屍人荘の殺人 ニュース

神木隆之介主演で「このミス」大賞作「屍人荘の殺人」が映画化 浜辺美波、中村倫也も出演

映画「屍人荘の殺人」に出演する(左から)神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さん
映画「屍人荘の殺人」に出演する(左から)神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さん

 2018年の「このミステリーがすごい!(このミス)」大賞にも選ばれた今村昌弘さんのミステリー小説「屍人荘の殺人」が、俳優の神木隆之介さん主演で実写映画化されることが12月6日、明らかになった。神木さんはミステリー愛好会に所属する大学生・葉村譲を演じる。また、女子大生探偵・剣崎比留子役で浜辺美波さん、ミステリー愛好会の会長・明智恭介役で中村倫也さんが出演することも発表された。

 「屍人荘の殺人」は今村さんのデビュー作で、「このミス」のほか「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」でも1位を獲得。「第18回本格ミステリ大賞」にも選出され、デビュー作としては史上初の4冠を達成した。

 ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲(神木さん)は、強引に入部させられたミステリー愛好会の会長・明智恭介(中村さん)に振り回され、学内のささいな事件に首を突っ込んでは、逆に波風を立ててしまう日々を送る。そんな自称「ホームズとワトソン」の前に、同じ大学に通う剣崎比留子(浜辺さん)が現れる。彼女は警察からも信頼を得ている私立探偵で、葉村たちに音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。「今年の夏合宿で何かが起こる……」と比留子に届いた犯行予告に明智は興味津々。なぜ2人に声を掛けたのか、比留子はその理由を明かさないことを交換条件に、彼らとともに合宿地へと向かう。

 合宿地「紫湛荘」で葉村たちはフェス研メンバーたちと合流。昨年、参加者の一人が合宿後に自殺を遂げていたにもかかわらず、OBたちは気にもせず、女性陣を引き連れて意気揚々とフェスへと向かう。しかしフェス会場で彼らは、想像しえなかった事態に遭遇。なんとか紫湛荘に逃げ込み、立てこもりを余儀なくされる。そんな緊張と混乱の一夜を明かした彼らの前に現れたのは、密室で発見された、部員の一人の惨殺死体だった。しかもそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……というストーリー。

 連続ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズや「劇場版 ATARU」、「警部補 矢部謙三」シリーズを手がけた木村ひさし監督が手がけ、「TRICK」シリーズやドラマ「MR.BRAIN」「金田一少年の事件簿」などを手がけた蒔田光治さんが脚本を担当する。

 ◇木村ひさし監督のコメント

 かんばんは。木村ひさしです。

 「犯人は誰なのか」

 僕は普段、ミステリー作品を演出する時には、最後までお客様がそう思えるように考え撮影しています。

 原作をいただいた時に思ったことは、この作品はそれらには当てはまらないかもしれないということ。「屍人荘の殺人」で考えるべきことは「犯人は誰なのか」ではなく「犯人は何者なのか」。この作品が完成した時に、それが達成できていたら、この作品は間違いなく、僕の代表作になると思っています。神木さん、浜辺さん、中村さん。そして、スタッフと共に「犯人は何者なのか」、追求していきたいと思います。

 ◇原作・今村昌弘さんのコメント

 刊行以後各種のミステリーランキングや本屋大賞のノミネートなどで格別の評価をいただいた「屍人荘の殺人」ですが、まさかデビュー作が映画化になろうとは思いもよりませんでしたし、神木さん、浜辺さん、中村さんといったキャスト名を聞いた時は思わず耳を疑いました。また監督の木村さんや脚本の蒔田さんら名チームの手によって「屍人荘」がどんな進化を遂げるのか、今から楽しみでなりません。皆様よろしくお願いします。