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<初日舞台あいさつ>野村萬斎、ぐうたら社員の次は悪役スナイパー希望 及川光博、香川照之から別の提案も

映画「七つの会議」の初日舞台あいさつに登場した野村萬斎さん
映画「七つの会議」の初日舞台あいさつに登場した野村萬斎さん

 狂言師の野村萬斎さんが2月1日、東京都内で開かれた主演映画「七つの会議」(福澤克雄監督)の初日舞台あいさつに登場。今作で主人公のぐうたら社員を演じた萬斎さんは、次に演じたい役を聞かれると「悪役めいたスナイパーをやってほしいというリクエストをいただいたりする。せりふが少なそうですが……。現代の忍びという感じですかね」と回答。同じくイベントに登場した共演の及川光博さんは「カッコ良すぎて意外性がない。宇宙人とかどうでしょう?」と別のキャラを提案されていた。

 すると香川照之さんは「弱いフェンシング部を立て直す選手はどうでしょう。どたばたコメディーで」とこちらも変わり種の役柄を提案。萬斎さんは「女子が多いほうがいい」と希望したが、香川さんは「女子はいません。多分、暑苦しい監督がいるんでしょうね」と笑って答えていた。


 福澤監督は、萬斎さんの起用理由について「今回は、圧倒的な“主役臭”がする人が必要だった。(ぐうたらなので)寝ているけれど何か“主役臭”がする役者が……」と説明。萬斎さんはちゃめっ気たっぷりに自分の腕をかぐ仕草を見せていた。舞台あいさつには、片岡愛之助さん、朝倉あきさん、吉田羊さん、北大路欣也さんも出席した。

<映画紹介>「七つの会議」池井戸作品の映画化で野村萬斎がぐうたら社員に 香川、愛之助らの演技合戦が見もの 2月1日公開

映画「七つの会議」のビジュアル (C)2019 映画「七つの会議」製作委員会
映画「七つの会議」のビジュアル (C)2019 映画「七つの会議」製作委員会

 狂言師の野村萬斎さんがサラリーマン役に初挑戦した映画「七つの会議」(福澤克雄監督)が、2月1日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。原作は人気作家・池井戸潤さんの同名小説。1話ごとに登場人物の視点が変わるオムニバス形式の小説を、長編映画でどう展開させるのか興味津々だったが、「下町ロケット」や「陸王」といった池井戸作品を数多くドラマ化してきた福澤監督が、萬斎さん演じる主人公はもとより、大勢の登場人物それぞれに見せ場を作り、見応えある作品に仕上げている。

 東京都内の中堅メーカー、東京建電。営業1課の万年係長・八角民夫(萬斎さん)は、俗に言うぐうたら社員だった。年下で敏腕営業マンの課長、坂戸宣彦(片岡愛之助さん)の叱責にも馬耳東風。その八角は坂戸をパワハラで訴える。パワハラ委員会は坂戸に異動処分を下す。社員たちは、その不可解な裁定に首をかしげるが……というストーリー。ほかに、香川照之さん、及川光博さん、朝倉あきさん、世良公則さん、鹿賀丈史さん、橋爪功さん、北大路欣也さんらが出演する。

(C)2019 映画「七つの会議」製作委員会
(C)2019 映画「七つの会議」製作委員会
(C)2019 映画「七つの会議」製作委員会
(C)2019 映画「七つの会議」製作委員会

 見る前は、八角役に萬斎さんはカッコ良過ぎると思った。しかし、会議中に居眠りをするわ、寝転がってドーナツを食べるわ……のぐうたらぶりを、無精ひげと緩んだネクタイ姿で巧みに表現。予想はまんまと覆された。他にも、八角を徹底的に侮辱する坂戸役の愛之助さん、できる社員は褒め、できない社員はとことん追い詰めるモーレツ営業部長・北川誠役の香川さんら豪華俳優陣の演技合戦に引き込まれた。とりわけ、北大路さん演じる東京建電の親会社社長・徳山郁夫が出席する“御前会議”のシーンは、列席した俳優陣の緊迫したやりとりに圧倒された。

 パワハラ騒動をきっかけに企業の闇に切り込んでいく作品。自分がもし、この物語の中に入り込んだら、果たしてどう振る舞うだろうかと、思わず考えさせられた。(りんたいこ/フリーライター)

出典:YouTube

ボブ・ディラン、野村萬斎主演映画「七つの会議」の主題歌に 新予告編も公開

映画「七つの会議」の本ビジュアル(C)2019映画「七つの会議」製作委員会
映画「七つの会議」の本ビジュアル(C)2019映画「七つの会議」製作委員会

 人気作家の池井戸潤さんの傑作小説を狂言師の野村萬斎さん主演で実写化した映画「七つの会議」(福澤克雄監督、2019年2月1日公開)の主題歌を歌手のボブ・ディランさんが担当することが11月27日、分かった。主題歌は、ディランさんのアルバム「タイム・アウト・オブ・マインド」(1997年)に収録されている「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」で、ディランさんが2016年にノーベル文学賞を受賞後、日本映画に楽曲提供するのは初めて。

 さらに、同映画の本ビジュアルと、メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴが使用された予告編も公開された。予告編では、八角が「俺が殺したんだ……」とつぶやくシーンのほか、原島万二(及川光博さん)が「みんな八角さんに関わったせいで飛ばされたんだ……」というせりふを吐く姿、坂戸が激高する姿などが収められている。

出典:YouTube

池井戸潤の「七つの会議」が野村萬斎主演で実写映画化 香川照之、片岡愛之助ら豪華キャスト集結 2019年公開

映画「七つの会議」の出演者(C)2019 映画「七つの会議」製作委員会
映画「七つの会議」の出演者(C)2019 映画「七つの会議」製作委員会

 人気作家の池井戸潤さんの傑作小説「七つの会議」(集英社文庫)が実写映画化され、狂言師の野村萬斎さんが主演を務めることが5月10日、分かった。映画は、連続ドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「陸王」(いずれもTBS系)などの伊與田英徳さんがプロデューサーを担当し、福澤克雄さんが監督を務める。さらに、香川照之さん、及川光博さん、片岡愛之助さん、音尾琢真さん、立川談春さん、北大路欣也さんの出演も発表された。野村さんが池井戸さんの小説の実写化作品に出演するのは初めて。

 映画は都内にある中堅メーカー・東京建電が舞台で、野村さんは東京建電の営業1課の万年係長・八角民夫を演じる。野村さんがサラリーマン役に挑戦のするのは初めて。また、香川さんは社内で絶対的な存在である営業部長・北川誠、及川さんはうだつが上がらない営業2課の課長だったがパワハラ騒動後、営業1課の課長に抜てきされる原島万二、音尾さんは老舗のねじ製造工場「ねじ六」の4代目社長・三沢逸郎、立川さんは東京建電の下請け会社で、新進気鋭のねじ製造会社「トーメイテック」の社長・江木恒彦、北大路さんは御前様と呼ばれる東京建電の親会社「ゼノックス」の代表取締役社長・徳山郁夫を演じる。

 「結果がすべて」という考え方が今なお続く東京建電の営業1課の万年係長・八角民夫(野村さん)はどこの会社にもいそうな“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸宣彦(片岡さん)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しかこなさず定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川さん)が進める結果主義の方針の下で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人ひょうひょうと日々を送っていた。ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった……というストーリー。映画は2019年公開。

 ◇八角民夫役の野村萬斎さんのコメント

 ようやく巡り合えた池井戸作品。そして、福澤監督とのお仕事に心から喜びを感じています。私自身、初のサラリーマン役。それでいて、八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います。今作は、登場人物たちが人生を懸けてしのぎ合う、手に汗握る物語。個性あふれる共演者の方々とのお芝居も楽しみでなりません。特に、香川さんは、芝居と古典芸能の両側の世界で生きる者として、“気”“間合い”のような独特の感覚が互いにあるように感じています。共演が本当に楽しみですね。原作をご存じの方も、そうでない方も、そのスリリングな展開を大いに堪能していただけるはずです。

 ◇北川誠役の香川照之さんのコメント

 池井戸潤・福澤克雄の両巨頭が組む作品カラーはすでに国内に幅広く浸透しているという点では、そこに出演する私に求められる役割はほぼ確定していると言ってもいいのだが、主演の野村萬斎という鬼才と福澤との融解、 あるいは彼と池井戸ラインとの化学反応こそは、私が現場で土下座してでも盗み見たい最大の焦点だ。相変わらず男くさいキャストが満載のこの福澤組に、どんなたおやかな風を野村萬斎は吹き込むのか?

 ◇原島万二役の及川光博さんのコメント

 「半沢直樹」以来の池井戸作品の出演となります。 いただいた脚本がとにかく面白く、今作の一部として機能できることにワクワクしています。 私が演じる原島は有能な人間ではありませんが、人を思いやる中間管理職。 野村萬斎さんの演じる“居眠り八角”に翻弄(ほんろう)されながらも会社内の謎に迫っていきます。 ご鑑賞くださる皆様に、ぜひ感情移入していただきたいですね。

 ◇坂戸宣彦役の片岡愛之助さんのコメント

 今回のオファーをいただいた時、「七つの会議」は池井戸さんの作品だと知っていましたので非常にうれしく、ぜひ!という感じで受けさせていただきました。 今回演じる坂戸という役柄は、仕事ができてとても優秀なのですが、ノルマ達成に強すぎるほどの責任感とプライドを持っています。強引な面がある一方で、みんなで仕事を頑張ろうという熱意も持っている人間なので、裏と表をうまく出せればと思っております。今回共演する野村萬斎さんとはプライベートで仲良くさせていただいておりますが、仕事をご一緒するのは初めてです。同じシーンが多いのでリラックスして撮影をすることができております。香川さんは歌舞伎の舞台でご一緒することがあるので、いろいろなお話ができ楽しませていただいております。北大路さんは若い頃から可愛がってくださり、今回ご一緒できることが幸せです。

 ◇三沢逸郎役の音尾琢真さんのコメント

 「陸王」に続いて、池井戸先生の作品にまた出演できて幸せです。私の役は、ネジ作りを代々続ける零細企業の社長ということで、発注元の大会社に負けじとプライドを持って働く様を、しっかりスクリーンに映し出していきたいです。今回発表の出演者の皆様とご一緒にできるのを楽しみにしております。

 ◇江木恒彦役の立川談春さんのコメント

 狂言師、歌舞伎役者、アーティスト、ちょっぴり落語家も。相変わらず福澤組のキャスティングは一筋縄では収まりきりませんね。 作品のテーマは「義」だと思っています。人としての義、時代に沿って変化していく義とはなんぞや。考えても答えのでないことを考えることは愚と呼ばれる時代なのでしょうが、その行いは池井戸作品の大事なテーマの一つだと思うのですが。 ご期待下さい。

 ◇徳山郁夫役の北大路欣也さんのコメント

 「半沢直樹」以来、久しぶりの福澤監督演出になります。テーマがテーマなので今から緊張しております。