワールド」を熱唱する木下晴香さん

 ミュージカル女優の木下晴香さんが5月30日、名古屋外国語大学(愛知県日進市)で行われた映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督、6月7日公開)のスペシャルイベントに登場した。同作はディズニーの人気長編アニメーションを実写化した作品で、木下さんは日本語吹き替え版でヒロインのジャスミンの声を担当する。木下さんがジャスミン風の衣装で、同作の主題歌でもある名曲「ホール・ニュー・ワールド」を見事に歌い上げると、集まった学生たちは歌声に圧倒された様子で、大きな拍手や歓声を送った。

 木下さんは1999年2月5日生まれの20歳。歌唱後、感想を聞かれると「私、学年で言うと大学3年生なんですけど、最初は緊張するかなと思っていたんですが(観客の多くが)同世代の方々だったので、どこかほっとするところもありながら歌わせていただきました。楽しいです」とにっこり。一方、落ち着いた雰囲気の木下さんの“まさか”の同世代発言に、学生たちは「えー!」「見えない!」と声を上げて驚き、どよめきが収まらない一幕もあった。

 また木下さんはジャスミンのキャラクターについて「何にでも興味を持って突き進む、たくさん興味を持つところが(自分と)似ているのかなと思います。積極的に行動に移せるジャスミンに憧れますし、女性として尊敬できます」とコメント。「映画『アラジン』は胸躍るような冒険と真実の愛を描いた究極のエンターテインメントです。私は声だけ(の出演)ですが劇場でお待ちしています」とアピールした。

 この日のイベントでは同大のウインド・オーケストラと管弦楽団に所属する25人の学生たちが、同作に登場する楽曲「フレンド・ライク・ミー」を木下さんの目の前で演奏し“プレゼント”した。木下さんは演奏を笑顔で見つめ、リズムに合わせて体を揺らしながら楽しんでいた。

“ジーニー”ウィル・スミスが歌う「フレンド・ライク・ミー」 ノリノリ歌唱映像公開

映画「アラジン」でウィル・スミスさんが演じるジーニー(右) (C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
映画「アラジン」でウィル・スミスさんが演じるジーニー(右) (C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督、6月7日公開)で、俳優のウィル・スミスさんが演じるランプの魔人ジーニーが名曲「フレンド・ライク・ミー」を歌う映像が5月28日、公開された。ジーニーが、三つの願いをかなえる魔法のランプの使い方を同曲に合わせてノリノリで解説する姿が収められている。

出典:YouTube


 公開された映像は、アラジンとジーニーの初めての出会いが映し出される。ジーニーはアラジンに魔法のランプについて歌を交えてノリノリで説明するが、清い心を持ち、欲望とは縁遠いアラジンは「どう願えばいいの?」と一言。あまりのアラジンの私利私欲のなさに、さすがの魔人も「今の歌で全部説明したろ!?」と頭を抱えてしまう……という内容。2人のコミカルな掛け合いが収録されている。

 ジーニーを演じたスミスさんは「今作に入っていく時、僕の心には恐れがあったんだ。ロビン・ウィリアムスが素晴らしい演技をしたからね。でもそんな恐れを克服させてくれて、『自分にはジーニーを演じられる!』と感じさせてくれたのが、この“フレンド・ライク・ミー”だったんだ!」と明かしている。続けて、「この音楽の奥底に、クラシックなヒップホップのビートを感じた時、『これぞ、自分の曲だ!』と感じられたんだ。そんなふうに、ヒップホップと遊んでいるうちに、ジーニーが生まれていったんだよ。“フレンド・ライク・ミー”を歌いながら、僕はジーニーを理解していったんだ!」と語った。

 「フレンド・ライク・ミー」の制作を担当したアラン・メンケンさんは、スミスさんが歌う同曲を初めて聴いた時のことを「ホッとしましたよ。とても素晴らしかったからです。私から何も指示を出す必要はありませんでした」と振り返り、「彼のパフォーマンスはロビン・ウィリアムスとはまた別のもので、独創的。そしてあのエネルギーね! 彼が自分の歌を歌い、大いに気に入ってくれているのですから。もう最高ですよ!」と絶賛した。

<イベント>中村倫也:「アラジン」主題歌生歌唱で緊張 「尋常じゃないくらい汗を…」

映画「アラジン」のイベント「ホール・ニュー・ワールドお披露目イベント」で「ホール・ニュー・ワールド」を歌う木下晴香さん(左)と中村倫也さん
映画「アラジン」のイベント「ホール・ニュー・ワールドお披露目イベント」で「ホール・ニュー・ワールド」を歌う木下晴香さん(左)と中村倫也さん

 ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」のイベント「ホール・ニュー・ワールドお披露目イベント」が4月22日、東京都内で行われ、プレミアム日本語吹き替え版で主人公・アラジンの声を担当する俳優の中村倫也さんと、ジャスミンの声を担当するミュージカル女優の木下晴香さんが登場した。2人は“魔法のじゅうたん”の上で同作の主題歌でもある名曲「ホール・ニュー・ワールド」を歌い、歌い終えた中村さんは「尋常じゃないくらい喉が渇いてますし、尋常じゃないくらい汗をかいてます。緊張しました。(ステージに)出て行くだけで帰りたくなりました」と心境を語った。

 同作の吹き替えを担当することが決まった時の心境について、中村さんは「一言で言うなら『ぶったまげ』ですね。そもそもディズニーさんと仕事をすると思っていなくて、楽しむものだと思っていた。まさか選んでいただけるとも思っていなかった」とコメント。続けて「薬局でのどあめを買った時に、レジのおばさんに『歌わなきゃですもんね』って(言われた)」と反響の大きさを明かした。

 また、作品のテーマにちなみ「今かなえたい願いは」と聞かれた中村さんは「魔法のじゅうたんがほしい。でも空は寒いかな。あまり飛びすぎると管制塔とかに迷惑かけちゃうし、かといって低いと危ないし……」と半ば本気のような様子で話し、笑わせた。

出典:YouTube

中村倫也、実写「アラジン」で主人公の声&歌唱も ジャスミンは木下晴香

実写映画「アラジン」でアラジンの日本語吹き替えを担当する中村倫也さん(右)と木下晴香さん(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
実写映画「アラジン」でアラジンの日本語吹き替えを担当する中村倫也さん(右)と木下晴香さん(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督、6月7日公開)のプレミアム日本語吹き替え版で、主人公アラジンの声を俳優の中村倫也さんが担当する。自由に憧れる王女ジャスミンの声は、ミュージカル女優の木下晴香さんが担当する。吹き替え版では、中村さんと木下さんが名曲「ホール・ニュー・ワールド」を実際に歌っている。2人はオーディションを経て起用され、決め手は演技力と歌唱力、「ホール・ニュー・ワールド」の歌声だったという。

 日本語吹き替え版に出演するのが初めてだという木下さんは、ジャスミンの声を担当することに「すごくうれしいです。数あるディズニーの作品の中でも本当に大好きな作品の一つで、まだどこか信じられていない自分がいるのに、ここにいるこの状態……」と話し、「アラジン」のテーマとなっている“願い”にかけて「思い続ければ願いはかなう!」とコメント。

 中村さんは、「ホール・ニュー・ワールド」を歌うシーンについて「自分が携わる仕事で、感じたことのない感動がありました。小さいころから知っている名曲に自分が歌って吹き込んで完成版を見たとき、珍しく鳥肌が立ちましたね。アラジンはジャスミンを誘って一緒にいろんな世界を見て回ろうよという、優しさと強さ、ちょっとした強引さがありながらすてきな体験をさせてあげる……。そういう幸せな気持ちやキラキラした感情がいっぱいのシーンになればいいなと思って、吹き替えをしました」と語っている。

(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

山寺宏一、アニメに続き実写「アラジン」ジーニーの声 「愛おしいくらい大切で特別な存在」

実写映画「アラジン」のポスタービジュアル(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
実写映画「アラジン」のポスタービジュアル(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 声優の山寺宏一さんが、ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督、6月7日公開)の日本語吹き替え版でランプの魔人・ジーニーの声を担当することが3月26日、分かった。山寺さんはアニメ版でジーニーの声を演じており、ジーニーについて「愛(いと)おしいくらい大切で特別な存在です。僕を声優として成長させてくれたのも、『声優って難しいけど、最高に楽しい!』と思わせてくれたのもジーニーです。オリジナルのロビン・ウィリアムズに心から感謝しています」とコメントを寄せている。

 インターネットなどで「ジーニーには山寺さんしかいない!」という声などが上がったことについては「そういうご意見のおかげもあって、今回演じさせていただくことになったのかなと思っています。きっと『これぞ最高のエンターテインメント!』という素晴らしい作品になると確信しています。吹き替え版でもそれがしっかりと伝わるよう、出演声優の1人として全力を尽くします! ご期待ください!」とコメントしている。

出典:YouTube

 実写版のジーニーには俳優のウィル・スミスさんが扮(ふん)している。山寺さんは、映画「インデペンデンス・デイ」などで、スミスさんの日本語吹き替えを多数担当していることから、実写版でジーニー役のオファーが来なかったらどうしようという不安もあったものの、「(スミスさんの役は)過去に吹き替えしたことあるぞ。自分にジーニーが回ってくる確率上がったかも!という気持ちが強かったです(笑い)」と期待していたという。

 また、同作のポスタービジュアルと日本語版予告も公開された。ポスターは、アラジンとジャスミンの運命的な恋の予感を象徴する名シーンでもある「ホール・ニュー・ワールド」を歌いながら2人が魔法のじゅうたんで空の旅をするロマンチックな姿を描いている。予告には、山寺さん演じるジーニーの「さあ、三つの願いを!」「ショータイム!!」という名ぜりふなどが収められている。

実写映画「アラジン」は2019年6月7日に日本公開 ポスター&特報も公開

映画「アラジン」のポスター(C)2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
映画「アラジン」のポスター(C)2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 ディズニーの人気長編アニメーションを実写化した映画「アラジン」(ガイ・リッチー監督)の日本での公開日が、2019年6月7日に決定したことが12月14日、分かった。また、映画のポスターと特報も公開された。

 ポスターには暗闇の中で輝くランプが写し出され、「あなたの願いは、何ですか?」というキャッチコピーが添えられている。特報には、アニメーションで魔人・ジーニーが歌った「フレンド・ライク・ミー」をアレンジしたBGMが流れる中、砂漠や怪しい洞窟などが映し出される。特報はYouTubeのディズニー・スタジオ公式チャンネルで公開されている。

 「アラジン」は、人生を変えるチャンスを待つ青年・アラジンと、新しい世界に飛び出したい王女・ジャスミンの身分違いのロマンスと、三つの願いをかなえる魔法のランプをめぐる冒険を描いた物語。アニメーション映画が1993年に日本で公開された。実写映画では、アラジンをメナ・マスードさん、ジャスミンをナオミ・スコットさん、ランプの魔人・ジーニーをウィル・スミスさんが演じる。