蜜蜂と遠雷 ニュース

<インタビュー>松岡茉優&松坂桃李 「蜜蜂と遠雷」で初共演 主役として「かなり追い込まれていた松岡に松坂は…

映画「蜜蜂と遠雷」について語った松岡茉優さん(左)と松坂桃李さん
映画「蜜蜂と遠雷」について語った松岡茉優さん(左)と松坂桃李さん

 人気作家、恩田陸さんの同名小説を、女優の松岡茉優さん主演で映画化した「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)が公開中だ。今作で松岡さんは、かつて天才少女とうたわれながら、母の死をきっかけに表舞台から姿を消したピアニスト、栄伝亜夜(えいでん・あや)を演じる。その亜夜と、影響を与え合うピアニスト、高島明石を演じるのは、俳優の松坂桃李さんだ。初共演の2人に、互いの演技で感銘を受けた場面や、演じた役柄との相違点など映画にまつわる話と共に、10年後の未来像を聞いた。

 ◇松岡の謝罪を穏やかに受け入れた松坂

 「バラエティー番組でお見受けするのとは違う、女優モードに入っている松岡さんを見られたのは、すごくよかったです(笑い)」と松坂さんが今作の撮影現場での松岡さんについて語れば、松岡さんは「松坂さんが、怒ることなんてあるのかなと思った」ほど「優しくて穏やかな方」だったことを明かす。

 なんでも松岡さんは今回の現場では、亜夜という役の感情を維持することや、主役としての現場での立ち振る舞いを意識するあまり、「かなり追い込まれていた」といい、他の出演者と話をすることがほとんどなかったという。そのため作品が完成し、取材を受ける段階になり、ようやく松坂さんに「撮影中、余裕がなくてすみませんでしたとお伝えしたら、(松坂さんは)『僕も、そういうことはありますよ』と言ってくださって。松坂さんのような方でも、作品の役から出られなくなることがあるのだなと思って、とっても安心しました」と打ち明ける。

 ◇演じた役との違いは……

 映画「蜜蜂と遠雷」は、それぞれの決意を胸に秘めた若き4人のピアニストが国際ピアノコンクールに出場し、戦いの中で成長していく姿を描く。今作で松岡さんは、母の死をきっかけに表舞台から遠ざかっていたが、再起をかけてコンクールに挑む亜夜、松坂さんは今回のコンクールに年齢制限ぎりぎりで挑む、妻子がいる28歳のサラリーマンでピアニスト、明石を演じる。

 それぞれに、演じた役に自身の性格を重ねてもらうと、松坂さんは、明石と自分との違いに「行動力」を挙げ、「年齢を重ねていくと、だんだん守りに入りがちになるので、あえて自分の音楽性をもう一度示したいとコンクールに出る明石の勇気は、年齢が近い自分からしても尊敬します」と話す。

 一方、自身は周りや人の視線を気にしてしまうという松岡さんは、亜夜の周囲の空気を敏感に察知しながらも、それに感情を動かされない、「自分というものをきちんと持っている」ところに「憧れます」という。

 ◇互いの「空間把握認識能力」と「倍音」に感服

 互いの演技で感銘を受けたところを尋ねると、松坂さんが挙げたのは、松岡さんの「空間把握認識能力の高さ」。

 例えば、明石の演奏を聴いた亜夜がそれに触発され、急にピアノを弾きたくなり、空いているピアノを探し回る場面がある。そのとき、「のぞいた部屋の先には何もないんですけど、あたかも(扉の先に)人がちゃんといるかのようなお芝居をする。しかも、監督と段取りをしたあと、すぐにそれをやってみせる姿を見ると、頭の回転が速いといいますか、そこはもう純粋に、すごいと思いました」とたたえる。

 その言葉に「お褒めいただいてありがとうございます」と恐縮する松岡さんは、まさにそのシーンでの、松坂さんの「ギャップがある」演技が印象に残っているという。

 「あそこは、(松坂さんと)顔を合わせた、ほとんど初めてくらいのシーンで、明石が、『ピアノ、ありますよ』と声を掛けてくれるんです。それは、困っている人を助けようという明石の優しい行動ではあるのですが、その一方で、昔から存在を知っている亜夜に対する野次馬的な気持ちもあったように思います。(明石には)そういう、真っすぐじゃない感情もあり、音でいったら“倍音”が存在しているような方なので、そういう二つ音が聞こえるような(松坂さんの)お芝居に、とてもひかれました」と語る。

 今作での収穫を聞くと、松岡さんは「もちろん(主演)作品に対する責任や重みは常々感じていましたけど、それと同時に光栄で、自分の中で自信につながったので、大きな作品で主演をさせてもらったというこの経験こそが、収穫だったと思います」と話し、松坂さんは「皆さんと一緒にやれたということが、一番大きな収穫だと思います。俳優という仕事は、人との出会いによってもたらされるものが大きいので、僕にとっては本当に、いい財産になったと感じています」と答えた。

 ◇長い休みがとれたら

 ところで、先日開催された今作の完成披露イベントで、事務所にかけあい休みを勝ち取ったと明かしていた松坂さん。今のところ休暇中の計画は「特にない」そうで、「ゆったり過ごしたいと思っています。本当にこの10年は怒涛(どとう)だったので」と語る。どこかへ旅行する予定は、「体力があったら行きたいですね(笑い)」と語るにとどめたが、スペインには「いずれは行きたいと思っている」という。

 一方、松岡さんは、長い休みがとれたら、「世界遺産を見てみたい」そうで、別の作品で共演した俳優が世界遺産に詳しく、その話を聞いていたら、がぜん興味が湧いたという。「(訪れたら)人生観が変わるような場所もあるようなので、行ってみたいですね」と思いをはせていた。

 ◇10年後は……

 そんな2人に10年後を想像してもらうと、まもなく31歳になる松坂さんは、41歳になった自分を、「結婚して、子供がいるかなというぐらいですかね」と想像する。仕事の面では「バランスのよい俳優になっていたいと思います。舞台や映画、ドラマ、偏りなく、ジャンルもまんべんなくやっていきたいと思います。それができる環境作り」に、今後の10年間を当てるつもりだ。

 ちなみに、2009年、20歳で俳優デビューした松坂さんにとって20代は、「本当に怒涛のよう」で、「仕事の幅、作品の幅、役の幅を広げるための10年でした」と振り返る。「楽しかったですか」と聞くと、「楽しくはなかったですね」と苦笑交じりに明かすが、それでも、「“一瞬の楽しさ”はいくつかあった」そうで、その一つが、今年の日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受けたときの、事務所のスタッフの反応だという。「受賞した瞬間の(スタッフの)動画を見せてもらったら、内輪の喜び方というんでしょうか(笑い)、それがすごくうれしくて」と顔をほころばせる。そして、「そのとき、いろんな人たちが喜ぶために俳優をやり続けたいと、心から思いました」と真摯(しんし)に語る。

 一方、10年後は34歳になっている松岡さんは、「今、すごく通気性のいい仕事の仕方ができているなという日もあれば、今日はどうしてこんなにうまくいかないのだろうという日も多いので、そうしたムラをどんどん少なくして、上がり下がりの激しくない、穏やかな女性になっていたいです」と話す。そのためにも、「人との出会いを大切にして、今いる友達を大事にして、また、新しい友達も作り、尊敬する先輩方がたくさんいるので、その方々をお手本に精進していきたいと思っています」と前を向いていた。

 (取材・文/りんたいこ)

(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
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<初日舞台あいさつ>松坂桃李、“少し年配”に苦笑い 「まだ若者の輝き出したい」

映画「蜜蜂と遠雷」の初日舞台あいさつに出席した松坂桃李さん
映画「蜜蜂と遠雷」の初日舞台あいさつに出席した松坂桃李さん

 俳優の松坂桃李さんが10月4日、東京都内で行われた松岡茉優さんの主演映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)の初日舞台あいさつに出席した。同作で、妻子を持ちながらも夢をあきらめきれないピアニスト、高島明石を演じた松坂さんは、秋篠宮妃紀子さまが臨席した同作の試写会について触れ、「僕はスケジュールの都合でいなかったんですが」と悔やみながら、「ネットニュースを見たら、妃殿下が『若者3人と少し年配の』とおっしゃっていたと書いてあった。なるほどと。そういう設定だし、ありがたいなと思いつつも……」と苦笑い。「僕が一つ言いたいのは、僕と(森崎)ウィンくんは1個しか年が変わらない。まだ若者の輝きは出しておきたいという思いもチラッとある」と複雑な気持ちを語りつつ、「才能ある若者と、少し年配が頑張っている映画です!」とアピールしていた。

<初日舞台あいさつ>松岡茉優:新星・鈴鹿央士の演技力に衝撃「セリフが飛んじゃった」

主演映画「蜜蜂と遠雷」の初日舞台あいさつに出席した松岡茉優さん
主演映画「蜜蜂と遠雷」の初日舞台あいさつに出席した松岡茉優さん

 女優の松岡茉優さんが10月4日、東京都内で行われた主演映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)の初日舞台あいさつに出席した。本作で本格的に俳優デビューした鈴鹿央士(おうじ)さんについて、「リハーサルで2人で連弾するシーンがあった。セリフを一つ投げかけられたときに(私は)セリフが飛んじゃって! (本当に)初めてお芝居をしているのかと思うくらい。16年もやっている私が、セリフが真っ白になってしまうくらいの衝撃的な目力、ハートの良さ」と大絶賛した。

 鈴鹿さんは、2017年に公開された映画「先生! 、、、好きになってもいいですか?」にエキストラとして参加したことをきっかけに、女優の広瀬すずさんにスカウトされて芸能界入りした。

 この日は「緊張しています」と初々しい表情を見せ、「誕生日のような感じですね。デビュー作でここに立っているのがすごくいいなと思っています」と初日を迎えた思いを告白。「上京して半年後にクランクインした。たくさんの人と出会って、『蜜蜂と遠雷』という作品に出合って、これから僕が生きていくなかで、自分の種のような、中心になるものがこれだなと思う」と語ると、こみ上げるものがあったのが言葉に詰まる一幕も。松岡さんが「ハンカチある?」と声をかけると、照れ笑いを見せていた。舞台あいさつには、松坂桃李さん、森崎ウィンさん、石川監督も出席した。

出典:YouTube

<映画紹介>「蜜蜂と遠雷」ピアニスト松岡茉優の息詰まる演奏シーン ライバルに松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士

映画「蜜蜂と遠雷」の場面写真 (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
映画「蜜蜂と遠雷」の場面写真 (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

 女優の松岡茉優さん主演の映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)が、10月4日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。それぞれの思いを胸に、国際コンクールに出場したピアニスト4人が、互いの演奏に影響を受けながら成長していく姿を描く。松岡さんはじめ、松坂桃李さん、森崎ウィンさん、鈴鹿央士さんの迫真の演奏シーンは必見だ。

 原作は、2017年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸さんの同名小説。若手の登竜門と言われる国際ピアノコンクールに、世界各国から名うてのピアニストたちが集まった。母の死をきっかけにピアノから遠ざかっていた元天才少女の栄伝亜夜(えいでん・あや、松岡さん)。今回が最後のチャンスと年齢制限ギリギリで挑戦する妻子持ちのサラリーマンの高島明石(松坂さん)。亜夜とは幼ななじみで優勝の最有力候補・マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎さん)。今は亡き著名なピアニストに才能を見いだされた謎の少年、風間塵(鈴鹿さん)。それぞれの思いを懸けた戦いが始まる……。

出典:YouTube



 見ながら息が詰まった。4人はライバルであっても、いがみ合っているわけではない。むしろ、互いの演奏に触発され、高め合っている。ドロドロした感情もギスギスした感覚もない。それでいて、演奏が始まると見ているこちらの心がざわめき立ち、演奏が終わると同時に大きなため息が出て、その時初めて自分が緊張していたことに気付く。4人の演奏はそれぞれに独創的。歩んできた人生の差を物語る。

 ボブヘアを揺らしながら躍動感たっぷりに演奏する松岡さん、ほっそりとした指を鍵盤に走らせる松坂さん、優勝候補らしい堂々とした演奏で魅了する森崎さん、そして、心底楽しそうに鍵盤をたたく鈴鹿さん。実際に奏でるのはプロのピアニストだが、松岡さんたち4人は、ピアノの先生から運指はもとより筋肉や骨の構造といったピアニストの動きを学んで撮影に臨んだという。その迫真の演奏を、ぜひ大きなスクリーンで楽しんでほしい。(りんたいこ/フリーライター)

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松岡茉優、NHK・Eテレ「ららら♪クラシック」出演 主演映画「蜜蜂と遠雷」特集

10月4日放送のNHK・Eテレの番組「ららら♪クラシック『feat. 蜜蜂と遠雷』」に出演する松岡茉優さん(左)と河村尚子さん
10月4日放送のNHK・Eテレの番組「ららら♪クラシック『feat. 蜜蜂と遠雷』」に出演する松岡茉優さん(左)と河村尚子さん

 女優の松岡茉優さんが、10月4日午後9時に放送されるNHK・Eテレのクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」に出演する。この日の番組は松岡さんの主演映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督、10月4日公開)を特集。映画で松岡さんが演じた主人公・栄伝亜夜(えいでん・あや)の演奏を担当したピアニスト・河村尚子さんも登場し、撮影の裏話や、ピアニストと役者の相乗効果について語る。

 映画は、2017年に「直木賞」「本屋大賞」の史上初のダブル受賞を果たした恩田陸さんの同名小説(幻冬舎文庫)が原作。国際ピアノコンクールを舞台に、国内外のジュニアコンクールを制覇するも13歳で母を亡くし、ピアニストになることから逃げてきた元天才少女の栄伝亜夜(松岡さん)、妻子を持ちながらも夢を諦めきれずコンクールにエントリーした高島明石(松坂桃李さん)、音楽エリートとして超名門音楽院に在籍するマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィンさん)、今は亡き世界最高のピアニストが遺(のこ)した謎の少年、風間塵(鈴鹿央士さん)という、世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦や運命、成長を描いている。

 メインキャラクターの演奏を担当したのは、いずれも一流ピアニストたちで、番組では普段は役を意識して演奏することのない彼らが「音楽で役柄をどう表現したのか」にも迫る。また劇中オリジナル曲「春と修羅 」を作曲した藤倉大さんがテレビ電話で出演し、誕生秘話を語るほか、河村さんが「春と修羅」をフルバージョンでテレビ初披露する。

 ◇松岡茉優さんのコメント

 河村さんはすごく朗らかな方で壁が一切なく、本当に国際派の方だという印象です。私はずっと河村さんの映像を見て撮影に臨んでいたので、毎日会っていたぐらいの存在になっているんですけれど、実際には亜夜のピアノ演奏のレコーディングの時以来、お会いするのは本日が2度目でした。亜夜の音を提供してくださった河村さんは映画をどうご覧になったのだろうと不安だったので、河村さんが笑顔で「映画見ました!」とおっしゃってくださった瞬間は心底ほっといたしました。今回「春と修羅」がテレビ初放送ということで、原作ファンの方は「あの『春と修羅』が音として聞こえる」という喜びがあると思いますし、クラシックがお好きな方はもちろん、クラシックから遠い方も、先に曲を知ると映画が更に楽しめるのではと思います。

<会見>鈴鹿央士、広瀬すずがスカウトした新星 舞台あいさつしている現状「びっくり仰天ですけど…」

映画「蜜蜂と遠雷」の試写会後の会見に登場した鈴鹿央士さん
映画「蜜蜂と遠雷」の試写会後の会見に登場した鈴鹿央士さん

 女優の広瀬すずさんがスカウトしたという俳優の鈴鹿央士さんが10月2日、東京都内で行われた映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督、10月4日公開)の試写会後の会見に主演の松岡茉優さんや森崎ウィンさんらと登場。試写会には秋篠宮妃紀子さまを迎え、鈴鹿さんらが一緒に鑑賞した。

 今作が銀幕デビューとなった鈴鹿さんは、感想を求められると「信じられないですね。夢みたいと思って……」と感想を明かし、松岡さんが「昨年までは本当に岡山の高校生でしたから」と後を継ぐと、鈴鹿さんは「松岡さんと森崎さんと石川監督の隣にいるのも、びっくり仰天なんですけど……」としみじみしていた。

 今は亡き世界最高のピアニストが遺(のこ)した謎の少年、風間塵役を演じる鈴鹿さんは、松岡さんが「(紀子さまに)『鈴鹿君、今回ピアノに触るのも初めてだったんです』とお伝えしたら、大変驚かれていて……」と話すと、「練習してよかったと思って……。自分で弾きたいという気持ちがあったので」とにっこり。「努力は裏切らない、という言葉を信じました」と振り返っていた。

<会見>松岡茉優、主演作は「新しい音楽映画」と自信 “映画の神様”の「目には触れているかな?」

映画「蜜蜂と遠雷」の試写会後の会見に登場した松岡茉優さん
映画「蜜蜂と遠雷」の試写会後の会見に登場した松岡茉優さん

 女優の松岡茉優さんが10月2日、東京都内で行われた主演映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督、4日公開)の試写会後の会見に登場した。試写会には秋篠宮妃紀子さまを迎え、松岡さんは隣の席で鑑賞した。松岡さんは、同作の「私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?」というコピーにちなんで「映画の神様に愛されている?」と聞かれると、「素晴らしい傑作の原作を映画化して、主演に据え置いていただいて、それが妃殿下にまで見ていただけるような映画にむくむくと成長したこともだし、クラシック映画の概念を覆す新しい音楽映画として誕生したことを誇りに思っている」と胸を張り、「そんな映画の主演を務めたということは、まあちょっとだけ、目には触れているかな?と思います」とほほ笑んだ。

 松岡さんは妃殿下との鑑賞について「一緒に映画を拝見しているときも、そのたたずまいに言葉にならないほど感動いたしました」と喜びをコメント。また、「それはそれは緊張していた」と明かした松岡さんは、報道陣から「震えました?」と聞かれると「そうですね、勝手に震えてました(笑い)」と自身が主演した映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)を絡めて語り、場を和ませていた。会見には森崎ウィンさん、鈴鹿央士さん、石川監督も出席した。

(C)2019 映画『蜜蜂と遠雷』製作委員会
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<会見>松岡茉優、“先輩”多部未華子の結婚を祝福 「祝福の気持ちでいっぱい」

映画「蜜蜂と遠雷」の試写会後の会見に登場した松岡茉優さん
映画「蜜蜂と遠雷」の試写会後の会見に登場した松岡茉優さん

 女優の松岡茉優さんが10月2日、東京都内で行われた主演映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督、4日公開)の試写会後の会見に登場した。松岡さんは、10月1日に事務所の先輩の多部未華子さんが写真家の熊田貴樹(たかき)さんとの結婚を発表したことについて触れられると、「同じ事務所でもう10年を超えて一緒に頑張っている先輩なので、すてきなことが起こって、本当に祝福の気持ちでいっぱいです」と笑顔で、「お二人が、とてもすてきで優しくて穏やかなご家庭を育まれていくことを祈っています」と祝福した。

 ただ、松岡さんは多部さんに連絡したかと聞かれると「弊社は一切縦のつながりがなくて。多部さんにお会いしたことは人生で3回とかなんですよ……」と明かし、「だから心の中で、大きな声で『おめでとうございます!』って言っています」と語った。

 会見には森崎ウィンさん、鈴鹿央士さん、石川監督も出席。試写会には秋篠宮妃紀子さまを迎え、松岡さんらは一緒に映画を鑑賞した。

【動画】広瀬すず、スカウトした鈴鹿央士とスペシャル対談 「不思議な存在感」と演技絶賛

映画「蜜蜂と遠雷」に出演する鈴鹿央士さん(左)と広瀬すずさん (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
映画「蜜蜂と遠雷」に出演する鈴鹿央士さん(左)と広瀬すずさん (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

 映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督、10月4日公開)で、銀幕デビューを果たした俳優の鈴鹿央士さんと、鈴鹿さんをスカウトした女優の広瀬すずさんによる、スペシャル対談映像が9月27日、解禁された。映画を鑑賞した広瀬さんが、鈴鹿さんの演技について「感動しました。すごいですね。無重力な世界にいそうな、不思議な存在感でした。普段の央士くんは独特な雰囲気なんですが、(演じた風間塵と)リンクする瞬間があって、すてきでした」と絶賛している。

 鈴鹿さんは、当時通っていた高校がロケ地となったため、映画「先生、、、好きになってもいいですか?」のエキストラで参加したところ、広瀬さんの目に留まりスカウトをされた。昨年は男性ファッション誌「MEN’S NON-NO」(集英社)のオーディションでグランプリに選ばれ、同誌の専属モデルに。今年は広瀬さんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説「なつぞら」や、11月公開の映画「決算!忠臣蔵」にも出演。

 対談では広瀬さんが、鈴鹿さんをスカウトした経緯について「(映画の撮影中に)なんて顔の小さい子がいるんだろうと……と思った。顔が小さいのが目立っていた」と明かすと、鈴鹿さんは「すごく人生が3年間で変わった。映画『蜜蜂と遠雷』もあって、芸能界という世界に入って、すごくたくさんの人に出会って、人との出会いを好きになれた3年間でした」と、広瀬さんに感謝している。

 鈴鹿さんの言葉を受けて、広瀬さんは「このお仕事は、入ってすぐに好きになれる世界ではない。私自身、最初はずっと苦手意識が残っていたので。(鈴鹿さんを)3年間見ていて、“好き”に出会えたといってくれて、あの時、事務所の人に『すごい可愛い、小さい顔の子がいるんです』と、言ってよかったなと思いました。心配していたんです」と語っている。

(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
出典:YouTube

<音楽を楽しむ親子試写>松岡茉優、夢笑われ“腹立った”エピソード披露 「自分を疑わないで」

映画「蜜蜂と遠雷」の試写会に登場した松岡茉優さん
映画「蜜蜂と遠雷」の試写会に登場した松岡茉優さん

 女優の松岡茉優さんと俳優の松坂桃李さんが9月23日、東京都内で行われた映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督、10月4日公開)の「音楽を楽しむ親子試写」と題したイベントに出席。上映後、松岡さんと松坂さんは子供たちからの質問に答えた。

 松岡さんは、8歳のころから子役として活動しており、10歳の2分の1成人式で、「私は将来女優さんになって、大人からも子供からも愛される女優さんになって、将来はレッドカーペットを歩きます」と宣言すると、周囲に失笑されてしまったエピソードを披露。「見てろよって思ったんです。そのときの、人が自分の未来を信じてくれないっていうのに腹が立ってしょうがなくて……」と話し、「それは私の中でいい思い出にはならなかったけど、無事、レッドカーペットを歩かせていただいたんですね」と、映画「万引き家族」(是枝裕和監督)でカンヌ映画祭に登場したときの思い出を語った。

 「見返してやったぞ、っていう気持ち良さより、自分を疑わなくてよかったなって思いました。だから、周りが信じてくれない夢があっても、自分だけはその夢を疑わないで信じてあげてほしいなって思います」と会場の子供たちに語りかけた。それに対し松坂さんは、「この話の後に(自分の話を)するんですか(笑い)」と困惑気味に話すと、周囲は笑いに包まれた。

直木賞&本屋大賞W受賞作「蜜蜂と遠雷」が実写映画化 松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン出演

映画「蜜蜂と遠雷」に出演する(上段左から)松岡茉優さん、松坂桃李さん、(下段左から)森崎ウィンさん、鈴鹿央士さん
映画「蜜蜂と遠雷」に出演する(上段左から)松岡茉優さん、松坂桃李さん、(下段左から)森崎ウィンさん、鈴鹿央士さん

 2017年に「直木三十五賞」「本屋大賞」の史上初のダブル受賞を果たしたした恩田陸(おんだ・りく)さんの「蜜蜂と遠雷」が実写映画化されることが10月22日、明らかになった。女優の松岡茉優さんが主演を務めるほか、松坂桃李さん、森崎ウィンさん、100人を超えるオーディションの中から抜てきされた新人俳優の鈴鹿央士(すずか・おうじ)さんの出演も発表された。監督と脚本は映画「愚行録」の石川慶さんが務める。

 物語は国際ピアノコンクールを舞台に、国内外のジュニアコンクールを制覇するも、13歳のときに母を亡くし、ピアニストになることから長らく逃げてきた元天才少女の栄伝亜夜、社会人となり妻子を持ちながらも夢を諦めきれず、最後のチャンスと決意してコンクールにエントリーした高島明石、音楽エリートとして超名門音楽院に在籍し、優勝候補最有力の重圧に挑むマサル・C・レヴィ・アナトール、今は亡き世界最高のピアニストが遺した謎の少年・風間塵という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。

 松岡さんが亜夜、松坂さんが明石、森崎さんがマサル、鈴鹿さんが塵を演じる。映画は2019年秋公開。