天気の子 ニュース

公開3日で100万人突破

劇場版アニメ「天気の子」の一場面 (C)2019「天気の子」製作委員会
劇場版アニメ「天気の子」の一場面 (C)2019「天気の子」製作委員会

 「君の名は。」などの新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」が7月19日に公開され、同21日までの3日間で観客動員が約116万人を記録し、好スタートを切ったことが分かった。映画は全国448スクリーンで公開され、興行収入は16億円を突破している。

<インタビュー>役が憑依? 帆高役・醍醐虎汰朗と陽菜役・森七菜が語る新海誠監督の新作秘話

劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した(左から)森七菜さん、新海誠監督、醍醐虎汰朗さん
劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した(左から)森七菜さん、新海誠監督、醍醐虎汰朗さん

 最終興行収入250億円を超える歴史的ヒットとなった「君の名は。」(2016年)の新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」がついに公開された。家出少年、森嶋帆高と祈るだけで空を晴れにできる不思議な能力を持っている少女、天野陽菜が東京で出会い、ある決断をする物語。2000人を超えるオーディションで選ばれた主人公・帆高役の醍醐虎汰朗さんとヒロイン・陽菜役の森七菜さん。2人は初めてのアフレコを「伸び伸びやらせてもらった」と語った。

 ◇役に似ている2人 「自然体でやってほしい」

 醍醐さんはアフレコについて、「最初のころはスタジオに入ると少し緊張してしまって……。でも後半は森さんをはじめ、スタッフの皆さんと仲良くなることができたので、仕事しに来ているのか遊びに来ているのか分からないくらいの感覚ですごく楽しかった」といい、森さんも「本当にスタッフの方が優しいので、最初の硬い感じがなくなって伸び伸びやらせていただいた」と振り返る。

 新海監督の新作ということでプレッシャーはなかったのだろうか。「帆高であることに自信を持ってきて、余計なプレッシャーなどを考えている時間があったら役のことを考えよう、というふうに認識が変わりました」、森さんも「私もだんだん自信というか、私が陽菜だなという決意みたいなものが出てきました」と役に入り込むことでプレッシャーをはね返した。

 新海監督の印象を、醍醐さんは「イメージ通りの優しくて柔らかくて。『醍醐くんが帆高だから自然体でやってほしい』といわれました。リテークをするときも必ず『今のよかったです』から始まって、『でも、こっちの方も見てみたいです』と優しい言い方してくださる。演出自体はこだわってやってらっしゃって、僕らも監督がオーケーと言ってくださったことに関しては、じゃあ自信を持っていいんだって思うようになりました」という。森さんも「こうしてくださいと言われたことはなくて、私も陽菜に似ているというようなことを言われたこともあったので、あまり役作りもせず……。新しいものを私たちが出したら、いいものだと必ず受け止めてくださる優しい方だなと思います」と語る。

 ◇声優の技術を肌で感じ、学びながら自信をつけた 歌うシーンは…

 アフレコで2人はみるみる成長していった。醍醐さんは「声の大きさを相手がどこにいるかで変えたり。あとは息の使い方なんですけど、走っているシーンが結構多くて、他の方のアフレコを聞いたら、『はあっ』『はあー』とかいろんな音を組み合わせて、全音違う息遣いでやってらっしゃって。実際に自分でやってみると全然違うなと思ったので、技術を知ることってすごく大事なことなんだなと思いました」、森さんも「声優さんがいらしてお芝居をされるのを間近で見て、学べたところをメモして2人で教え合ったりしながら成長していったんじゃないかなと思います。新海さんには『声優さんっぽくなってきたね』と言っていただきました」と学びながら自信をつけていった。

 歌を歌うシーンもあったが、醍醐さんは「帆高は一生懸命やっていれば、歌がうまい必要はないだろうなと思ったのと、変にこなれちゃうと見ていて頑張っている感が伝わってこないんじゃないかなと思って、もう出たところ勝負でやろうと。全く練習もしなかったです」といい、森さんも「もうちょっと練習すればよかったかなと思いました。そんなにうまくなくていいかなと思ったんですけど、ぼそっと新海さんから『ヒロインなんだよね』って言われちゃって(笑い)」と振り返っていた。

 ◇帆高と陽菜が憑依? 役に入り込み“ひななちゃん”誕生

 醍醐さんは森さんについて「僕の目からは結構、陽菜とかぶる部分があります。感情がころっと変わったりするところは陽菜に近いものがあるなと思ったりすると同時に、全然似ていないところもあるので、そこが面白いというか。どっちと接しているか分からなくなる瞬間もあって、それを僕は『ひななちゃん』って呼んでいました」と表現。森さんも「劇中に『そっか』って言う瞬間があるんですけれど。陽菜のように『そっか』って言っちゃったときがありました」と明かす。

 森さんは醍醐さんについて「醍醐くんは帆高と顔も似ていると思って。画(え)ができてきて帆高の顔が見えてくると、やっぱり帆高って醍醐くんみたいだと思うときがあって、重ねて見えました」と表現。2人共、役が憑依(ひょうい)するぐらい入り込んでいたようだ。

 森さんは醍醐さんに対して「たまに私が迷っていたり、とことん分からなくなってしまって、自己嫌悪になってしまったときに、(醍醐さんが)こうしたらいいんじゃないとか、『大丈夫だよ』って言ってくれる。ときどき先生みたいな一面もあるなと思っています」とリーダーシップに感謝する。醍醐さんは森さんに対して「作品に対する熱量がすごいなと感じるので、僕も同じような気持ちを持っていて、高め合っているというか。本当に“天気の子”だなと思います。落ち込んでいると思ったら喜んでる、ポンポンと感情が変わったりするので一緒にいて楽しいです」とお互いの間には絆が生まれているようだった。

 ◇新海監督にしか描けない画を持っている

 試写会を一切行わなかったため、公開までベールに包まれていた今作。醍醐さんは「地元の友人から『どんな作品なの?』と聞かれても、『教えねえよ。見に行け』ってそれだけ言います」といい、森さんは「私は逆に『最高の部分があって……』って言いだすと『言わないで!』と言われる(笑い)。言うつもりはないんですけど、みんな楽しみにしてくれているんだと思ってうれしいですね」と笑顔で語る。

 映画について、醍醐さんは「新海さんの画(え)って他と比べものにならないくらいすてきで、個性的で、新海さんにしか描けない画を持っていらっしゃる。『天気の子』だけあって、いままでで一番、風景の描写が多いじゃないですか。これは新海監督の作品が好きな人はさらに好きになるんだろうな、圧倒されるんだろうなと思いました。あと、楽しかったり、悲しかったり、感動したり、ハラハラしたり、感情の揺れ幅が大きくて、いい意味で忙しいなと思い、これだけ感情を動かされて、最後にほくほくした気持ちで終わる映画って最近見てないなと思ったので、すごくすてきな作品になるんだろうなと思いました」と語った。

 「天気の子」に出演したことで、森さんは「最近、晴れになっても雨になってもうれしいし、寂しくて。なんか複雑な気持ち。天気は気になるようになりましたね。夢の中でも念じると晴れるという夢を見たんです……」と陽菜が乗り移っているようだった。

 「天気の子」は、天候の調和が狂っている時代、離島を飛び出し、東京にやってきた高校1年生の家出少年・帆高が、孤独な日々の果てに見つけた仕事は怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。ある日、連日振り続ける雨の中、都会の片隅で一人の少女・陽菜と出会う。陽菜はある事情を抱え、弟・凪と2人でたくましく暮らしていた。そして彼女は祈るだけで空を晴れにできる不思議な能力を持っていた……というストーリー。小栗旬さん、本田翼さん、倍賞千恵子さん、吉柳咲良さん、平泉成さん、梶裕貴さんらも出演している。

 原作・脚本は新海監督、音楽はバンド「RADWIMPS」、キャラクターデザインは田中将賀さん、企画・プロデュースは川村元気さんと「君の名は。」と同じスタッフが集結。RADWIMPSは「愛にできることはまだあるかい」や音楽を手がけ、女優の三浦透子さんがRADWIMPSが書き下ろした楽曲「グランドエスケープ(Movie edit)feat.三浦透子」のボーカルを務めている。

<映画紹介>「天気の子」新海ワールド全開 美しい風景と音楽、10代の男女の葛藤 予想をはるかに上回る完成度

劇場版アニメ「天気の子」のビジュアル (C)2019「天気の子」製作委員会
劇場版アニメ「天気の子」のビジュアル (C)2019「天気の子」製作委員会

 最終興行成績が250億円を超えるメガヒットとなった「君の名は。」(2016年)の新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」が、7月19日にTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開された。間際まで作業が続いたため、試写会を一切行わず、それによって内容が公開までベールに包まれていた今作。前作の歴史的ヒットもあり、新海監督の3年ぶりの新作に対する期待はいやが応にも高まっていた。ふたを開けてみると、予想をはるかに上回る充実した作品に仕上がっている。美しい風景描写、10代の男女の葛藤、RADWIMPSの心象風景を映し出す音楽……。“新海節”ともいえる場面がこれでもかと続き、スクリーンに目がくぎづけだった。

 「天気の子」は、天候の調和が狂っている時代、離島を飛び出し、東京にやってきた高校1年生の家出少年・帆高が、孤独な日々の果てに見つけた仕事は怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。ある日、連日振り続ける雨の中、都会の片隅で一人の少女・陽菜と出会う。陽菜はある事情を抱え、弟・凪と2人でたくましく暮らしていた。そして彼女は祈るだけで空を晴れにできる不思議な能力を持っていた……というストーリー。醍醐虎汰朗さんが帆高、森七菜さんが陽菜の声優を務めるほか、小栗旬さん、本田翼さん、倍賞千恵子さん、吉柳咲良さん、平泉成さん、梶裕貴さんらが出演している。

 原作・脚本は新海監督、音楽はRADWIMPS、キャラクターデザインは田中将賀さん、企画・プロデュースは川村元気さんと「君の名は。」と同じ座組で、企画は「君の名は。」が公開されたちょうど1年後の2017年からスタートしたという。

 タイトル通り、空や景色の描写が多く出てくるが、その繊細さや美しさにはうっとりと見とれてしまう。またRADWIMPSによる音楽は、予告で流れている「愛にできることはまだあるかい」など前作よりさらに映像とのフィット感に磨きがかかった。新海監督が「完成へと導いてくれた」という「グランドエスケープ(Movie edit)」では女優の三浦透子さんがボーカルを担当。力強いサウンドに生きる勇気すら感じられる。帆高の挙動不審な行動や、あやうい独り言、陽菜の作るおいしそうな料理など、ときどき笑いや明るい要素もちりばめ、まさに新海ワールド全開。

 新海監督が「不安」と口にする結末は、確かに「賛否が分かれる要素」かもしれない。それは、見た人それぞれで考えることでこの作品は完成するのだろう。とにかく、一度見ると何度も見たくなる作品だ。(細田尚子/MANTAN)

(C)2019「天気の子」製作委員会
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<初日舞台あいさつ>小栗旬 新海誠作品で若手の初々しさに「取り戻さないと、その気持ち…」

劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した小栗旬さん
劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した小栗旬さん

 俳優の小栗旬さんが7月19日、東京都内で行われた、新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場。編集プロダクションを営む須賀圭介の声を演じた小栗さんは、「光栄です、参加させていただけて」と語り、「いつアフレコに行っても、みんな初々しくて。今日も出てくる前に『緊張するね』『緊張してきちゃった』っていうのを聞いていて『取り戻さないと、その気持ち』と思って、ここにいます」と冗談めかして語った。

 舞台あいさつには声優を務めた醍醐虎汰朗さん、森七菜さん、吉柳咲良さん、本田翼さんが出席した。醍醐さんは、小栗さんについて「一番憧れの俳優さんなので、観察していました」といい、「(小栗さんが)すごくいい匂いがするんです。『香水、何使っているんですか』って聞いて、(値段が)高いと思っていたら、『次に会う時に買ってきてあげる』と言っていただき。今日、楽屋でいただき、今つけています」と告白。小栗さんは「ありがとうございます。好感度がだいぶ上がりました」と照れ笑いを浮かべていた。

<初日舞台あいさつ>醍醐虎汰朗&森七菜 「天気の子」主人公&ヒロインが初日迎え感激

劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した(左から)森七菜さん、新海誠監督、醍醐虎汰朗さん
劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した(左から)森七菜さん、新海誠監督、醍醐虎汰朗さん

 「君の名は。」などの新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつが7月19日、東京都内で行われた。主人公・帆高の声優を務めた醍醐虎汰朗さん、ヒロイン・陽菜の声優を務めた森七菜さんの若手2人が、初日を迎えた心境を語った。

 醍醐さんは「昨日の12時(深夜0時)に最速上映があって、(午後)11時半ぐらいから『皆さんに届くのか……』と思って、(音楽を担当した)『RADWIMPS』さんのCDを聴きながら、一人で家で泣いていました」と明かし、「こんなに素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんが携わる作品で、主人公として身を置けて、役者としても成長できたと思いますが、何より人間としてステップアップできたと思い、感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で語った。

 森さんも「大変だったこと、うれしかったことがたくさんありました。集大成が届いて、『天気の子』を、やっと皆さんと語り合えるので、いろいろな感想を聞きたいですし、たくさんお話できたらと思います」と晴れやかな表情を浮かべていた。

 舞台あいさつには声優を務めた吉柳咲良さん、本田翼さん、小栗旬さん、新海監督が出席した。新海監督は、2人について、「七菜ちゃんは全部(の声優が)できるんですよ。醍醐君もそうですけど、『猫やって』って言ったら、猫をやってくれるし、『おばあちゃんをやって』って言ったら、おばあちゃんもやってくれるし。声優さんの相手役をしてもらいました」と振り返っていた。

<初日舞台あいさつ>本田翼 「天気の子」オーディションで地声に… 舞台裏明かす

劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した本田翼さん
劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した本田翼さん

 女優の本田翼さんが7月19日、東京都内で行われた、新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場。編集プロダクションで働く女子大生・夏美の声を演じた本田さんは「新海さんに声を聞かせてほしいと言われ、スタジオで声を出すとき、新海さんが『好きな食べ物は』とか、『普段、何をされているんですか』と質問してくださって、それに答えていました。そういうことを考えていると地声になるので、それが良かったと言ってくださって」とオーディションの裏側を明かしていた。

 本田さんの言葉に、新海監督は「個人的な興味もあったんですが(笑い)」と冗談を飛ばし、「やはり、普通の声を聞きたかったというのがあります」と語っていた。舞台あいさつには声優を務めた醍醐虎汰朗さん、森七菜さん、吉柳咲良さん、小栗旬さんが出席した。

<初日舞台あいさつ>新海誠監督 「天気の子」公開に「夢のような気持ち」 「怖くもある」と不安も

劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した新海誠監督
劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場した新海誠監督

 「君の名は。」などの新海誠監督が7月19日、東京都内で行われた新作劇場版アニメ「天気の子」の初日舞台あいさつに登場。今作は公開11日前に完成したといい、新海監督は「うそのような気がします。完成させる気持ちで作ってはいたのですが、完成するのかという気持ちが最後までありました。とうとう見ていただいて、夢のような気持ち」と胸をなで下ろした。

 今作については「見た人の意見が分かれる」とたびたび公言してきた新海監督。この日も「実はまだ不安」だと明かし、「この映画は、もしかしたら自分勝手な映画かもしれないです。自分の大事な人と、もっと多くの人の幸せのどちらかを選ぶかというとき、わがままな選択をすると思います。『自分もそうだよ』という方もいるかもしれないので、そういうことを信じて作りました。『そうは思わない』という方もたくさんいると思うので、これからたくさんの意見を聞くことが怖くもあり、楽しみにしていたことでもあります」と語っていた。

 また、18日に起こったアニメ制作会社「京都アニメーション」の放火事件に触れ、「痛ましい事件があって、どういう気持ちで初日に臨んだら良いのかなと思っていました。でもここで皆さんの顔を見て、僕らの仕事は、どういうことがあっても、エンターテインメントを作って、表現することで、自分たちや誰かを傷つける可能性はゼロではないけど、ひるまずやり続けることが生業(なりわい)であり、役目であり、一番好きなことだと、改めて思いました。楽しい映画を作ったつもりです」と胸の内を明かした。

 舞台あいさつには声優を務めた醍醐さん、森さん、吉柳咲良さん、本田翼さん、小栗旬さんも出席した。

新海誠監督、京アニ火災犠牲者への思い 「ひるまず、この先もエンターテインメントのアニメを作る」と決意新た

劇場版アニメ「天気の子」の世界最速上映であいさつした新海誠監督
劇場版アニメ「天気の子」の世界最速上映であいさつした新海誠監督

 新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」が7月19日午前0時からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)で“世界最速上映”された。上映後に舞台あいさつを行った新海監督は、18日に起こったアニメ制作会社「京都アニメーション」の火災に触れ、犠牲者に対して「命を落としてしまった方もいらっしゃいますが、彼らは多分、僕たちも同じなんですけれど、1枚でもいい画(え)が描きたい、少しでも観客の方に楽しんでいただきたいと、それだけを思って技を磨いて、ひたすらやってきているような気がします」と思いをはせた。

 新海監督は「大変に痛ましい事件があって、ただ僕たちは3年間作ってきたこの映画を届けたいという気持ちがとても強いし、待っていてくださった皆さんもいらっしゃるだろうからやっぱり胸を張って公開したいなというふうに思いました」と切り出した。

 そして「僕に何かできることも言えることもないんですが、ただ、ひるまず、やめることをしないで、この先もエンターテインメントのアニメーションを作って、それを皆さんに見ていただいて、何か声を戻していただいて、また作るということを繰り返すということが、せめて一つだけでもできることなのかなと思います」と決意を新たにしていた。

新海誠監督、初日迎え「安心することができた」 RAD野田と「天気の子」世界最速上映にサプライズ登場

劇場版アニメ「天気の子」の世界最速上映であいさつした新海誠監督(左)と「RADWIMPS」の野田洋次郎さん
劇場版アニメ「天気の子」の世界最速上映であいさつした新海誠監督(左)と「RADWIMPS」の野田洋次郎さん

 大ヒットした「君の名は。」(2016年)の新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」が7月19日午前0時からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)とTOHOシネマズ梅田(大阪市北区)で“世界最速上映”され、合計で2200人が鑑賞した。TOHOシネマズ新宿では上映後、新海監督と音楽を担当した「RADWIMPS」の野田洋次郎さんがサプライズで舞台あいさつを行った。

 今作は公開間際まで作業が続いたため、試写会を一切行わず、今回の上映でお披露目となった。新海監督は「ずっと(公開初日の)今日まで不安だったんです。本当に楽しんでもらえる映画なんだろうかと。でも皆さんのお顔を見て少し安心することができました。ありがとうございました」と鑑賞後の観客の満足そうな顔に安堵(あんど)の表情を浮かべていた。野田さんは「この映画の世界で最初の目撃者になっていただいてどうもありがとうございます。僕は『天気の子』のチームに入れて本当に誇りに思います。ぜひいろんな方にこの新海誠を褒めちぎっていただきたいなと心から思っています」と話し、観客からは大きな拍手が起こった。舞台あいさつには川村元気プロデューサーも顔を出し、「直前まで3人で飲んでいた」と明かした。

 “世界最速”で鑑賞した観客からは「めっちゃよかった。中盤からずっと泣いていました」(神奈川県、20代女性)、「ちゃんと期待を超えてきてくれたというか、期待を裏切らなかった」(神奈川県、20代男性)、「本当に『天気の子』。タイトル通りだよって、まだ見ていない人に伝えたい」(東京都、20代女性)、「雨の日が嫌いだったけど、この映画を見て、雨の日にこの映画を思い出して前向きに生活できるんじゃないかなと思う」(茨城県、20代男性)などの声が上がった。

<製作報告会見>RADWIMPS、「天気の子」で新海誠監督との絆深まる 野田洋次郎「信頼されていると実感」

劇場版アニメ「天気の子」の製作報告会見に登場したRADWIMPSの(右から)野田洋次郎さん、桑原彰さん、武田祐介さん
劇場版アニメ「天気の子」の製作報告会見に登場したRADWIMPSの(右から)野田洋次郎さん、桑原彰さん、武田祐介さん

 ロックバンド「RADWIMPS」が7月2日、東京都内で行われた新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」(7月19日公開)の製作報告会見に登場。同バンドは新海監督の前作「君の名は。」に続いて音楽を担当しており、ボーカルの野田洋次郎さんは「過ごしてきた時間があったからだと思うんですけど、映画監督だったらここまで言わないことも、僕は踏み込むことができました。信頼されていることを実感できたから、僕はこの作品に出せるものを出そう、全て渡そうと思いました」と思いを吐露した。

 新海監督も「(楽曲制作の)1年半、RADWIMPS、洋次郎さんのことが好きになっていく時間でした」と述懐。「元々好きで、『君の名は。』で一緒にやって、もっと好きになったんですけど、遠い星で輝いている人だったんですけど、『天気の子』で、ちょっとだけ友達みたいになれました」と熱く語っていた。

 2人の相思相愛ぶりについて、ベースの武田祐介さんは「最近友達感が増してきた。野外でライブをする機会があって、『今日は晴れだったよ、新海さん』とLINEを送っていた。ほほ笑ましいと思いました」と明かすと、ギターの桑原彰さんも「さっきも裏で、2人で写メを撮っていて。どうしたんだろうと思いました」と笑っていた。

 会見には声優を務めた醍醐虎汰朗さん、森七菜さん、本田翼さん、川村元気プロデューサーも出席した。

<製作報告会見>新海誠、「天気の子」は賛否両論の作品? 「王道の物語とは違う…」

劇場版アニメ「天気の子」の製作報告会見に登場した新海誠監督
劇場版アニメ「天気の子」の製作報告会見に登場した新海誠監督

 「君の名は。」などの新海誠監督が7月2日、東京都内で行われた新作劇場版アニメ「天気の子」(7月19日公開)の製作報告会見に登場。今作について、「エンターテインメント大作として、絶対面白い、損をさせないということをやりたいと思います」と自信を見せ、「その上で、見た人の意見が分かれる映画かなと思います」と明かし、「王道の物語として、見た人が納得できるのとは、違うことをやっていると思います。『あなたはどうする?』と投げかける作品です」と予告していた。

 会見には声優を務めた醍醐虎汰朗さん、森七菜さん、本田翼さん、新海監督、音楽を担当したバンド「RADWIMPS」、川村元気プロデューサーが出席した。RADWIMPSの野田洋次郎さんは、今作について「分かりやすく、マス向けの物語を描くのかなと思っていたら、すごく攻めていて、“新海節”を発揮しています。賛否を巻き起こすんだろうなと思い、それで余計に新海誠さんを好きに、グッとなりました。自分のやりたいことに正直で、驚かされたのと、うれしかったです」と笑顔で語った。

 「天気の子」は、天候の調和が狂っている時代、東京にやってきた家出少年・帆高、不思議な力を持つ少女・陽菜の恋が描かれる。帆高の声を担当した醍醐さんは「人生のターニングポイントになった作品。愛を込めて帆高を演じました」、陽菜の声を担当した森さんは「『映画を一言で表すと?』と言われ、いつも答えるのが“パンク”という言葉(笑い)。映像も音楽もストーリーも、みんなで精いっぱい力を合わせて作らせてもらいました」とアピールした。

 新海監督は、2人の声について「聞いていてすごくいい声で、応援したくなる少年少女だなと思ってもらえます。2000人のオーディションをした時から、私を見てというように、手を挙げているような声で。この2人がこの作品のために、いてくれたんだと確信できるような芝居をしてくれました」と絶賛していた。

アフレコ現場リポート 醍醐虎汰朗と森七菜が語る新海誠監督の“魔法の言葉”

新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」のアフレコ現場で(左から)新海監督、森七菜さん、三浦透子さん、醍醐虎汰朗さん
新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」のアフレコ現場で(左から)新海監督、森七菜さん、三浦透子さん、醍醐虎汰朗さん

 大ヒットした「君の名は。」(2016年)の新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」(7月19日公開)のアフレコがこのほど東京都内で行われ、収録後、声優を務めた醍醐虎汰朗さんと森七菜さんが取材に応じた。家出少年、帆高役の醍醐さんは「『醍醐君が帆高だから、自然体でやってほしい』といわれた」、不思議な力を持つ少女・陽菜役の森さんは「『すてきですね』から始まって、そこから指導とか演出をしてくださって。プレッシャーにならずに助けていただいているなと思います」と“新海マジック”に舌を巻いていた。

 森さんはさらに「新しいものを私たちが出したら、いいものだと必ず受け止めてくださる。監督は優しい人だなと思います」と語った。

 この日の収録では歌を歌うシーンもあったが、醍醐さんは「帆高は一生懸命やっていれば、歌がうまい必要はないだろうなと思ったのと、変にこなれちゃうと見ていて頑張っている感が伝わってこないんじゃないかなと思って、もう出たところ勝負でやろうと。全く練習もしなかったです」といい、森さんも「もうちょっと練習すればよかったかなと今日になって思いました。そんなにうまくなくていいかなと思ったんですけど、ぼそっと新海さんから『ヒロインなんだよね』って言われちゃって(笑い)」と振り返っていた。

 2人の収録は6月5日で終了した。取材した日は収録も終盤にさしかかったころで、森さんは醍醐さんに対して「たまに私が迷っていたり、とことん分からなくなってしまって、自己嫌悪になってしまったときに、(醍醐さんが)こうしたらいいんじゃないとか、『大丈夫だよ』って言ってくれる。ときどき先生みたいな一面もあるなと思っています」と語り、醍醐さんは森さんに対して「作品に対する熱量がすごいなと感じるので、僕も同じような気持ちを持っていて、高め合っているというか。本当に“天気の子”だなと思います。落ち込んでいると思ったら喜んでる、ポンポンと感情が変わったりするので一緒にいて楽しいです」とお互いの間に絆が生まれているようだった。

公開日7月19日深夜0時から「世界最速上映」決定

新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」のビジュアル(C)2019「天気の子」製作委員会
新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」のビジュアル(C)2019「天気の子」製作委員会

 新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」が、公開日となる7月19日深夜0時から東京・TOHOシネマズ新宿、大阪・TOHOシネマズ梅田で「世界最速上映」されることが6月9日、明らかになった。世界最速上映チケットは「ローソンチケット」で抽選発売される。応募期間は6月19日正午~同月23日午後11時59分。それぞれ1000人ずつの当選となる。

 同作は公開間際まで製作しているため、試写会は予定されていないという。新海監督は「この2年半、観客の皆さんに映画を手渡す日をただただ楽しみに、製作を続けてきました。ついに心待ちにしていた日です。『天気の子』を楽しんでいただけることを、心から願っています」とメッセージを送っている。

小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、梶裕貴ら 新主題歌収録の新予告も

劇場版アニメ「天気の子」に出演する(左上から時計回りに)本田翼さん、小栗旬さん、倍賞千恵子さん、梶裕貴さん、平泉成さん、吉柳咲良さん(C)2019「天気の子」製作委員会
劇場版アニメ「天気の子」に出演する(左上から時計回りに)本田翼さん、小栗旬さん、倍賞千恵子さん、梶裕貴さん、平泉成さん、吉柳咲良さん(C)2019「天気の子」製作委員会

 新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」(7月19日公開)に、小栗旬さん、本田翼さん、倍賞千恵子さん、吉柳咲良さん、平泉成さん、梶裕貴さんが声優を務めることが29日、明らかになった。約120秒の最新予告映像と新ビジュアルとなる「晴(はれ)ポスター」も公開された。

 予告映像では、ロックバンド「RADWIMPS」の主題歌「愛にできることはまだあるかい」のほか、「グランドエスケープ(Movie edit)feat.三浦透子」が初公開されている。

 「天気の子」は、天候の調和が狂っている時代、東京にやってきた家出少年・帆高、不思議な力を持つ少女・陽菜の恋を描く。醍醐虎汰朗さんが帆高、森七菜さんが陽菜の声優を務める。

 小栗さんは東京行きのフェリーで出会った帆高を住み込みで雇うライターの須賀圭介、本田さんは須賀が営む編集プロダクションで働く女子大生の夏美、倍賞さんは帆高と陽菜にある頼みごとをする老婦人の冨美、吉柳さんは陽菜の小学生の弟・凪、平泉さんは事件を追って須賀の事務所を訪れる老刑事の安井、梶さんは安井の相棒で、捜査のために帆高たちの前に現れる刑事・高井を演じる。

 ◇小栗旬さんのコメント

 「天気の子」に参加できること、とても光栄です。新海監督の作品は、美しい色彩の世界観はもちろん、普段僕たちが見ているような風景や、手にするようなアイテムが作品を彩っていて、そこに生きる人間たちの物語が、自分に近いものに感じられるのがすごいところ。前作の「君の名は。」も大好きで、映画館で号泣しました(笑い)。今回の「天気の子」はすごくストレートな話で、そこが魅力だと思います。

 “須賀圭介”という役は、そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクターで、彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとてもうれしいです。「天気の子」、期待を裏切らないすてきな作品なので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。

 ◇本田翼さんのコメント

 3年前「君の名は。」が起こした社会現象を作り上げた新海監督の最新作に参加させていただきとても光栄です。新海作品で描かれている風景の色彩が本当に美しく、私が普段見ている日常の景色が監督にはどんなふうに見えているのだろうと以前から思っていました。今回「天気の子」でも、新宿の街、高層ビルから見えるこの空を監督がどう描かれるのか、観客としてもとても楽しみです。

 そして私が演じさせていただく“夏美”についても生き生きとした女の子にしていきたいと思っています。「天気の子」は、まだ完成前ですがすでに心に響く物語です。ここからさらに私たちの声の力でこの作品を盛り上げられたらと思います。

 ◇新海誠監督のコメント

 人間がどうしても取り繕えないものが、声だと思います。しゃべる内容はもちろん、声質、息遣い、言いよどみ、語尾、すべてにその人そのものが避けようもなくにじみ出てしまう。須賀役を小栗さんに、夏美役を翼さんにお願いしたのは、だからです。

 彼らの声がキャラクターにはっきりとした血肉と心を与えてくれているアフレコの過程を、わくわくしながら楽しんでいます。「天気の子」はRADWIMPSの音楽、透子さんの歌声、醍醐くんや七菜ちゃん、小栗さんや翼さんたちの声、そして雨音、さまざまな音に満ちた映画です。劇場でその音に身を浸していただけるように、スタッフ全員で今も製作に奮闘しています。楽しみにお待ちいただけますように。

(C)2019「天気の子」製作委員会
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新海誠監督新作の主題歌に女優・三浦透子 RADWIMPS書き下ろし楽曲を歌唱

劇場版アニメ「天気の子」の主題歌を担当する三浦透子さん
劇場版アニメ「天気の子」の主題歌を担当する三浦透子さん

 新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」(7月19日公開)の主題歌の歌唱を女優の三浦透子さんが担当することが25日、分かった。同作は、「君の名は。」でも新海監督とタッグを組んだバンド「RADWIMPS」が主題歌や音楽を手がける。三浦さんは、RADWIMPSが書き下ろした楽曲のボーカルを務める。

 RADWIMPSと新海監督が再びタッグを組むにあたり、「お互い初めましての気持ちでやりましょう」「前回とは違うことをやりましょう」と話していたといい、今回女性ボーカルの起用となった。RADWIMPSの野田洋次郎さんの「僕ではない誰か女性の声で歌が入ってほしい」という発案のもと、約1年にわたり、女性ボーカルを選定するオーディションが行われ、三浦さんが選ばれた。野田さんは三浦さんについて「どんな天気をも晴れにしてしまうような圧倒的で不思議な力を持つ」と魅力を語っている。

 ◇野田洋次郎さんのコメント

 今回「天気の子」の音楽に携わらせていただくことが決まった時、いくつか僕からも提案をさせていただきました。その最初が「僕ではない誰か女性の声で歌が入ってほしい」というものでした。理由は前作とは異なる世界観にしたかったということと、女性ならではの、より大きな存在感でこの作品を包み込んでほしいと思ったからでした。そして1年ほどに及ぶオーディションをさせていただくことになりました。三浦さんの声は発せられた瞬間に、どんな天気をも晴れにしてしまうような圧倒的で不思議な力を持っていました。まだ何にも染まっていない粗削りながらも真っすぐなあの歌声で今回「天気の子」の楽曲を歌ってもらえたことは、この映画にとって幸福なことだったと思います。この作品以降も彼女がどんな歌を歌っていくのか、とても楽しみです。

 ◇新海誠監督のコメント

 役者の歌声というよりも、世界そのものの響きのような声。個人の感情を少しだけ越えたような何かを、真っすぐに運んできてくれる声。三浦透子さんの声には、そんな印象を持ちました。
 「透子さんの歌声が輝く瞬間を、この映画が輝く瞬間になるようにしよう」

 RADWIMPSとそう話しながら映画を組み立てていきました。皆さんに、映画館でその瞬間を確かめていただけたらうれしいです。

 ◇三浦透子さんのコメント

 初めて「天気の子」のチームの皆さんにお会いしたとき、この作品にかけられた時間の重み、そしてなにより皆さんの作品への愛を強く感じました。その思いを、私の声に託してくださったこと、心よりうれしく思います。2カ月ほどかけて、野田さんのディレクションのもと、ゆっくり丁寧にレコーディングをしていただきました。出来上がった曲が送られてきて、それを聴いて、私が歌って、また送られてきて、送り返して、となんだか手紙のやりとりをしているようで、とても楽しかったです。映画の中の2人をそっと見守り、そしてときにぐっと背中を押してあげるような、そんな優しい歌です。映画とともにこの楽曲が皆様に届けられる日を、楽しみにしています。

(C)2019「天気の子」製作委員会
(C)2019「天気の子」製作委員会

RADWIMPS、「君の名は。」に続き新海誠監督と再タッグ 「天気の子」の音楽担当

劇場版アニメ「天気の子」の音楽を担当するバンド「RADWIMPS」
劇場版アニメ「天気の子」の音楽を担当するバンド「RADWIMPS」

 バンド「RADWIMPS」が、新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」(7月19日公開)の主題歌や音楽を担当することが10日、明らかになった。2016年8月に公開され、大ヒットした劇場版アニメ「君の名は。」に続き、RADWIMPSと新海監督が再びタッグを組む。

 新海監督がRADWIMPSにオファーしたのは17年8月ごろで、「君の名は。」と同様に脚本段階から密にミーティングを重ねたという。アニメでは、RADWIMPSが書き下ろした複数のボーカル曲と、劇中音楽が使われる予定。主題歌の一曲である「愛にできることはまだあるかい」が流れる予告編も公開された。

 ◇RADWIMPSのコメント

 今回、新海誠監督の「天気の子」で音楽監督を務めさせていただきます、RADWIMPSです。2017年の夏、不意に監督から「脚本を読んでもらえませんか?」というメールをいただきました。僕は「喜んで読ませていただきます」と返事をしました。そこから僕たちの「天気の子」の物語が始まりました。

 現在も鋭意制作中です。前作以上にストーリー作りの場にも参加させていただき、強固なチームワークの中で作品作りができている喜びを感じています。恐らくそんじょそこらのカップルよりも頻繁に、毎日毎日新海さんとメールのやり取りをしながら作業を進めています。

 新海監督は最初に仕事をした時と何も変わらず、誰よりも真っすぐに純粋に頑固に、時に不器用に作品と向き合っています。そして各セクションのスタッフが目下全力でそんな監督を支えています。再び新しい冒険をご一緒させていただけることを誇りに思います。

 たまに心折れそうにもなりますが、(劇中に登場する)帆高や陽菜の懸命さに負けないよう自分ももがきながら作っています。この映画を見てくださる皆さんの中に、晴れやかな気持ちが広がりますように。ぜひ、楽しみにしていてください。

 ◇新海誠監督のコメント

 「君の名は。」公開からちょうど1年となる2017年8月26日に、書き上がったばかりの「天気の子」の脚本を(RADWIMPSの野田)洋次郎さんに送りました。最初は音楽オファーのつもりでもなかったのですが、この脚本から洋次郎さんの頭の中にどんな音が聞こえてくるのかを、個人的にどうしても知りたかったのです。

 その後、「愛にできることはまだあるかい」を受け取って、「これは作るべき映画になる」と強く思えました。こういう体験をしたかったのだと……。洋次郎さんに脚本を送った理由を、自分自身で深く納得してしまいました。

 RADWIMPSと再び一緒に映画を作るにあたって最初に話したのは、「お互い初めましての気持ちでやりましょう」ということと、「前回とは違うことをやりましょう」ということでした。同じことはやらず、でももっと面白いものを。一度一緒に仕事をしているからこそ、僕たちは「君の名は。」を踏まえた上で、さらに良いものを観客に届けることができるはずだと考えました。それは映画本編も同じです。前作とは違うもので、でももっと驚きと興奮の詰まった作品にすべく、今はスタッフ全員で奮闘しています。新しい物語と音楽を、楽しみにお待ちいただければとてもうれしいです。

(C)2019「天気の子」製作委員会
(C)2019「天気の子」製作委員会

新海誠監督新作の場面カット公開 美しい空、主人公&ヒロインのカットも

劇場版アニメ「天気の子」の一場面 (C)2019「天気の子」製作委員会
劇場版アニメ「天気の子」の一場面 (C)2019「天気の子」製作委員会

 2016年8月に公開され、大ヒットした劇場版アニメ「君の名は。」の新海誠監督の新作劇場版アニメ「天気の子」(7月19日公開)の場面カットが公開された。主人公の少年・帆高(ほだか)とヒロインの陽菜(ひな)が雨雲の切れ間から光が差し込む美しい空を見上げるシーンや、激しい雨の中で空を見上げる帆高、青空に浮かんでいるような姿の陽菜が描かれている。

 「天気の子」は、天候の調和が狂っている時代、運命に左右される少年と少女が、自らの生き方を選択する物語。東京にやってきた家出少年・帆高は、“祈る”ことで空を晴れにできる不思議な力を持つ少女・陽菜と出会い……という展開。

 俳優の醍醐虎汰朗(だいご・こたろう)さんが帆高、女優の森七菜さんが陽菜の声優を務める。

(C)2019「天気の子」製作委員会
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(C)2019「天気の子」製作委員会
(C)2019「天気の子」製作委員会

新海誠監督の新作「天気の子」は“どエンターテインメント” 「君の名は。」プロモーション時に着想

劇場版アニメ「天気の子」の製作発表会見に出席した新海誠監督
劇場版アニメ「天気の子」の製作発表会見に出席した新海誠監督

 2016年8月に公開され、大ヒットした劇場版アニメ「君の名は。」の新海誠監督が12月13日、東京都内で開催された、3年ぶりの新作「天気の子」製作発表会見に出席。新作について 「“どエンターテインメント”だと思います。笑えるし、泣けるし、わくわくするし、知的好奇心を刺激する作品」と紹介し、「賛否が分かれる要素もあり、チャレンジと思っています」と語った。

 今作のテーマは「天気」。「『君の名は。』が公開された16年の夏は、プロモーションが大変で。街中や飲みに行っても『君の名は。』の悪口を言う人がいたり、消耗する夏でした。そんな時、積乱雲がもくもくときれいなのを見て、積乱雲の頂上で休みたいなって思った経験が、ビジュアルにつながりました」と明かした。

 「君の名は。」は邦画史に名を刻む大ヒットとなったが、新海監督は「特にプレッシャーは感じていないです。興行的なものは、プロデューサーの仕事でしょ」とおどけていた。会見には、声優を務める俳優の醍醐虎汰朗さん、女優の森七菜さん、川村元気プロデューサー、川口典孝プロデューサーも参加した。

 「天気の子」は、天候の調和が狂っている時代、運命に左右される少年と少女が、自らの生き方を選択する物語。東京にやってきた家出少年・帆高(醍醐さん)が、不思議な力を持つ少女・陽菜(森さん)と出会い、恋に落ちる……という展開になるという。
 

新海誠監督の3年ぶり新作「天気の子」は2019年7月公開 声優に若手俳優2人を大抜てき

劇場版アニメ「天気の子」の製作発表記者会見に出席した(左から)森七菜さん、新海誠監督、醍醐虎汰朗さん
劇場版アニメ「天気の子」の製作発表記者会見に出席した(左から)森七菜さん、新海誠監督、醍醐虎汰朗さん

 2016年8月に公開され、大ヒットした劇場版アニメ「君の名は。」の新海誠監督が3年ぶりに発表する新作劇場版アニメのタイトルとキャスト、公開日などが12月13日、明らかになった。タイトルは「天気の子」で2019年7月19日に公開される。13日に東京都内で開かれた製作発表会見で、新海監督は「誰もが自分の映画だと思えるテーマが、天気だと思った。天気は僕たちの心配事だと思い立って、天気の物語になった」と企画意図を明かした。

 会見には新海監督、声優を務める俳優の醍醐虎汰朗さん(18)、女優の森七菜さん(17)らが出席。川村元気プロデューサー、川口典孝プロデューサーも参加した。

 「天気の子」は、天候の調和が狂っている時代、運命に左右される少年と少女が、自らの生き方を選択する物語。東京にやってきた家出少年・帆高(醍醐さん)が、不思議な力を持つ少女・陽菜(森さん)と出会い、恋に落ちる……という展開になるという。

 キャラクターデザインは「君の名は。」に引き続き田中将賀さん、作画監督はスタジオジブリの劇場版アニメ「猫の恩返し」(02年)などの田村篤さん、美術監督は新海監督の「言の葉の庭」(13年)などを手がけた滝口比呂志さんが担当する。

 ポスタービジュアルも公開された。空に浮いている少女が大地のような雲を見下ろし、「これはーー僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語。」というキャッチコピーがあしらわれている。

劇場版アニメ「天気の子」のポスタービジュアル (C)2019「天気の子」製作委員会
劇場版アニメ「天気の子」のポスタービジュアル (C)2019「天気の子」製作委員会