この世界の(さらにいくつもの)片隅に ニュース

新カット追加「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が公開延期 想定以上の製作時間

公開が延期される劇場版アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のビジュアル(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
公開が延期される劇場版アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のビジュアル(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 こうの史代さんのマンガが原作の劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)に新規カットを加えた「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が公開延期されることが10月19日、明らかになった。12月に公開予定だったが、当初の想定以上に製作に時間を要し、本編完成までには数カ月単位の期間が必要と判断した。2019年中の公開に向けて製作しているという。

 「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、09年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したこうのさんのマンガが原作。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。

 劇場版アニメは16年11月に公開され、いわゆる“単館系”の作品だったが、異例のヒットを記録した。日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞に選ばれたほか、アヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門審査員賞を受賞。世界34カ国で公開され、海外でも高い評価を獲得している。日本国内では、DVDが発売されたり、配信されている現在も上映が続いており、上映期間は700日以上となった。

 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、すずが嫁ぎ先の町で初めて出会う同世代の女性リンとの交流を描いた昭和19年秋と昭和20年冬から春にかけてのエピソードなど約30分の新規シーンが追加される。

 ◇「この世界の片隅に」製作委員会のコメント(原文のまま)

 劇場アニメーション映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、2018年12月公開に向け制作を続けて参りましたが、当初の想定以上に制作に時間を要しており、本編完成までには数か月単位での期間が必要になることが判明しました。

 製作委員会としては、良質な作品をお届けすることでお客様のご期待に応えたいという考えから、公開時期の延期を決断するに至りました。現在、2019年中の公開に向けてスタッフ一同、鋭意制作中です。

 公開を心待ちにされているファンの皆様には謹んでお詫び申し上げますとともに、より魅力を増して公開される『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を楽しみにお待ちいただけるようお願い申し上げます。

2018「この世界の片隅に」製作委員会

のん「この世界の片隅に」新作は「ちょっと大人っぽいすずさん」

劇場版アニメ「この世界の片隅に」の再上映舞台あいさつに登場したのんさん
劇場版アニメ「この世界の片隅に」の再上映舞台あいさつに登場したのんさん

 女優・のんさんが8月15日、東京都内で開かれた劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)の再上映舞台あいさつに登場。12月公開予定で、同作に約30分の新規シーンを追加した劇場版アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のアフレコに、主人公のすず役として再び挑むのんさんは「これから付け足していくシーンは、ちょっと大人っぽすずさんだったりします。その部分の解釈を掘り下げて、監督と密にやっていけたらと思います」とアピールした。

 舞台あいさつには、片渕監督も登場。一足先に披露した新作の特報ナレーションで久々のすず役を演じたのんさんは「(前作から)期間が空いていたので『できるかな』と不安な気持ちがあったのですが、やっているうちに手応えを感じました」と振り返った。片渕監督は「(原作者の)こうの(史代)さんから『大人の声のすずさんですね』と言われました」と語った。のんさんは「うれしいです。そう言っていただけるとありがたいですね」と言った後で、一呼吸置いてから「褒め言葉ですよね?」と念押しし、観客を笑わせていた。

 「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したマンガが原作。戦時中、広島・呉(くれ)に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。

<動画>「この世界の片隅に」新規カット加えた別バージョン12月公開 すず役はのんが続投 特報も公開

劇場版アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のビジュアル (C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
劇場版アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のビジュアル (C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 こうの史代さんのマンガが原作の劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)に新規カットを加えた別バージョンとなる劇場版アニメ「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が、2018年12月に公開されることが7月26日、分かった。前作に約30分の新規シーンが加えられ、主人公すずの声優は女優ののんさんが続投する。特報とビジュアル、片渕監督のコメントも公開された。

 前作とは一部主題が変わるため、別のタイトルをつけた「もう一本の映画」として製作されるといい、片渕監督によるタイトル案を原作者のこうのさんが快諾した。別バージョンでは、すずが嫁ぎ先の町で初めて出会う同世代の女性リンとの交流を描いた昭和19年秋と昭和20年冬から春にかけてのエピソードや、妹すみを案じて過ごす中で迎える昭和20年9月の枕崎台風のシーンなどが追加される。

 特報では、コトリンゴさんが歌う主題歌「悲しくてやりきれない」に乗せて、指に付けた紅によってリンの横顔が描かれていく様子が映し出され、「ここではひとりぼっち、と思ってた。」というコピーが登場。続けて、「リンさんを探して。そう、うちの声が言うのが聞こえた」というすずの声が流れる内容となっている。

 「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したこうのさんのマンガが原作。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。

出典:YouTube