Diner ダイナー ニュース
<公開初日舞台あいさつ>藤原竜也、真矢ミキのアクションに嫉妬 「全部かっさらって持っていく」
俳優の藤原竜也さんが7月5日、東京都内で行われた主演映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、公開中)の初日舞台あいさつに出席した。雨に打たれながらのアクションシーンを振り返り、「真矢(ミキ)先輩が入って来られると、真矢さんが全部かっさらって持っていく。真矢さんが立ち回りをすると現場で全スタッフから拍手が起こる。『待て、待て、待て』と。(自分は雨の中で)12時間くらい、朝からやって拍手のひとつもないじゃないかと」と嫉妬(しっと)交じりに語り、会場の笑いを誘った。
この日は、玉城ティナさん、窪田正孝さん、本郷奏多さん、武田真治さん、真矢ミキさん、奥田瑛二さん、蜷川実花監督も出席。今作で宝塚時代以来21年ぶりとなる男装姿を披露し、アクションにもトライした真矢さんは「年齢がいっているから、盛り上げないと死んじゃうって思われている。そういうご配慮なんです」と自虐交じりにコメント。蜷川監督は「竜也の大変なところは、みんなが『(藤原さんなら)できて当たり前だ』と思いすぎているところ。アクションもものすごく上手なんですけど、『あ、できたね』という感じ。しんどいところですね」と語っていた。
<インタビュー>藤原竜也&窪田正孝 “出会い”が俳優としての原動力に 天才シェフと殺し屋を演じた思いとは…
映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、7月5日公開)で共演した俳優の藤原竜也さんと窪田正孝さん。映画は、天才シェフで元殺し屋のボンベロが店主を務める殺し屋専用のダイナー(食堂)を舞台にしたサスペンスエンターテインメントで、藤原さんがボンベロ役で主演を務め、窪田さんがダイナーに来る殺し屋スキンを演じる。藤原さんと窪田さんに映画の撮影エピソードや俳優としての原動力などを聞いた。
◇「どれだけできるんですか」と問われている感覚
映画は、平山夢明さんのサスペンス小説「ダイナー」(ポプラ文庫)が原作。孤独な人生を送ってきたオオバカナコ(玉城ティナさん)はある日、怪しいバイトに手を出したことがきっかけで、ボンベロが取り仕切るダイナーにウエートレスとして身売りされる。カナコが来たことにより、殺し屋同士の暗黙のルールが崩れていき……というストーリー。
天才シェフのボンベロに傷だらけのスキン、子供のような外見ながら実は狂暴極まりないキッド(本郷奏多さん)……と個性的すぎる殺し屋たちが続々登場する、独特の世界観に彩られた今作。原作を読んだ藤原さんも「『これ、どこの国の話なんだ』と(笑い)。なんちゅう世界なんだ、と思いました」と当時の驚きを口にする。
藤原さん演じるボンベロは、ダイナーでの勝手な振る舞いは誰であろうと決して許さない、殺し屋たちからも一目置かれる存在。冷静沈着だがどこか狂気を秘めているような、ミステリアスな難役だ。藤原さんは、そんなボンベロにどうアプローチしたのか。「ボンベロという人物はつかみづらく、監督の(蜷川)実花さんと『難しいですね』と話していました。原作に描かれている通りに表現しても、単調になってつまらないかもしれない。だから僕らが思っている以上のテンションで演じてみたらどうだろう、と考えました」と語る。
そこで、蜷川監督はノーマルなパターンや過剰なパターンなど、数パターンを試して最もハマるボンベロを見つけるというアイデアを提案。藤原さんは「そこで幅を広げてもらったのがよかったのかなと思います」と振り返る。元殺し屋という設定については、「実花さんから、そこを意識しろという演出はなかったんです。だから、『元殺し屋だからこれだけのメンバーが僕のダイナーに集まってくるのかな』という解釈でいました」と明かす。
劇中には数々の殺し屋が登場するが、中でも窪田さん演じるスキンは、ボンベロやカナコと多く接触する重要な存在として描かれている。傷だらけの顔が特徴的なスキンを演じるため、特殊メークで同役に臨んだ窪田さんは「彼は繊細な部分もあるキャラクター。いきなり出会ったカナコにも優しく接するので、そんなに優しくしていいのかな、とも思うけど、殺し屋という職業なので、人の懐に入るのがうまいのかな、と思いながら演じていました。竜也さんやティナちゃんがスタジオにいるキッチンの世界観を見たとき、役の方向性が決まった気がしました」と説明する。
一見穏やかだが、内に狂気を帯びたスキン。窪田さんは「殺し屋って、やっぱり狂気のあるもの。ただ、静かな人もいれば荒ぶる人もいるだろうし、そこの表現は本当に難しいんですけど……。でも『(蜷川監督から)あなた、どれだけできるんですか』と問われている感覚があったので、そっち(狂気)に振ることに徹した感じでした。だけど、スキンは何かにどこかおびえているような人物。表現は一つじゃないなと思ったので、演じながら、工夫していたつもりです」と明かす。
◇“出会い”が原動力に 蜷川作品の魅力は?
蜷川監督の独特の表現方法と色彩豊かな美しい映像が印象的な「Diner ダイナー」。藤原さんは「画(え)を見たら、やっぱりきれいで、力強さがある。それが実花さんのすごさですよね。そういう部分が面白いし、カッコいいし、なるほどこう来たか、と思う。普通ではありえない部分で桜を散らしたり、雨を降らしたりして、面白い演出ですよね。すごく発想が美しい」と魅力を語り、窪田さんも「客観的に見ていて、たとえば色など、映像にすごくこだわりがある。現実とは違うズレや違和感を出すことを狙っているんだなと思いました」と同意する。
蜷川監督の作品では、初の男性主人公だ。藤原さんは蜷川監督と現場を共にし、何を感じたのか。ハードなアクションもこなさなければならない藤原さんは「アクション練習の時間を結構確保してもらっていて、今日からアクション週間か、と現場に入ると、なぜかずっと(演出で)雨が降っていたり『花をまきたい』とか(言われて)……」と苦笑し、「実花さんが『一筋縄ではいかないんだよ』と思っているかどうかは分からないけど、そういう俳優への発破のかけ方が意外で、こういう世界なんだ……と思いました」と話す。
アクションといえば、今作では窪田さんがマシンガンを乱射する姿など派手な描写も見どころのだ。そんな窪田さんにアクションを演じる思いを聞いてみると、「アクションはあくまでも芝居の一部」と前置きしつつ、「なんのために戦っているのか、そういう部分は意識している気がします」と明かす。
食堂を舞台にした今作。“食”への欲は根源的な、生きるための原動力だ。そこで、2人に仕事をする上でのそれぞれの“原動力”を聞いてみた。藤原さんは熟考したのち、「共演者との出会い」を挙げ、さらに「実花さんとも初めて組ませていただいたんですが、新しい人と新しいものを作る、ということが原動力かもしれないですね」と明かす。
そんな藤原さんの答えに、窪田さんも「僕も出会いかもしれません」と同意する。藤原さんと窪田さんといえば、過去にも共演経験があり、「デスノート」では映画版で藤原さん、テレビドラマ版で窪田さんがともに夜神月を演じるなどの共通点もある。トリッキーな役、ヒステリックな役の先には常に藤原さんがいる、という窪田さんにとって、藤原さんと今作で再び共演することも、喜びのある“出会い”だったのかもしれない。
最後に、窪田さんは「この仕事はすごく特殊だし、世に出れば出るほど何か失うもの、欠けていくもの、見えなくなるものがあったりする。ただ、役者として死にたいとかそういう大げさなことではないけれど、続けられる限りは続けたいなと思っています。一作品ごとに人と出会っていくことが、原動力かもしれないですね」と語った。
<映画紹介>「Diner ダイナー」藤原竜也がドSシェフに 豪華キャストが殺し屋役で集結 色彩豊かな映像美
俳優の藤原竜也さん主演の映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督)が7月5日から丸の内ピカデリー(東京都中央区)ほかで公開される。天才シェフで元殺し屋のボンベロ(藤原さん)が店主の殺し屋専用ダイナー(食堂)が舞台の、サスペンスエンターテインメント作。ヒロインの玉城ティナさん、ダイナーに集まる殺し屋役で窪田正孝さんら豪華キャストが集結。無国籍で非日常な世界で、振り切った演技を披露している。蜷川監督ならではの色彩豊かな美しい映像や独特の表現方法にも注目だ。
原作は平山夢明さんのサスペンス小説「ダイナー」(ポプラ文庫)。友達のいない孤独な人生を送ってきたオオバカナコ(玉城ティナさん)はある日、カウボーイ(斎藤工さん)とその恋人ディーディー(佐藤江梨子さん)が募集する怪しいバイトに手を出した。それがきっかけで、ボンベロが切り盛りする殺し屋専用のダイナーにウエートレスとして身売りされる。
心にトラウマを抱えたスキン(窪田さん)、見た目は子供でも残忍なキッド(本郷奏多さん)、ラテン筋肉系ブロ(武田真治さん)、美しい昆虫を愛するマテバ(小栗旬さん)。個性的な殺し屋の集まるダイナーで、ボンベロは絶対的な王として君臨していたが、カナコが来たことで殺し屋同士の暗黙のルールが崩れていき……。
カナコをダイナーに売り飛ばすブタ男役で金子ノブアキさん、殺し屋のマリア役で土屋アンナさん、無礼図(ぶれいず)役で真矢ミキさん、コフィ役で奥田瑛二さんらも出演している。
豪華キャストが集結した今作。殺し屋たちの名前を見ても分かるように、無国籍で非日常な世界観。各キャストが原作の雰囲気そのままに狂気に満ちたキャラクターを生き生きと演じている。中でも藤原さんはドSで冷徹でありながら、かすかに人間味も感じさせるミステリアスなボンベロを、玉城さんははかなくうちひしがれるカナコを、窪田さんは振れ幅の大きいスキンをそれぞれ好演。大音量のドヴォルザークが響き渡る中でのド派手なアクションにも引き込まれる。
毒々しい色の花にカラフルな食材やネオンなど、蜷川監督ならではの色鮮やかなビジュアルも大きな見どころで、実写ならではの魅力と言える。食堂を舞台にした作品とあって、バーガーやスフレなどの提供メニューも食欲を刺激する。(河鰭悠太郎/フリーライター)
【動画】窪田正孝、“スキンのスフレ”食し恍惚の表情… 映画「Diner ダイナー」本編映像公開
俳優の藤原竜也さんの主演映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、7月5日公開)の本編映像が7月3日、公開された。映像は、俳優の窪田正孝さんが演じる全身傷だらけの殺し屋スキンにフィーチャーしたもので、スキンが好物であるスフレを恍惚(こうこつ)とした表情で食べる様子が収められている。
映像は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ(藤原さん)が、ウエートレスのカナコ(玉城ティナさん)にスフレを差し出し、「絶対に間違えるな。これは“スキンのスフレ”だ」と念押ししてスキンのもとへ運ばせる場面から始まる。スフレを口にしたスキンは「あいつは本当に天才だよ、昔、母さんの作ってくれたスフレの話をしたら、母さんとまったく同じ味のスフレを作り上げた。そんなまねができるやつは世界中どこを探してもいない」などと、うっとりした表情で饒舌(じょうぜつ)に語る。しかし、スキンは、スフレの中に入っていた異物に気づき……という展開
【動画】藤原竜也「俺はここの王だ!!」連発 声色&リズム変えて10回以上撮影
俳優の藤原竜也さんの主演映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、7月5日公開)のメーキング映像が6月28日、公開された。藤原さん演じる主人公・ボンベロが「俺はここの王だ!!」と言い放つシーンのメーキングで、声色やリズムを変えて10回以上も同じせりふを言う姿を収めている。
蜷川監督は、このせりふの撮影は複数のパターンを撮るようにしていたといい、藤原さんは蜷川監督の撮影方法について「撮った芝居をOK、もしくはキープしてもう一つ、もう1カット、異なる感情のものを撮る、というのが多かったです。実際にどのカットをチョイスするかは監督がつなげてみてジャッジするのですが、僕としては新鮮で楽しく、何度も違うアプローチでチャレンジさせてもらいました」と振り返っている。
「俺はここの王だ!!」というせりふについて蜷川監督は「作品の方向性を決める大事なせりふなので、何パターンも撮っていて。もっと変わったパターンをやってみようかとか、あと一つなにか足すとどうなるんだろうと欲張りながら撮影をしているうちに、あんなすごいのが出てきて。結果、一番振り切れているものを使ってるんですけれど、そういう相談をしながら挑戦できたっていうのがすごく大きかったと思います」と、明かしている。
窪田正孝、全身に傷痕… 「Diner ダイナー」の殺し屋スキン劇中カット公開
俳優の藤原竜也さんの主演映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、7月5日公開)で、窪田正孝さんが演じた殺し屋“スキン”の劇中カットが6月27日、公開された。全身がすさまじい数の傷痕で覆われ、近寄りがたい雰囲気を醸し出しているシーンや、玉城ティナさんが演じる少女オオバカナコに紳士的に振る舞っている様子などが写し出されている。
藤原竜也史上“最狂”? “ドS”な主人公のキャラクター「Diner ダイナー」動画が公開
映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、7月5日公開)で、藤原竜也さん演じる主人公・天才シェフで元殺し屋のボンベロのキャラクター動画が5月30日、公開された。これまでさまざまな作品で個性的なキャラクターを演じ、強烈なインパクトと存在感を示してきた藤原さんだが、公開された動画では、藤原さん史上“最狂”ともいえるような狂気あふれる“ドS”なキャラクターを演じている。
動画では、藤原さん演じるボンベロが、「お前はここから出られない」「365日24時間休みなしで働けるか?」「俺のルールを守れるか?」と次々に冷酷なセリフを吐き捨てていく。玉城ティナさん演じるオオバカナコの顔を便器に押し付け、「舐めろ」と強制する姿や、おびえるカナコの顔スレスレに包丁を突き刺す姿も収録されている。真剣に料理と向き合うボンベロの姿や、一人銃を見つめて真剣に思い悩む姿も描かれている。
玉城ティナが“ウエートレス”カナコ役で体当たり演技 小栗旬、窪田正孝ら豪華“殺し屋”登場の予告も公開
女優の玉城ティナさんが、俳優の藤原竜也さんの主演映画「Diner ダイナー」(蜷川実花監督、7月5日公開)に出演する。映画は、藤原さん演じる天才シェフで元殺し屋のボンベロが店主を務める殺し屋専用のダイナー(レストラン)を舞台に繰り広げられるサスペンスエンターテインメントで、玉城さんは、物語の鍵を握るダイナーに売られた少女・オオバカナコ役を担当する。本予告映像とポスタービジュアルも公開された。
映画は、映像化不可能とも言われた平山夢明さんのサスペンス小説「ダイナー」が原作で、2017年8月から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)でコミカライズ版が連載されている。窪田正孝さん、本郷奏多さん、武田真治さん、斎藤工さん、佐藤江梨子さん、金子ノブアキさん、小栗旬さん、土屋アンナさん、真矢ミキさん、奥田瑛二さんら豪華俳優陣が、全員“殺し屋”役で出演する。
玉城さん演じるカナコは、日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したばかりに殺される直前、ボンベロにウエートレスとして身を買われ、ダイナーに紛れ込んだことから、物語が大きく動き始める……という役どころ。「ティナとなら心中できる」と蜷川監督自らプロデューサー陣を説得し、玉城さんが抜てきされた。玉城さんは、宙づりにされたり、水浸しになったりするなど、体当たりの熱演を見せている。
本予告映像では、ボンベロ(藤原さん)が“王”として君臨するダイナーと、そこに集まる“最狂”の殺し屋たちの姿が映し出されており、顔じゅう傷だらけの孤高の殺し屋・スキン(窪田さん)が豪快にマシンガンを放ったり、一見子供のような姿をしているサイコキラー・キッド(本郷さん)が返り血を浴びながら鉛筆を突き刺したりする場面も。
そして、“四天王”として組織に君臨するマテバ(小栗さん)がクワガタを口に入れる様子や、マリア(土屋さん)、無礼図(ブレイズ・真矢さん)、コフィ(奥田さん)らが一同に集い、一触即発のピリピリムードの“晩さん”の様子も描かれる。筋肉美を披露し、不気味なスペイン語を使うブロ(武田さん)、ハイテンションで車をかっ飛ばすカウボーイ(斎藤さん)とディーディー(佐藤さん)、不気味な仮面をかぶるブタ男(金子さん)なども登場する。
藤原竜也&蜷川実花、蜷川幸雄さんの愛弟子と娘が映画で初タッグ 平山夢明の小説「ダイナー」を映画化
マンガ化もされた平山夢明さんのサスペンス小説「ダイナー」が、蜷川実花さん監督、藤原竜也さん主演で、「Diner ダイナー」として実写映画化されることが5月15日、明らかになった。2019年公開。16年に死去した演出家の蜷川幸雄さんの娘である実花さんと、幸雄さんの“愛弟子”の藤原さんがタッグを組むのは、今回が初めて。藤原さんは、天才シェフで元殺し屋のボンベロを演じる。平山さんは「蜷川幸雄先生の愛娘、愛弟子による真剣勝負の舞台に本作が選ばれたことも意味している」と喜びを表現している。
原作は、ボンベロが店主を務める殺し屋専用のダイナー(レストラン)を舞台に繰り広げられるサスペンスエンターテインメントで、映像化不可能とも言われた作品。17年8月から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)でコミカライズ版が連載されている。
藤原さんは「蜷川実花さんとは、今回初めてご一緒させていただきますが、たくさんの可能性を試しながら、日々チャレンジさせてもらっております。実花さんは不思議な魅力をもっている監督さんです。全てをさらけ出し監督と対峙(たいじ)して1カット1カット作り上げております。僕の中でも異質な映画であり、キャラクターも独特なので、模索しながら、役に向き合っています。料理については、なかなか難しいですが、うまく監督が撮ってくれればうれしいです(笑い)。代表作の一本になるよう、スタッフと一緒に乗り切りたいと思います」とコメントを寄せている。
実花さんは、同作が映画「さくらん」(07年)、「ヘルタースケルター」(12年)に続く監督作品で「3作目、初めての男性主演、藤原竜也君と一緒にできるなんて運命を感じます」と語り、「いつか竜也と一緒に仕事をするなら、大きな作品で魂をかけた仕事をしたいと思っていました。この作品のお話をいただいた時、これだと確信しました。竜也はさすがです。圧倒的な安心感と新しい驚きを同時に与えてくれます。まだ誰も見たことがない、新しいエンターテインメント作品ができると日々実感しています。気合い入れて頑張ります!」と意気込んでいる。
また原作者の平山さんは「まったく人生、何が起きるか油断がならない。まさか自分の小説を原作に蜷川実花さんが監督をし、藤原竜也さんが主演してくださるとはいまだに信じられない。これは同時に蜷川幸雄先生の愛娘、愛弟子による真剣勝負の舞台に本作が選ばれたことも意味しているのだ。ヤングジャンプで連載中のコミック版もそうだが、私は『原作原理主義者』ではない。それぞれがそれぞれの舞台で最高のものを提供することが使命と考え、そのための改変は大いに望むところだ。蜷川版『ダイナー』が、どんな心の料理を出してくれるのか、今から待ちきれずにいる」と思いを語っている。