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菅田将暉、「シューマイにはからしだけ」“こだわり”明かす <公開記念舞台あいさつ>

映画「生きてるだけで、愛。」の公開記念舞台あいさつに登場した趣里さん(左)と菅田将暉さん
映画「生きてるだけで、愛。」の公開記念舞台あいさつに登場した趣里さん(左)と菅田将暉さん

 俳優の菅田将暉さんが11月10日、東京都内で行われた映画「生きてるだけで、愛。」(関根光才監督)の公開記念舞台あいさつに、主演の趣里さんらと登場。菅田さんは、初共演した趣里さんについて「(共演が)楽しかったです」と笑顔で語り、「(菅田さん演じる)津奈木(つなき)は寧子(趣里さん)が走る姿が美しいと思っているのですが、僕も趣里さんが全身を使って走る姿が美しいと思いました」と振り返った。

 舞台あいさつでは、タイトルにちなみ、“愛を感じるもの”を「○だけで、愛。」と書き込む企画も行われ、菅田さんは「焼売(シューマイ)には辛子(からし)だけで、愛。」と回答。「いろいろな食べ方があると思うのですが、僕はこれ」とこだわりを語った。菅田さんにシューマイの食べ方を聞かれた趣里さんは「私は、からしと酢じょうゆ」と答えると、「からしと酢じょうゆ? そんな“ジャンル”があるの知らなかった」と驚いていた。

 この日の舞台あいさつには、仲里依紗さん、西田尚美さん、関根監督も出席した。

<インタビュー>趣里 “葛藤の中にいる”主人公「他人事とは思えない」 ストレス解消法や結婚願望も語る

映画「生きてるだけで、愛。」に主演した趣里さん
映画「生きてるだけで、愛。」に主演した趣里さん

 女優の趣里さんが主演する映画「生きてるだけで、愛。」(関根光才監督、11月9日公開)は、うつのせいで引きこもり状態のヒロインが、ある出来事をきっかけに生活を立て直そうとする姿を描いていく。趣里さんは、演じたヒロインのことが「他人事とは思えない」と語る。どんな気持ちで役に臨んだのか。また、趣里さんの女優業に対する思いや10年後の自分について聞いた。

 ◇想像することで役作り

 映画は、うつが招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子(やすこ)が、同棲(どうせい)中の男・津奈木の元カノの出現によって、それまでの生活を変えざるを得なくなるというストーリー。原作は、作家の本谷有希子さんが、2006年に発表した同名小説。津奈木を俳優の菅田将暉さんが演じるほか、津奈木の元カノの安堂を、仲里依紗さんが演じている。

 趣里さんは、撮影に入るまでの約半年間で、「たくさん寧子のことを考えて、想像する」ことで役作りをしていった。その過程で、寧子という女性は、「(精神的に)もろくはあるけれど、毎日をちゃんと進んでいく強さはある子」で、「自分のことをどうしようもない(人間)と分かっているけれど、それを変えられない葛藤の中にいる」と感じたという。

 ◇寧子のエネルギーは「うらやましくもあった」

 そんな寧子は趣里さんにとって、「自分にも重なる部分がある」キャラクターであり、だからこそ、寧子のことが、「他人事とは思えなかった」と話す。そして、寧子のような状態は、「誰もがなりうること」であり、「普遍的な話のようにも感じました」と共感を示す。

 その一方で、寧子は、自分の感情で処理し切れないほどの出来事が起きると、衝動的な行為に走る。それは例えば、自動販売機に頭突きをくらわせたり、目覚まし時計で自分の頭を殴ったり。そういった感情表現の方法は、趣里さんとは「全然違う」というが、寧子の、自分が思ったことを口に出して言う正直さや行動のエネルギーは、「ある意味うらやましくもありました」と語る。

 ◇「ひもとかれていく感じがすごく楽しい」

 これまで、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年)での出版社社員や、ドラマ「リバース」(17年)での議員秘書の妻、今年4月期に放送された「ブラックペアン」での看護師など、さまざまな役を演じてきた。役へのアプローチはその都度、「あまり変えない」そうで、「一番は想像すること」だという。

「例えば、自分がこの状況で病院にいたらと想像すると、だんだん、なぜこの役がこういう行動をとるのかとか、その裏に抱えているものが分かってくるんです」といい、「そういうふうに考えたり、想像したりすることで、一つ一つがひもとかれていく感じがすごく楽しいです」と演じることの醍醐味(だいごみ)を語る。

 ◇「人のためになりたい」

 女優業に対して、「やっぱり仕事だから、人のためになりたいという思いがすごくあります」と力を込める。だからこそ、「作品を見て、『芸術に触れたな』とか、『なんか嫌だな、この子』でも、なんでもいいんです。最終的には、『見てよかったな』と思ってもらえるものを目指しています」と真摯(しんし)に語る。

 今回の作品に出演し、収穫は「あります」と胸を張る。それは、趣里さんが芝居を始めたきっかけと重なる。趣里さんは、幼少期からバレリーナを目指していた。しかしけがでその夢は絶たれた。そのとき見た演劇に、「こういう世界があるんだ、と救われた」という。そこから、映画やドラマ、演劇には「人に寄り添ったり、弱っている人を元気づけたりする力が絶対にある」と思うようになった。

 これまでも演じる時は、その力を信じてやってきたというが、今回は特に、「それができるかもしれないと思いながらやっていたんですね。(映画を)見て、寧子を救って、自分も救って、たとえ反面教師でもいいんです、そうなってもらえたらいいな、と強く思うことができました」と振り返る。と同時に「いろんなプロフェショナルな方が集まって、一つのものを作り、それを世に出すことの素晴らしさ」をより強く実感できたという。

 ◇ストレス解消法は?

 そんな趣里さんに、日々、美容や健康で気をつけていることを聞くと、「それがですね」と申し訳なさそうに、「私、本当に雑なんですよ(笑い)」と意外な告白が飛び出した。「性格的には面倒くさがり」だそうで、「お風呂もできれば10分で終わらせたいタイプで、メーク落としで顔を洗って、化粧水で終わり、みたいな……」と明かす。

 ただ、美容や健康には、「ストレスが一番よくないと聞いた」ため、休みができたら、大好きな京都を一人で訪れたり、ちょっと空を眺めたりするなど、「非日常を感じられるようなもの」に触れ、心を休めるようにしているという。そうすることが、「よし、頑張ろうと気持ちを切り替えられる秘訣(ひけつ)なのかなと最近気づきました」と笑顔を見せる。

 ◇10年後の自分は?

 この9月で28歳になった。10年後の自分を想像してもらうと、「物心がついた時から、将来の夢がずっとバレリーナだったんですけど、でもそれが簡単に消えちゃって……。ですから、将来を描くことがなかなか難しいんですね」と正直に打ち明ける。その上で、「お芝居をやるなんて思ってみなかったんですけど、ただそれって、サプライズもすごくたくさんあって、知らなかった自分の一面を知ることができたりして、すごく面白いなと最近になってやっと思うことができたので、将来、10年後……どうなっているんですかね」と笑う。

 「(10年後は)全然想像がつかないけど……」と考え込み始めたので、「結婚は?」と尋ねると、「全然ないんですよ。今のところはないんです(笑い)」、結婚願望も「ないです、ないです(笑い)。そういう人生もあるのか……ぐらいの感じで」とさばさばと答える。

 その上で、「でも、人生について考え込んじゃっていた時期もあるので、そう考えると、年々ちょっとずつ楽になってきていますから、10年後ももう少し、肩の荷が下りたりしているのかな、もうちょっと解放されているのかなとか、そういう期待はあります」と将来に思いをはせていた。

 (取材・文・撮影/りんたいこ)

出典:YouTube
(C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
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<映画紹介>「生きてるだけで、愛。」趣里主演 他者とのつながり方を問題提起 恋人役は菅田将暉

映画「生きてるだけで、愛。」の一場面 (C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
映画「生きてるだけで、愛。」の一場面 (C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

 女優の趣里さん主演の映画「生きてるだけで、愛。」(関根光才監督)が、11月9日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開。趣里さん演じる、うつで引きこもりのヒロインが、菅田将暉さん演じる同棲(どうせい)相手の元カノが現れたことで、外の世界と関わらざるを得なくなる姿を描いていく。自分自身をコントロールできず、時に過激な行動に出るヒロインを、趣里さんが好演している。

(C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
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(C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

 寧子(やすこ=趣里さん)が、週刊誌記者の津奈木(菅田さん)と同棲して3年になる。元々精神的に不安定な寧子は、うつ状態に突入。働きもせず、うつの招く過眠症のせいで惰眠をむさぼる日々を送っていた。そんな寧子を否定せず、優しく接する津奈木。彼もまた、書きたくもないゴシップ記事を書きながら毎日をやり過ごしていた。そんな中、寧子の前に津奈木の元カノの安堂(仲里依紗さん)が現れる……。ほかに、田中哲司さん、西田尚美さん、松重豊さん、石橋静河さん、織田梨沙さんが出演する。

 作家、本谷有希子さんの同名小説が原作。小説では存在感の薄かった津奈木が、彼もまた問題を抱える血の通った人間として描かれている。それによって、人間関係の重要性がより色濃く浮かび上がるラブストーリーになっている。

 自動販売機に頭突きをくらわせたり、津奈木が買ってきたコンビニ弁当をかすめ取ったり、せっかく始めたアルバイト先での、感情の針が一気に振り切れたときの突発的な行動……寧子の奇行の数々は、肯定はできないが理解はできる。

(C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
(C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
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 一方の津奈木は、包容力のある男性に見えて、その実、居心地の良さを求め、現実から目を背けているだけとも映る。ストレス社会、孤立社会といわれる今を生きる誰もが、寧子や津奈木のようになる危険性をはらんでいる。映画を見ながら、現在のような他者とのつながり方で大丈夫か、と問われている気がした。

 希望と絶望の間をふらふらと往来する寧子を演じた趣里さん。今年4月期に放送されたドラマ「ブラックペアン」での看護師の猫田役は鮮烈だったが、今回の寧子役もそれに引けを取らないほど鮮烈。その寧子の生活をかき乱す安堂役・仲さんの、すご味ある演技も見どころの一つだ。(りんたいこ/フリーライター)

出典:YouTube
(C)2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
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仲里依紗、夫・中尾明慶と“分かり合えた瞬間” 「ほぼ同時にLINEが…」 <の完成披露試写会>

映画「生きてるだけで、愛。」の完成披露上映会に登場した仲里依紗さん
映画「生きてるだけで、愛。」の完成披露上映会に登場した仲里依紗さん

 女優の仲里依紗さんが10月20日、東京都内で開催された趣里さんの主演映画「生きてるだけで、愛。」(関根光才監督、11月9日公開)の完成披露試写会に出席。本作のキャッチコピー「ほんの一瞬だけでも、分かり合えたら。」にちなみ、「分かり合えた瞬間」を聞かれた仲さんは「旦那さん(中尾明慶さん)が仕事終わるころかなって思って、『終わった?』って(LINEを)送ると、ほぼ同時に『終わった』ってLINEが返信されることが結構あって」と仲良しエピソードを披露した。

 仲さんは続けて「『今日、何食べたい?』ってメッセージをしても返ってこなかったから、ハヤシライスを作っていたら、『ハヤシライスが食べたかった』って(言われた)。うそかもしれないですけど、そういうことが結構あります」と話すと、会場から拍手が起こった。

 イベントには、趣里さん、菅田将暉さん、石橋静河さん、織田梨沙さん、西田尚美さん、関根監督も出席。同じ質問に菅田さんは「コンビ二に入ったら、入った瞬間に『愛が~』って俺の曲が流れたんですよ。そのときにコンビ二の店員さんと目が合って、いつの間にか、俺の曲に合わせた動きになっている瞬間が……」と話して、観客を笑わせていた。

 映画は「第154回芥川賞」を受賞した作家の本谷有希子さんの同名小説が原作。うつが引き起こす過眠症が原因で引きこもり状態の寧子(趣里さん)と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲(どうせい)を続ける津奈木(菅田さん)。津奈木の元恋人・安堂(仲さん)が現れ、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、2人の関係に変化が訪れる……という展開。

趣里、菅田将暉からバックハグ! 主演映画の新たなシーン写真公開

趣里さんの主演映画「生きてるだけで、愛。」のワンシーン(C)2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会
趣里さんの主演映画「生きてるだけで、愛。」のワンシーン(C)2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会

 女優の趣里さんの主演映画「生きてるだけで、愛。」(関根光才監督、2018年11月9日公開)の新たな劇中写真が8月10日、公開された。趣里さんが演じる寧子(やすこ)が、菅田将暉さんが演じる恋人の津奈木(つなき)にバックハグされるシーンのほか、津奈木が寧子を正面から抱きしめる場面、2人が見つめ合う姿などが写し出されている。

 映画は、「第154回芥川賞」を受賞した作家の本谷有希子さんの小説が原作。うつが招く過眠症が原因で引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲(どうせい)を続けている津奈木。そんな中、津奈木の元恋人が現れ、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、2人の関係に変化が訪れる……という展開。

 同作には、田中哲司さん、西田尚美さん、松重豊さん、石橋静河さん、織田梨沙さん、仲里依紗さんも出演している。

(C)2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会
(C)2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会
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趣里、「ブラックペアン」の“ねこちゃん”が主演映画で絶叫 菅田将暉に抱きしめられるシーンも

映画「生きてるだけで、愛。」のティザービジュアル(C)2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会
映画「生きてるだけで、愛。」のティザービジュアル(C)2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会

 今年4月期に放送された連続ドラマ「ブラックペアン」(TBS系、日曜午後9時)でクールな看護師を演じ話題となった女優の趣里さんの主演映画「生きてるだけで、愛。」(関根光才監督、2018年11月9日公開)の特報映像が7月5日、公開された。特報では趣里さんが演じる過眠症で引きこもり気味な寧子(やすこ)が絶叫して暴れながら、菅田将暉さん演じる寧子の恋人の津奈木(つなき)になだめられるシーンや、涙を流す寧子が津奈木に抱きしめられる姿などが収められている。

 映画は「第154回芥川賞」を受賞した作家の本谷有希子さんの小説が原作。物語は、うつが招く過眠症が原因で引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲(どうせい)を続けている津奈木。そんな中、津奈木の元恋人が現れ、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、2人の関係に変化が訪れる……という展開。田中哲司さん、西田尚美さん、松重豊さん、石橋静河さん、織田梨沙さん、仲里依紗さんも出演する。

 特報映像のほか、ティザービジュアルも公開された。ティザービジュアルは、趣里さんと菅田さんの横顔が並び、「ほんの一瞬だけでも、分かり合えたら」「今を懸命に生きる、不器用な男女ふたりの真っすぐでエモーショナルなラブストーリー」というキャッチコピーが添えられている。

出典:YouTube