累-かさね-あらすじ
映画「累-かさね-」は、「イブニング」(講談社)で連載中の松浦だるまさんの人気マンガ「累-かさね-」を実写映画化。女優の土屋太鳳さんと芳根京子さんがダブル主演する。
映画「累-かさね-」は、伝説の女優を母に持つ淵累(芳根さん)は、天才的な演技力を持って生まれながらも、自らの醜い容貌を恨み続けて生きてきた。一方、美貌を持ちながらも、花開かずにいる舞台女優・丹沢ニナ(土屋さん)は、とある理由から女優として大成することに異常な執念を募らせていた。“美貌”と“才能”、互いの足りない部分を埋めるように導かれ、出会った2人は反発しながらも互いの目的のため、累の母親が残したキスした相手と顔を入れ替えることができる不思議な力を秘めた口紅の力を借りて、入れ替わることを受け入れる……というストーリー。
土屋さんは美貌を持ちながらも演技に悩む女優・丹沢ニナを、芳根さんは天才的な演技力を持ちながら自らの醜い容貌に強いコンプレックスを感じている淵累(ふち・かさね)を演じる。劇中では、2人はキスをすると“顔が入れ替わる”という設定で、土屋さんはニナの顔になった累、芳根さんは累の顔になったニナも演じる。また、芳根さんは累の容貌に近づくために特殊メークを施すという。
ドラマ「僕のヤバイ妻」や映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」などの黒岩勉さんが脚本を担当し、映画「キサラギ」や「ストロベリーナイト」などの佐藤祐市監督がメガホンをとる。
土屋太鳳さんのコメント
演技というものは、実は普段の生活の中で、どんな人も繰り返していると思うのです。理想と現実を埋める方法だったり、思いを伝える手段だったり。でもそれが本当の自分を隠すためのものならば、しあわせに決して辿り着けない闇の魔法のようでもあります。「累-かさね-」が描くのは、その闇に手を伸ばす禁断の世界。そこに何があるのか、監督はじめスタッフの方々、キャストの方々と一緒に思いきり堕ち、確かめたいと思います。そして女優として、「累-かさね-」の闇に酔いしれたいと思います。
ーー芳根さんの印象について
芳根さんの瞳は近くで拝見すればするほど本当にキラキラと美しくて、多くの人に愛され守られているかたなのだなと実感します。そんな芳根さんと演技とはいえ入れ替わってよいのだろうかとドキドキしていますが、同時にとても光栄ですし、すごく楽しみでもあります。今はまだ稽古という場と役という人格を通してしか時間を御一緒していないので、これからたくさんの感情を共有させていただき、ひとつになっていけたらと願ってます
◇芳根京子さんのコメント
「累-かさね-」の世界観に入るのが楽しみでもあり、撮影期間、自分はどうなってしまうのだろうと恐怖感もあります。二役を演じるのは初めての経験なので、想像するだけでも大変なものだと思いますが、土屋さんとご一緒にお芝居出来る喜びを噛み締めながら、累とニナを丁寧に創り上げていきたいです。
メイク・衣装など沢山の力をお借りしながら、今までとは違う姿をお見せできるよう、そして自分自身も新たな自分を見つけられるよう、全力でぶつかっていきたいと思います。爆発します!
ーー土屋さんの印象について
小柄でほんわかしているのに、ものすごくパワーの溢れる方で、とても心強いです。「頑張ろうね」と優しく手を握ってくださって嬉しかったです。
沢山頼ってしまうと思いますが、支え合いながら累とニナを創りあげれるよう私も頑張ります。
スタッフ
原作:松浦だるま(累-かさね-)▽監督:佐藤祐市▽脚本:黒岩勉
累-かさね-キャスト
土屋太鳳▽芳根京子▽横山裕(関ジャニ∞)▽檀れい▽浅野忠信
主題歌
Aimer「Black Bird」
公開日
2018年9月7日公開