愛しのアイリーン

  • スタッフ:
    原作:新井英樹「愛しのアイリーン」(小学館)▽監督・脚本:吉田恵輔
  • キャスト:
    安田顕
  • 公開日:
    2018年秋公開予定
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愛しのアイリーンあらすじ

 映画「愛しのアイリーン」は、「キーチ!!」などの新井英樹さんの同名マンガが原作。1995年にマンガ誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載をスタート。農家の長男で山を越えた街のパチンコ店に勤務する42歳、独身の宍戸岩男がフィリピン人のアイリーンと国際結婚し、さまざまな問題に直面する。映画は「銀の匙 Silver Spoon」(2014年)や「ヒメアノ~ル」(16年)でマンガの実写映画化を手がけた吉田恵輔監督がメガホンをとる。

スタッフ

原作:新井英樹「愛しのアイリーン」(小学館)▽監督・脚本:吉田恵輔

愛しのアイリーンキャスト

安田顕

愛しのアイリーン公開日

2018年秋公開予定

安田顕、主演作原作者から絶賛され安堵「ホッ」 北海道の父親の感想は… <公開記念舞台あいさつ>

主演映画「愛しのアイリーン」の公開記念舞台あいさつに登場した安田顕さん
主演映画「愛しのアイリーン」の公開記念舞台あいさつに登場した安田顕さん

 俳優の安田顕さんが9月15日、東京都内で行われた主演映画「愛しのアイリーン」(吉田恵輔監督)の公開記念舞台あいさつに登場。過激な描写も多い今作の、周囲の評価について聞かれた安田さんは、「すごくハマる方はハマっていて、だめな方はだめですね」と苦笑し、同席した原作者の新井英樹さんから「映画とマンガで媒体は違えど、見る人、読む人が『圧倒された』というのが一番目指すべきところ。そういう意味では、この映画はかなりクリアしているんじゃないかと思える。素晴らしい出来だと思います」と絶賛されると、「ホッとしますね」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

 安田さんは「最初に試写で見たとき、単純にすごいと思えた」と手応えを語り、続けて北海道に住む父親が、昨日同作を鑑賞したという話を紹介。「こういう状況の中でありがたい限りで。感想をくれて、『すごい映画でした』と。面白いとか楽しいとか優しい気持ちになったとかじゃなく、『すごい映画』と。さすが自分の親父だな、と。息子の私も同じことを考えていました」と語った。

 この日の舞台あいさつには木野花さん、伊勢谷友介さん、吉田監督も出席した。

 映画は、マンガ誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された新井さんの同名マンガが原作。一世一代の恋に玉砕し、家を飛び出した宍戸岩男(安田さん)は、フィリピンの嫁探しツアーに参加。半ばやけになって決めた結婚相手は、貧しい漁村に生まれたフィリピン女性・アイリーン(ナッツ・シトイさん)だった。岩男がアイリーンとともに帰省すると、父の源造(品川徹さん)は亡くなり、実家はまさに葬儀の最中。そこで見ず知らずのフィリピン女性を嫁にもらったと聞いた母・ツル(木野さん)は激高し……という展開。

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<映画レビュー>「愛しのアイリーン」新井英樹の名作マンガを実写映画化 安田顕が体を張って42歳ダメ男を熱演

映画「愛しのアイリーン」の場面写真 (C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ
映画「愛しのアイリーン」の場面写真 (C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ

 俳優の安田顕さん主演の映画「愛しのアイリーン」(吉田恵輔監督)が、9月14日からTOHOシネマズ シャンテ(東京都千代田区)ほかで公開。嫁不足の農村に暮らす42歳の独身男性、岩男とフィリピン女性アイリーンの国際結婚と、2人が直面するさまざまな問題を描いたラブ&バイオレンス作品。不器用でうまく女性とコミュニケーションできず極端な思考と行動に走る岩男を作り上げた安田さんの熱演に注目したい。

 一世一代の恋に玉砕した岩男(安田さん)は、家を飛び出し、勤務先のパチンコ店を欠勤。300万円を払ってフィリピンの嫁探しツアーに参加する。30人もの現地女性とお見合いを繰り返した後、半ばやけになって決めた結婚相手は、貧しい漁村に生まれたアイリーンだった。岩男がアイリーンと共に2週間ぶりに実家へ戻ると、急死した父・源造の葬儀の最中だった。見ず知らずのフィリピン女性を嫁にもらったことに母・ツル(木野花さん)は激高し、猟銃を持ち出す騒ぎになる。こうして波乱に満ちた岩男とアイリーンの新婚生活が始まるが……。

 「ザ・ワールド・イズ・マイン」や「宮本から君へ」などで知られる新井英樹さんのマンガが原作。アイリーン役はフィリピンオーディションで吉田監督が見いだしたナッツ・シトイさん。伊勢谷友介さん、田中要次さん、福士誠治さん、品川徹さんらも出演している。

 これまで数々の作品で熱狂的ファンを生み出してきた新井作品の中で初の実写映画化。リアリティーにあふれた生々しい人間描写が特徴の新井作品が、どうスクリーンに映し出されるのか……。不安と期待の半々で観賞したが、安田さんの体を張った熱演が見事で、時に滑稽(こっけい)な姿に笑い、時にあまりの痛々しさに目を背けたくなり……と、いつしか映像に引き込まれていた。

 原作の岩男は熊のような大男であり、きゃしゃで端正な顔立ちの安田さんとは外見上のギャップがあるのでは、と感じていたが、陰鬱(いんうつ)でぼそぼそとしゃべり、卑猥(ひわい)なせりふを人目はばからず絶叫するその姿は、生身の岩男だった。アイリーンとツルも汚い言葉でののしり合うなど、主要キャラクターたちは、人の見たくない部分をこれでもかと見せつける。だが、その生々しさがいっそすがすがしくもあり、後半の怒涛(どとう)の展開の末に待つラストシーンを際立たせていた。(河鰭悠太郎/フリーライター)

(C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ
(C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ
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愛しのアイリーン
出典:YouTube

<インタビュー>安田顕、42歳ダメ男を熱演「さらけ出すしかない」 地元・北海道への思いも語る

映画「愛しのアイリーン」で主人公・宍戸岩男役を演じる安田顕さん
映画「愛しのアイリーン」で主人公・宍戸岩男役を演じる安田顕さん

 俳優の安田顕さんの主演映画「愛しのアイリーン」(吉田恵輔監督)が9月14日に公開される。嫁不足の農村で暮らす独身男性とフィリピン女性の国際結婚を描いた異色のラブストーリーで、安田さんは不器用で女性とうまくコミュニケーションがとれない非モテの42歳独身の宍戸岩男役を熱演している。安田さんに強烈なキャラクターの岩男役を演じた心境や作品への思いを聞くとともに、多数の作品に出演している多忙な現状や大地震に襲われた地元・北海道への思いも聞いた。

 ◇“岩男役”選ばれた決め手は「ちょっと気持ち悪い」から?

 「愛しのアイリーン」は、1995~96年に新井英樹さんがマンガ誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載したマンガが原作。一世一代の恋に玉砕し、家を飛び出した岩男(安田さん)は、300万円を払ってフィリピンの嫁探しツアーに参加。やけになって決めた結婚相手は、貧しい漁村に生まれたアイリーンだった。岩男がアイリーンと共に帰省すると、実家は急死した父の源造(品川徹さん)の葬儀の最中。見ず知らずのフィリピン人女性を嫁にもらったことに母・ツル(木野花さん)は激高し、波乱に満ちた岩男とアイリーンの新婚生活が始まる……というストーリー。アイリーンはフィリピンでのオーディションで吉田監督が見いだしたナッツ・シトイさんが演じている。

 主人公の岩男は、不器用で対人関係に問題があり、女性に慣れていない……というキャラクター。原作では熊のような大男として描かれている。安田さんはクランクイン前に、「なぜ自分が岩男役に選ばれたのか」を吉田監督に聞いたといい、「率直に聞いたところ、褒め言葉ですけど、『外見ではなく、中身の方はちょっと気持ち悪いじゃないですか、安田さんって』と言われて(笑い)。僕も、なるほどと思いました」とオファーの背景を明かす。

 人間の欲望が凝縮されたような作品世界の中でも、ひときわ強烈なキャラクターを演じる。どのような役作りをしたのか。「不器用、対人関係に問題アリ、女性とうまくコミュニケーションがとれない……僕がそうだから、役を作る必要がないんです」と安田さん。「スイッチをオフにすれば、対人関係も器用な方じゃないし、不器用だし」と明かす。

 女性に対しても、構えてしまうあまり「顔を合わせて礼をしない」ことを以前に指摘されたことがあるといい、「女性に対して気を使うあまり、目を合わしていない自分がいるんです。だから役作りというより、その三つのキーワードは、もともと自分の中にあるんです。吉田監督が『外見じゃなくて中身がいい意味で気持ち悪い』とおっしゃったのも、そこなのかなと思います」と語る。

 劇中で安田さんは、陰鬱な雰囲気を漂わせ、ぼそぼそとしゃべるが、時に過激な言葉を絶叫し、不器用ゆえ極端な行動に走ってしまう岩男を熱演している。撮影を振り返って、岩男を演じることは、「自分をさらけだすこと」だったという。「『うまい、へた』をこの作品に持ち込んじゃいけないなと思いました。もともと(芝居が)うまくないし、そこで勝負できる人間じゃないので。歌が歌えるわけでも、パントマイムができるわけでもない。『じゃあ、自分にできることってなんだろう』と考えたら、自分をさらけだすしかないな、と。原作に心を打たれて、覚悟を持って臨むからには、さらけだすしかない、と思いました」と打ち明ける。

 完成作を見たあとは、「しばらく席を立てないような感覚に襲われた」という。「『これってなんなんだ?』と思ったんです。分析ができなかった。そういう思いにさせてくれる作品って、僕の中ではなかなかなくて。簡潔な言葉で感想を伝えなければいけないと思っても、できなかった。渦巻く感情がありました」と話す。

 公開が目前に迫った今、「参加できたことが何よりうれしい」と笑顔を見せ、「もし僕がこの作品に参加できなかったとしても、吉田監督が描く『愛しのアイリーン』は絶対に違う形で生み出されていると思いますが、でも、そこに参加できていなかったら、見たときに僕は嫉妬していると思います。(撮り終えて)やり切ったかどうかというより、そう思えたことがうれしい」と赤裸々に語る。

 ◇大活躍も「いつも崖っぷち」

 オファーを受け、「脚本を読み、内容に感銘を受けた」と語る安田さんだが、もともと作品の内容や役どころで出演を判断するということはないという。安田さんは「『(役は)これです』と言われて脚本を読んで、読む前より感謝する、ということはありますが、内容によって(出演を)決めることはないですね。オファーが来ただけでありがたいです」と語る。ドラマに映画にと多くの作品で活躍している状況だが、安田さんは「すごい不安症」と吐露し、「いつも崖っぷちだと思っています」と意外な心情も口にする。

 「愛しのアイリーン」は自身にとってどのような作品になったのか。安田さんは「自分が歩んでいく道の中で、なにかしらのくさびを打ってくれていると思います」と力を込める。できれば作品に没入できる映画館で観賞してほしい、という。「パワーをいただく、というより、パワーを吸い取られる映画だと思う。そういう感覚になれる映画ってなかなかない。絶対に自分の中に残るので、その感覚を体験してほしいです」と自信をのぞかせる。

 ◇地元・北海道の地震 今の心境は…

 6日未明に北海道で最大震度7の地震(北海道胆振=いぶり=東部地震)が起こった。北海道出身の俳優として、安田さんもツイッターや公式サイトのダイアリーなどで「どうか踏ん張って」とメッセージを送っている。改めて今の心境を聞くと、安田さんは「現時点で、行動らしい行動ができていないので、何か言葉を発することがおこがましい、と思ってしまう自分がいます……。生まれ育った故郷で、仕事をしている場所ですし、思いが大きいので慎重に言葉を選びたい」とした上で、「復興していくことって、すごく大変だと思います。(地震が)落ち着いて、メディアにあまり取り上げられなくなったとしても僕は忘れることはないし、このあと共に進んでいける(ための)何かを、より強く思えたらな、と思っています」と静かな口調で、思いを明かした。

愛しのアイリーン
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(C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ
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<動画>安田顕が板挟み…猟銃奪い合う壮絶“嫁姑バトル” 「愛しのアイリーン」本編映像が公開

愛しのアイリーン
出典:YouTube

 俳優の安田顕さん主演の映画「愛しのアイリーン」(吉田恵輔監督、2018年9月14日公開)の本編映像が8月31日、公開された。安田さん演じる岩男が、フィリピン人の妻を連れて実家に帰ってきたシーンの映像で、岩男の目の前で、木野花さん演じる岩男の母・ツルと、ナッツ・シトイさん演じる岩男の妻・アイリーンが、猟銃を奪い合いながら壮絶な“嫁姑バトル”を繰り広げる様子が収められている。

 映画の原作は、1995年からマンガ誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された新井英樹さんの同名マンガ。嫁不足の農村に暮らす非モテの42歳・独身の宍戸岩男が、フィリピン人のアイリーンと国際結婚し、さまざまな問題に直面する様子を描く。一世一代の恋に玉砕し、家を飛び出した宍戸岩男(安田さん)は、フィリピンの嫁探しツアーに参加。半ばやけになって決めた結婚相手は、貧しい漁村に生まれたフィリピン女性・アイリーンだった。岩男がアイリーンとともに2週間ぶりに帰省すると、父の源造(品川徹さん)は亡くなり、実家はまさに葬儀の最中で、大事な一人息子が、見ず知らずのフィリピン女性を嫁にもらったと聞いた母・ツルは激高し……という展開。

 本編映像は、父・源造の葬儀の最中に、岩男がアイリーンを連れて実家に帰ってくる場面。見知らぬフィリピン女性を嫁だという岩男、そして源造との思い出の椅子を壊してしまったアイリーンに激怒したツルが、猟銃の銃口をアイリーンに向ける姿が収められている。最後は猟銃を奪い取ったアイリーンにツルが「撃てるもんなら撃ってみぃ!」と叫ぶ場面で締めくくられている。

映画「愛しのアイリーン」の場面写真(C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)
映画「愛しのアイリーン」の場面写真(C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)
(C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)
(C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)
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(C)2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ(VAP/スターサンズ/朝日新聞社)

新井英樹の“国際結婚マンガ”「愛しのアイリーン」が実写映画化 主演は安田顕

映画「愛しのアイリーン」の撮影に挑む(左から)吉田恵輔監督、安田顕さん、原作者の新井英樹さん
映画「愛しのアイリーン」の撮影に挑む(左から)吉田恵輔監督、安田顕さん、原作者の新井英樹さん

 「キーチ!!」などの新井英樹さんのマンガ「愛しのアイリーン」が、俳優の安田顕さん主演で実写映画化されることが2月7日、明らかになった。今秋公開予定。昨年7月に夏パートを撮影し、今年1~2月にフィリピンロケと冬パートを撮影した安田さんは「夏撮影、フィリピン撮影、冬撮影と、長期間の撮影の経験は初めてだったのですが、きっとご覧いただいた方には『けっこうな大作だな』と思ってもらえるはずです」と自信のコメントを寄せている。新井さんのマンガが映像化されるのは初めて。

 原作は、1995年にマンガ誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載をスタート。農家の長男で山を越えた街のパチンコ店に勤務する42歳、独身の宍戸岩男がフィリピン人のアイリーンと国際結婚し、さまざまな問題に直面する。映画は「銀の匙 Silver Spoon」(2014年)や「ヒメアノ~ル」(16年)でマンガの実写映画化を手がけた吉田恵輔監督がメガホンをとる。

 安田さんは「登場人物のすべてが愛(いと)おしくて、吉田監督のうわべだけじゃない愛のかたちがいっぱいあふれていて、俳優としてすごい経験をさせていただきました。今はただ『この映画に参加できて本当に良かった』という気持ちがすべてです」と撮影を振り返っている。

 原作のファンだという吉田監督は「監督になって12年、夢が現実になった。プレッシャーなんかくそ食らえ。俺は俺が観たい最高のアイリーンを形にするのだ」とコメント。新井さんは「『愛しのアイリーン実写映像化』。このご時世、このマンガに、この文言ってこと自体に笑ってしまいますがそれが「現実」となると……大爆笑!! 生きてるとこんなことが起こるんですね。これは少なくともボクにとって幸せな奇跡です!吉田監督、安田顕さんはじめ関係者のみなさん本当にありがとうございます!!」と独特の言葉で喜びを表現している。

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