クソ野郎と美しき世界

  • スタッフ:
    「ピアニストを撃つな!」(園子温監督&脚本)▽「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督&脚本)▽「光へ、航る」(太田光監督&脚本)▽「新しい詩(うた)」(児玉裕一監督&脚本)
  • キャスト:
    稲垣吾郎▽香取慎吾▽草なぎ剛
  • 公開日:
    2018年4月6日公開
UPDATE

クソ野郎と美しき世界あらすじ

 映画「クソ野郎と美しき世界」は、稲垣吾郎さん出演の「ピアニストを撃つな!」(園子温監督&脚本)、香取慎吾さん出演の「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督&脚本)、草なぎ剛さん出演の「光へ、航る」(太田光監督&脚本)、「新しい詩(うた)」(児玉裕一監督&脚本)の四つのエピソードで構成。浅野忠信さん、満島真之介さん、馬場ふみかさんらも出演する。

スタッフ

「ピアニストを撃つな!」(園子温監督&脚本)▽「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督&脚本)▽「光へ、航る」(太田光監督&脚本)▽「新しい詩(うた)」(児玉裕一監督&脚本)

クソ野郎と美しき世界キャスト

稲垣吾郎▽香取慎吾▽草なぎ剛

クソ野郎と美しき世界公開日

2018年4月6日公開

香取慎吾、ヒットしたら続編も? 「皆さんに懸かっています」と観客に呼びかけ <完成披露初日舞台あいさつ>

オムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」の完成披露初日舞台あいさつに登場した(左から)香取慎吾さん、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、太田光監督
オムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」の完成披露初日舞台あいさつに登場した(左から)香取慎吾さん、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、太田光監督

 香取慎吾さん、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さんが4月6日、東京都内で行われた3人が出演するオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」の完成披露初日舞台あいさつに登場。2週間限定公開の今作は、司会から「15万人動員がヒットのボーダーライン」と伝えられると、香取さんは「2週間15万人でヒットですか? そうすれば次につながりますか?」と発言。「皆さんに懸かっています!」と観客に呼びかけ、続編に意欲を見せた。

 イベントでは、お互いの演技を見た感想を語り合った。香取さんが「トップバッターの吾郎ちゃんのところはうらやましかったですね。勢いのある疾走感とか」と話すと、稲垣さんは「香取くんの慎吾ちゃんという役も、静かな慎吾ってなくはないけど、新しいなって思っていて、新鮮でした。草なぎくんの役も分かりやすく“クソ野郎”で」とコメント。草なぎさんは「(稲垣さんと香取さんの役名が)ゴローと慎吾ちゃんなのに、僕だけなぜか工藤オサムで訳が分かんなくて(笑い)。でも見るとまとまっているなって、不思議な世界観でよかったですよ」と話していた。

 イベントには各エピソードを担当した園子温監督、山内ケンジ監督、お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光監督、児玉裕一監督も登場。太田監督は終始暴走気味で、草なぎさんらにいなされたり、「今日、オフィス北野を辞めてきたので」と時事ネタを盛り込んだギャグで会場をかき乱し、3人をタジタジにしていた。

 映画は、稲垣さん出演の「ピアニストを撃つな!」(園監督)、香取さん出演の「慎吾ちゃんと歌喰(ぐ)いの巻」(山内監督)、草なぎ剛さん出演の「光へ、航る」(太田監督)、3人が出演する「新しい詩(うた)」(児玉監督)の四つのエピソードで構成。浅野忠信さん、満島真之介さん、馬場ふみかさんらも出演する。

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<映画レビュー>「クソ野郎と美しき世界」稲垣・香取・草なぎが出演 園子温監督らとタッグを組んだ4編のオムニバス

映画「クソ野郎と美しき世界」の一場面 (C)2018 ATARASHIICHIZU MOVIE
映画「クソ野郎と美しき世界」の一場面 (C)2018 ATARASHIICHIZU MOVIE

 元SMAPの稲垣吾郎さん、香取慎吾さん、草なぎ剛さんの3人が出演する四つのエピソードによるオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」が、2018年4月6日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほか全国86(やろう)館で2週間限定公開。稲垣さんが「愛のむきだし」などで知られる鬼才・園子温監督と、香取さんが舞台「トロワグロ」で岸田國士戯曲賞を受賞した山内ケンジ監督と、草なぎさんがさまざまな分野で才能を発揮しているお笑いコンビ「爆笑問題」の太田光監督とタッグを組んだ3編に、気鋭の映像ディレクター児玉裕一監督がメガホンをとり、オールキャストが出演するエピソードを加えた計4編のオムニバス作だ。

 稲垣さん主演のエピソード1「ピアニストを撃つな!」(園監督)は、全力で走る女フジコ(馬場ふみかさん)とフジコを追う不気味なマスクをした極悪人、大門“マッドドッグ”(浅野忠信さん)の2人が向かう先には天才ピアニストのゴロー(稲垣さん)がいた……というアクション。満島真之介さんがマッドドッグの子分、ジョーを演じている。

 香取さん主演のエピソード2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内監督)は、歌を食べて生きる少女「歌喰(ぐ)い」(中島セナさん)と歌えなくなったアーティスト(香取さん)の不思議な関係を描いたファンタジー。

 草なぎさん主演のエピソード3「光へ、航る」(太田監督)は、失った息子の右腕を探す旅を続ける夫(草なぎさん)と妻(尾野真千子さん)。2人が沖縄の海で出会ったのは……という広い意味での愛を描いている。

 そしてオールキャストが「クソ野郎★ALL STARS」として出演し、夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロアで繰り広げられるショーが描かれるミュージカル「新しい詩(うた)」(児玉監督)という四つのストーリーですべての物語がつながる。

 恋に落ちたピアニスト、歌を食われたアーティスト、息子を亡くした父親という一癖も二癖もあるキャラクターたちが迷い込んだ美しき世界とは……。3組の現場は色彩にあふれ、3人はその中で、演じるのが楽しくて仕方がないという表情で演技をしていた。試写がないため、完成した作品がどのようになっているかは分からないが、この作品を鑑賞すれば、3人のこれからの“新しい地図”が見えてくるに違いない。最終エピソードはミュージカルになるというので3人の歌う姿が見られるかもしれない。

 なお今作の「POP UP SHOP」が東京・帝国ホテルプラザで4月20日まで開催している。(細田尚子/MANTAN)

(C)2018 ATARASHIICHIZU MOVIE
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稲垣吾郎「草なぎには負けねえぞ!」 香取とは友好関係? 元SMAPの映画「クソ野郎と美しき世界」現場リポート

映画「クソ野郎と美しき世界」の一編「ピアニストを撃つな!」の撮影現場で取材に応じた稲垣吾郎さん
映画「クソ野郎と美しき世界」の一編「ピアニストを撃つな!」の撮影現場で取材に応じた稲垣吾郎さん

 稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの元「SMAP」の3人が出演する四つの短編によるオムニバス構成の映画「クソ野郎と美しき世界」(4月6日公開)で19日、稲垣さんが出演するエピソード「ピアニストを撃つな!」の東京都内での撮影の合間に稲垣さん、浅野忠信さん、満島真之介さん、馬場ふみかさん、園子温監督が会見した。稲垣さんは周囲にたき付けられる形で「草なぎには負けねえぞ!」とぶち上げたが、即座に「慎吾ちゃんとは友好関係で」とフォローも忘れなかった。

 映画は、稲垣さん出演の「ピアニストを撃つな!」(園監督&脚本)、香取さん出演の「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督&脚本)、草なぎさん出演の「光へ、航る」(太田光監督&脚本)、3人が出演する「新しい詩(うた)」(児玉裕一監督&脚本)の四つのエピソードで構成。

 稲垣さん出演の「ピアニストを撃つな!」は、全力で走る女フジコ(馬場さん)とフジコを追う不気味なマスクをした極悪人、大門“マッドドッグ”(浅野さん)の2人が向かう先には天才ピアニストのゴロー(稲垣さん)がいた……という展開。満島さんはマッドドッグの子分、ジョーを演じている。園監督は「ストーリーは現実的だけど、雰囲気は近未来」と表現した。

 園監督は「太田光には負けねえぞ!」と太田監督からの挑戦状に受けて立つ形でコメント。「ものすごくいいバイブレーションで撮影している」と言い、「従来の吾郎ちゃんのイメージを尊重しつつ、ちょっときわどい感じにしている。しょっぱなシャワーシーン。そういったいろんな挑戦をしています」と明かした。

 それを受けて稲垣さんも「(太田監督の作品で主演している)草なぎには負けねえぞ」とリップサービス。その後、「(3人のプロジェクト)『新しい地図』で初めての作品。浅野さん、満島さんら皆さんに賛同していただいて。うれしいこと。記念すべき第1弾なので素晴らしい作品に仕上げたい。メモリアル的な、忘れられない作品にしたい」と意気込みを語った。

 園監督について、稲垣さんは「コスチュームも新鮮。自分の部屋という設定でピアノと真っ赤なバラなど好きなものに囲まれていて癒やされます。監督とは以前、(稲垣さん出演のトーク番組「ゴロウ・デラックス」で)映画の話をいろいろとさせていただいた。そのときに『映画に出させてください』と言って、それが実現してよかった。ワイルドでちょっと怖いイメージを持っていたけれど、現場でお会いすると、少し女性的な部分もあったり、中性的な部分も感じた。現場も体育会系でもないですし」と話し、監督の現場は「急に本番だったり、リズム感はいままでの監督と違う」と新たな”セッション”を楽しんでいる様子だった。

 ◇近未来? 斬新な衣装やメーク

 キャストは独特の世界観を持つ衣装やメークで会見に臨んだ。浅野さんは髪を逆立て眉毛をなくした“魔人”のような雰囲気。満島さんは金髪に緑を入れ、後頭部の髪を半分刈り上げてそこに文字が入っているという斬新な髪形で、稲垣さんから「他の仕事とか大丈夫?」と心配されるほど。また、馬場さんはショッキングピンクのブラに上着を引っ掛け、同じ色のミニスカートに黒のニーハイブーツというセクシーな衣装で、稲垣さんは「今日、接近するシーンを撮影するので、朝からドキドキでした」と語った。

 18日にクランクインし、5日間ほどで撮り上げるという。映画は4月6日から2週間限定で公開。

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香取慎吾、改めて「歌いたい」 元SMAPの映画「クソ野郎と美しき世界」現場リポート

映画「クソ野郎と美しき世界」の一編「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」の撮影現場で取材に応じた香取慎吾さん
映画「クソ野郎と美しき世界」の一編「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」の撮影現場で取材に応じた香取慎吾さん

 元SMAPの3人が出演する四つの短編によるオムニバス構成の映画「クソ野郎と美しき世界」(4月6日公開)で、香取慎吾さんが出演するエピソード「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」の撮影の模様が先日、報道陣に公開された。“歌を食べられてしまう”というアーティスト、香取慎吾役を演じた香取さんは「当分歌ってないな、と。(配信番組の『72時間ホンネテレビ』で)昨年11月に歌ったけど、あのときは必死に歌っていたので、最近気持ちよく歌ったことはない」と言い、「歌は欠かせないもの」と改めて歌の大切さを感じ、「歌いたい」と本音をもらした。

 映画は、稲垣吾郎さん出演の「ピアニストを撃つな!」(園子温監督&脚本)、香取さん出演の「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督&脚本)、草なぎ剛さん出演の「光へ、航る」(太田光監督&脚本)、3人が出演する「新しい詩(うた)」(児玉裕一監督&脚本)の四つのエピソードで構成。浅野忠信さん、満島真之介さん、馬場ふみかさんらも出演する。

 香取さん出演の「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」は、歌を食べて生きる少女「歌喰(ぐ)い」(中島セナさん)と歌えなくなったアーティスト(香取さん)の不思議な関係を描いている。舞台「トロワグロ」で岸田國士戯曲賞を受賞した山内監督がメガホンをとった。

 香取さんは「音楽は気分が晴れやかだったりしたときに聴いたりするけれど、しばらく音楽を聴いてない時期もあって。久しぶりに聴いたらいいなって。絵を描くのと同じで、音楽を聴きたいときはヘッドホン出してきて、『今、俺すごく調子いいんだな』と感じる」と自身の精神状態のバロメーターになっているようで、最近も「よく聴いてます。『ぼくのりりっくのぼうよみ』とか」と明かした。

 ◇自身の絵に囲まれて「刺激を受けた」

 山内監督とはSMAPの短編企画で17年前にタッグを組んだ経験もあり、「17年前も慎吾役だった。久しぶりに会えるなということで、(本人役も)そんなにえっ(意外)という感じにならなかった」という。本人役については「普段からあまり役に対して考えない方だけど、香取慎吾役なのいつも以上に何も考えてない」と自然体で役に臨んだ。

 公開されたセット「慎吾の部屋」には、香取さん自身が描いた絵が室内に所狭しと飾られていた。それらの絵は山内監督が「香取さんのアトリエに呼んでいただいて。膨大な量がある中で、選ばせていただいた」というもの。香取さんは「個展もやったことがないので、いつもとは違う場所に自分の絵が集まっているのを見て、自分の絵からこんなに刺激をうけるんだ、絵を描きたいと思った」という。

 「歌喰い」役の中島さんは2006年2月生まれの12歳。モデルとして活動しており、今回が演技初挑戦となる。山内監督は「雑誌で見かけて、ビジュアルがいい。お会いしたら全然笑わない。この役にぴったりだと思った」と起用理由を説明した。

 香取さんは、中島さんについて「僕が仕事を始めたくらいの年なので……。現場で緊張してそうだけど、彼女の雰囲気がそうなのかしっかりどっしり現場にいる感じ」とその存在感を認めていた。香取さんに対してどう思うかと聞かれた中島さんは「(演技が)すごくうまい」と一言。すると香取さんは「すごい! 褒められた」と喜んでいた。中島さんは絵を描くのも好きだといい、セットに置かれた香取さんの絵の中で魚を描いた絵が「好き」と明かした。

 ◇他の2人の作品はストイック

 「クソ野郎と美しき世界」に出演する他の2人の作品について、香取さんは「台本は見ました。本当にそれぞれ全然違いますね。僕はセナちゃんと歌が食われる作品を楽しくやってますけど。他の2人の作品は、ストイックに現場もピリピリするような内容で、短期間で仕上げるとなると2人ともぐったりするんじゃないかと。全部が合わさって、いい作品になると思う」と完成を心待ちにしていた。

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草なぎ剛「全米も泣きます」 元SMAPの映画「クソ野郎と美しき世界」の現場&会見リポート

映画「クソ野郎と美しき世界」の一編「光へ、航る」の撮影現場で取材に応じた(左から)「爆笑問題」の太田光さん、尾野真千子さん、草なぎ剛さん
映画「クソ野郎と美しき世界」の一編「光へ、航る」の撮影現場で取材に応じた(左から)「爆笑問題」の太田光さん、尾野真千子さん、草なぎ剛さん

 元SMAPの3人が出演する四つの短編によるオムニバス構成の映画「クソ野郎と美しき世界」(4月6日公開)で、草なぎ剛さんが出演し「爆笑問題」の太田光さんが監督するエピソード「光へ、航る」が2月14日にクランクインし、撮影の模様がマスコミに公開された。草なぎさんは「愛すべき仲間たちと映画を作れるので本当に楽しい。タイトル通り、いろいろはちゃめちゃですけど、最後はいいもの、温かいものを持って帰ってもらえるような映画だと思います」と笑顔を見せ、「フルスロットルで駆け抜けて最高の作品を作りますので期待していてください!」とメッセージを送った。

 埼玉県内で行われた撮影では、草なぎさん演じるオサムと女優の尾野真千子さん演じる妻の夫婦による終盤のシーンや、息子・航(ささきゆうたさん)と妻がキャッチボールするシーンを収録。大きな声を張り上げてキャッチボールをする尾野さんは、実は「初めて」と本人が言うように野球経験がなかったが、監督&脚本を担当した太田さんも「練習でも最初からきれいに投げられて、本当にやったことないんですかというぐらい。びっくりした。勘がいいんですね」と絶賛した。

 撮影の合間に草なぎさん、尾野さん、太田さんが取材に応じた。クランクインした心境を、太田さんは「ほとんど撮り終えた気分です(笑い)。重要なシーンは全部終わったので、あとはもう成功を確信しています」とジョークを交えて切り出し、「天気にも恵まれて、日本の映画史上に残る名シーンが早くも一発目で撮れちゃったので、もう自分はいなくてもいいんじゃないかな、と。全米が泣くと思います」と笑いを誘うほど、手応えを感じている様子だった。

 聞いていた草なぎさんも、「尾野真千子ちゃんという可愛い少女、現実に天使が舞い降りたぜみたいに、きらびやかな日光を浴びた(髪の)キューティクルがとてもすてきだなと」とちゃめっ気たっぷりに話し、「先ほど撮ったシーンは本当、映画を見たときに、『なるほど。さすが太田監督は天才だな』って言わしめるシーンになっているんじゃないかなと思います。全米も泣きます(笑い)。最高でした」と絶賛する。

 ◇バラエティー番組では見られない監督しての太田

 太田監督の印象について、草なぎさんが「僕らも歌を書いてもらったり、(太田さんは)本も書いていたりして、芸術的なセンスは抜群な方で、優しい方だなと思っていますが、その裏返しだったりするところがある」と切り出し、「バラエティーでは接していますが、監督しての太田さんは初めて。リハーサルから監督の顔になっていると感じたので、すごく楽しみです」と期待をにじませる。

 しかし、「撮りたい画(え)も、(太田さんが)自分でめちゃくちゃへたくそなコンテを描いていて、僕が見た中では監督史上、一番へたくそなコンテを描かれる監督(笑い)」と暴露するも、「ほとんど棒と丸で描いてあるコンテなんですけど、それはそれで味わい深いものがあり、ちょっと予想がつかないところもありつつ、監督の顔をしている太田さんだったりとかするので、興味が尽きないです」とフォローも忘れない。

 笑いながら「へただった」とうなずいた尾野さんは、「ストレートに芝居のことを話してくれて、自分の考えというものを伝えてくれるので、芝居としてもどういうことをやりたいというのがすごくよく分かり、やっていても楽しい」と称え、「(本業の)映画監督という人たちとはまた違った世界観をお持ちだと感じたので、それは自分の中にちゃんと取り入れていきたいなと思いました」と刺激を受けていることを明かす。

 「うれしいですね」と照れくさそうにする太田さんは、「僕はいつも(相方の)田中(裕二さん)としかやっていなくて、コントをやるとき田中は何もできない。尾野さんは打てば響くというか、言う前から予想以上のことをやってくれるので、やっぱり女優さんってすごいと改めて感心しています」と尾野さんの印象を語る。

 ◇太田監督から見た俳優・草なぎ剛

 草なぎさんについては、「剛くんはSMAPのころから、よく知っているというか。あっSMAPって言っていいのかな(笑い)。さっき少し撮っただけで、こういっては失礼だけど、剛くんの表情がすごく大人になったんだな、カッコいいなっていう」としみじみと振り返り、「尾野さんは尾野さんで子役とのシーンを上手にリードするし、剛くんは剛くんで尾野さんをうまく少女に戻してくれる。自分が演出するとかいうレベルじゃないんだなと思いました」と感心する。

 映画「クソ野郎と美しき世界」には、稲垣吾郎さん、香取慎吾さんが出演するエピソードもあり、草なぎさんは「もともと始まりが3人で『映画やりたいな』って話していたので、いい意味で刺激し合って、(稲垣さんと香取さんの)2人に負けないというか、2人もそう思っていると思う」と明かし、「今まであまり見たことがないような、いろんなエンターテインメント性が含まれている作品になるんじゃないかなって思うし、本当に映画好きの方が集まって作っている映画だな、と」と充実感をにじませる。

 今後も関東近郊で撮影が続くが、「吾郎さんと慎吾ちゃんの作品も気になるし、最後またエピソード4で話がつながっていくというのも素晴らしい。いい仲間と一緒に作っている映画という感覚なので、出来上がりがそれぞれ楽しみです」と話すと、太田さんも「見終わった後、すがすがしい感じになると思う。さっき撮っていたのは終盤の方のシーンですが、自分の中では映画を見終わった感じ、名画を見たなという感じなので、期待できるというか、これから撮るシーンもこの感じでうまくいくという手応えがある。私にとって“過去最高の自信作”です(笑い)」と独特の表現で自信をのぞかせた。

 映画は、稲垣さん出演の「ピアニストを撃つな!」(園子温監督&脚本)、香取さん出演の「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」(山内ケンジ監督&脚本)、草なぎさん出演の「光へ、航る」(太田光監督&脚本)、「新しい詩(うた)」(児玉裕一監督&脚本)の四つのエピソードで構成。浅野忠信さん、満島真之介さん、馬場ふみかさんらも出演する。

 (取材・文・撮影:遠藤政樹)

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