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<映画紹介>13歳の新生スパイダーマンが戦う! 新旧アニメの良さを盛り込んだ意欲作

映画「スパイダーマン:スパイダーバース」の場面写真
映画「スパイダーマン:スパイダーバース」の場面写真

 劇場版アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」(ボブ・ペルシケッティ監督、ピーター・ラムジー監督、ロドニー・ロスマン監督)が3月8日、TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。「スパイダーマン、死す」という衝撃的なエピソードで幕を開け、13歳の新生スパイダーマンが、それぞれ異次元で活躍するスパイダーマンたちと共に敵と戦い、成長していく姿を描く。実写と見紛うシーンがある一方、アメコミらしいポップな描写もあり、アニメの可能性を確実に広げたと言える意欲的な作品に仕上がっている。第91回アカデミー賞の長編アニメーション賞に選ばれた。

出典:YouTube

 スパイダーマンことピーター・パーカーの突然の訃報で、市民たちは悲しみに暮れていた。名門私立中学に通う13歳のマイルス・モラレスもその一人。彼はピーターの後を継ぐ新生スパイダーマンだが、闇社会に君臨するキングピンが時空をゆがめたことでもたらされたピーターの死を前になすすべもなく、キングピンのさらなる野望を阻止するパワーはなかった。

 そんなマイルスの前に、死んだはずのピーターが現れる。だがピーターは無精ひげを生やし、下腹が出た中年だった。ピーターはキングピンがゆがめた時空によって、別の次元=ユニバースからマイルスの住む世界にやってきたのだ。

 真のスパイダーマンになるためピーターを師と仰ぎ戦う決意をしたマイルスの前に別のユニバースから来たスパイダー・グウェン、スパイダー・ノワール、スパイダー・ハム、ペニー・パーカーと彼女が操るパワードスーツSP//drが集結。キングピンの計画を阻止し、すべてのユニバースを元に戻すことはできるのか……というストーリー。

 日本語吹き替え版は、小野賢章さんがマイルスを演じるほか、宮野真守さんがピーター・パーカー、悠木碧さんが唯一の女性スパイダーマン、スパイダー・グウェンを演じる。


 マイルスの成長物語。そこにスパイダーマンらしいクモの糸でビルからビルへと駆け巡るアクションやパトルシーン、中年ピーターの悲哀やマイルスの中学生らしい悩みなどの人間ドラマも織り交ぜ、スクリーンから一時も目が離せなかった。大迫力の音響やクールな音楽など聴き応えも十分。3Dで最先端の映像を見せられたと思ったら、コミック調の画面を織り交ぜるなど新旧のアニメの良さをバランス良く盛り込み、アニメの可能性を世界的に広げた。

 主人公のマイルスが黒人の男の子という設定は多様性を感じさせ、1950年代のカートゥーン的なキャラクター、スパイダー・ハムや日本の女子高生のようなペニー・パーカーのキャラクターも、これまでのアニメにオマージュをささげている。いろいろな要素を盛り込みながらもストーリーがすっきりとまとまっていて見応え十分。2019年の今、見るべき最先端のアニメ作品だ。(細田尚子/MANTAN) 

日本版予告編公開 新生スパイダーマンが飛び回る!

劇場版アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」のワンシーン
劇場版アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」のワンシーン

 米マーベルコミックスの人気キャラクター「スパイダーマン」が活躍する映画シリーズ最新作となる劇場版アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」の日本版予告編が12月11日、公開された。新生スパイダーマンが大都市の中を飛び回る姿や、敵と戦うシーンなどが収められ、ピーター・パーカー、スパイダーグウェンも登場している。

 また、日本版の主題歌が、ロックバンド「凛として時雨」のボーカル・ギターのTKさんのソロ名義「TK from 凛として時雨」の書き下ろし楽曲「P.S. RED I(ピーエスレッドアイ)」に決定したことも発表された。

 TK from 凛として時雨は「スパイダーマンの話が僕のところに降ってくると思っていなかったので、すごくうれしい」と語り、楽曲については「自分自身の意識をスパイダーマンにどれだけ溶け込ませられるか、というのが課題でした。ごく普通の少年が抱いている葛藤やコンプレックス……。そういったものをちゃんと自分の中にある葛藤と結びつけて、それをどれだけスパイダーマンの世界とつなげられるか、ということと、言葉遊びなどで疾走感を出したり、その中にメッセージを込めるというところをすごく意識しました」とコメントしている。

 映画は、時空がゆがめられたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界が舞台。新生スパイダーマンとして活躍する主人公の中学生マイルス・モラレス、マイルスを導く師匠のピーター・パーカー、女性スパイダーマンであるスパイダーグウェン(グウェン・ステイシー)が登場する。日本語吹き替え版では、声優の小野賢章さんがマイルス・モラレスの声を担当。宮野真守さん、悠木碧さんも声優を務める。

出典:YouTube

「スパイダーマン:スパイダーバース」日本語吹き替え版の声優に小野賢章、宮野真守、悠木碧

映画「スパイダーマン:スパイダーバース」の日本語吹き替え版で声優を務める(下段左から)悠木碧さん、宮野真守さん、小野賢章さん
映画「スパイダーマン:スパイダーバース」の日本語吹き替え版で声優を務める(下段左から)悠木碧さん、宮野真守さん、小野賢章さん

 米マーベルコミックスの人気キャラクター「スパイダーマン」が活躍する映画シリーズの最新作「スパイダーマン:スパイダーバース」(ボブ・ペルシケッティ監督、ピーター・ラムジー監督、ロドニー・ロスマン監督、2019年3月8日公開)の日本語吹き替え版に小野賢章さん、宮野真守さん、悠木碧さんが声優として出演することが12月7日、分かった。

 映画は、時空がゆがめられたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界が舞台。新生スパイダーマンとして活躍する主人公の中学生マイルス・モラレス、マイルスを導く師匠のピーター・パーカー、女性スパイダーマンであるスパイダーグウェン(グウェン・ステイシー)が登場する。日本語吹き替え版では、小野さんがマイルス・モラレス、宮野さんがピーター・パーカー、悠木さんがグウェン・ステイシーをそれぞれ演じる。