アルキメデスの大戦 あらすじ

アルキメデスの大戦あらすじ

 映画「アルキメデスの大戦」は、人気マンガ「ドラゴン桜」などで知られる三田紀房さんの同名マンガを実写映画化。俳優の菅田将暉さんが主演を務める。「ALWAYS三丁目の夕日」(2005年)、「永遠の0」(13年)などの山崎貴さんがメガホンをとる。菅田さんと山崎さんが映画作品でタッグを組むのは今回が初めて。

 「アルキメデスの大戦」は、三田さんがマンガ誌「ヤングマガジン」(講談社)で連載中のマンガ。舞台は1930年代の日本。アメリカとの開戦を視野に入れた大日本帝国海軍の司令部は、世界最大級の戦艦・大和を建造し、日本の国威を世界に示すという計画を立てていた。その計画に反対を唱える海軍少将・山本五十六は、大和建造を阻止するため、帝国大学100年に1人の逸材で、「アルキメデスの再来」と呼ばれる天才数学者の櫂直(かい・ただし)を引き入れる。櫂は数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる大和建造費の見積もり額に矛盾を発見し、軍部の陰謀を暴こうとする……という展開。

 映画「アルキメデスの大戦」は2019年夏公開予定。

◇主演・菅田将暉さんのコメント

 誰もが知っている戦艦「大和」から見えてくる日本人の性と数学から浮き出てくる果てしない愚かさに、僕はロマンを感じました。そのスケールは非常に映画らしく、そして夢と現実に生きる僕ら現代人に突き刺さる題材だと思います。今やらなければならない作品だと思いました。使命感を持って臨んでいきます。
 そんな緊張感の中、現場では山崎監督のニンマリ企み顔が毎日癒しです。

◇山崎貴監督のコメント

 戦艦「大和」建造計画を数学の力で阻止出来るのか?この不可能ミッションに臨む若き天才数学者「櫂直(かい・ただし)」……
 抜群に胸が高鳴るプロットを擁した原作「アルキメデスの大戦」に出会ったとき「これぞ映画だ!」と興奮したのを覚えています。
 そしてこの戦艦「大和」が抱えていた問題を考えることは、実は今の日本という国を考えることにつながるのではないかと感じました。
 日本を代表する重鎮の方々と、勢いのある若手の面々。またもや暴走する山崎組のスタッフ達。この素晴らしい仲間と共にいつも以上に熱い夏を乗り切っていきたいと思います。「大和」の巨体がスクリーンに蘇るのを楽しみにしていてください。

◇原作者・三田紀房さんのコメント

 「アルキメデスの大戦」映画化決定はとても嬉しく思うとともに、本作を選んで頂き誠に感謝いたします。
 日本を代表する山崎貴監督と豪華な俳優陣は最高の組み合わせで、今から胸が踊ります。主演の菅田将暉さんは主人公櫂直のイメージそのもので、若き天才数字者がぴったりだと思いました。
 戦艦大和や数々の軍艦、海軍の様子が最新映像でどのように表現されるのか、ワクワクしながら完成の日を待っています。多くのお客様に劇場で鑑賞して頂けるよう作品を通じてアピールしていきたいと思います。

映画「アルキメデスの大戦」のあらすじは

<映画紹介>「アルキメデスの大戦」菅田将暉主演 戦艦大和建造巡るサスペンス 山本五十六に舘ひろし

映画「アルキメデスの大戦」のメーンカット(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会(C)三田紀房/講談社
映画「アルキメデスの大戦」のメーンカット(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会(C)三田紀房/講談社

 俳優の菅田将暉さん主演の映画「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督)が、7月26日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。戦艦大和の建造が国家予算の無駄遣いだと証明するために、見積もり算出に奮闘する天才数学者の姿が描かれている。冒頭、VFXを駆使して再現された大和の映像に引き込まれ、その後に続く戦艦建造の見積もりの算出に、これほどハラハラさせられるとは思わなかった。

 原作は、マンガ誌「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の三田紀房さんの同名マンガ。1933年、日本の海軍省は欧米列強に対抗するために世界最大の戦艦建造を計画する。省内には、海軍少将・嶋田繁太郎(橋爪功さん)ら建造推進派と、海軍少将・山本五十六(舘ひろしさん)をはじめとする反対派がいる。山本は、国家予算の面から建造を阻止しようと考える。そこで白羽の矢が立ったのが、元帝国大学の数学者・櫂直(菅田さん)だった。櫂は、2週間後の会議までに見積もりを算出しようするが……。

出典:YouTube


 菅田さん演じる櫂は、実直さの中に浮世離れしたユニークさが加わり、原作の櫂とはまた別の魅力が増している。

 その櫂に、当初戸惑いと不満を覚えながら、行動を共にするうちに徐々に態度を軟化させていく海軍少尉・田中正二郎を柄本佑さんが好演。原作では出番の少なかった尾崎財閥令嬢・鏡子にも活躍の場が設けられ、浜辺美波さんが、愛らしさとしとやかさを漂わせながら魅力的に演じている。笑福亭鶴瓶さん、小林克也さん、小日向文世さん、國村隼さん、田中泯さんらも出演している。

 櫂は、建造費見積もりのために、既存戦艦に乗り込んで採寸。それを基に製図してを材料費を調べ……と、およそサスペンスとはほど遠い作業を粛々と進めていく。これが実にスリリング。2週間というデッドラインや、情報を盗み出すというスパイ的要素が緊迫感を更に高めている。

 結局、大和は造られてしまった。では、なぜ造られたのかという点でミステリー性もある。映画の冒頭で、米軍機の猛攻撃を受ける大和。やがてそれは黒煙を上げ……。それと呼応するように映画の終盤では、櫂と若い士官が言葉を交わす。会話は成り立っているが気持ちはかみ合っていない。その後に続く映像を見ながら、複雑な心境になった。(りんたいこ/フリーライター)

(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会(C)三田紀房/講談社
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