悪と仮面のルール

  • スタッフ:
    原作:中村文則「悪と仮面のルール」(講談社)、監督:中村哲平
  • キャスト:
    玉木宏、荒木優子、吉沢亮
  • 公開日:
    2018年1月13日公開
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悪と仮面のルールあらすじ

「悪と仮面のルール」は、芥川賞作家の中村文則さんが2010年に発表した小説が原作。特殊な環境で育ってしまった男の究極の愛の物語。悪となるために“作られた”少年・文宏(玉木宏さん)は、愛する少女・香織(新木優子さん)を守るため、父を殺し、顔と名を捨て、そして香織の前から去る。香織と別れた文宏は別人になりすますが、香織を守るため再度、罪を犯すことを決意する……というストーリー。

スタッフ

原作:中村文則「悪と仮面のルール」(講談社)、監督:中村哲平

悪と仮面のルールキャスト

玉木宏、荒木優子、吉沢亮

悪と仮面のルール公開日

2018年1月13日公開

<インタビュー>玉木宏、難役挑戦で顔中に美容鍼50本 同世代との仕事は「刺激的で負けたくない」

主演映画「悪と仮面のルール」について取材に応じた玉木宏さん
主演映画「悪と仮面のルール」について取材に応じた玉木宏さん

 俳優の玉木宏さんが主演する映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督)がこのほど公開された。芥川賞作家・中村文則さんの小説が原作。悪になるためにつくられ、愛する女性を守るために顔も名前も変えて殺人を繰り返す……という難役に挑戦し、「ダーティーな世界観をどこまで映像化できるのか楽しみでした。繊細なだけに難しい役」と語る玉木さんに、役や作品、同世代の監督や作家への思いなどを聞いた。

 ◇「あさが来た」直後に撮影 難役を「静かに強く」

 この世に災いをなす絶対的な悪=「邪」になるために“つくられた”少年・久喜文宏が、初恋の相手・香織を守るため、父を殺害して失踪し、整形で顔を変え、名前を「新谷弘一」と変えて、殺人を繰り返す……。

 玉木さんは弘一となった文宏を演じ、香織を新木優子さんが演じる。テロ組織の実行犯の一人・伊藤役で吉沢亮さん、文宏の過去を知る異母兄の幹彦で中村達也さんも出演する。

 撮影は2016年の5月ごろ。直前まで撮影があったNHKの連続テレビ小説「あさが来た」とは異なる世界観の作品に「ダーティーな世界観をどこまで映像化できるのか楽しみでした。チャレンジできる作品」という期待を持って臨んだという。

 自身が演じた文宏は「香織と出会っていなければ『邪』として育っていた。香織がいたことで、すべてがガラリと変わって理性が生まれ、善悪の間で生きた男性」という特殊な役どころ。「人間的なもろさや弱さを大事にできればと思った。繊細なだけに難しい役。静かに強く、ということをずっと考えながら演じる作品でした」と振り返る。

 ◇整形シーン前は顔に美容鍼 ラストシーンへのこだわりも

 見た目にもこだわり、整形直後の文宏を演じたシーンでは、撮影直前に、顔に美容鍼(はり)を打って臨んだ。「顔の筋肉がうまく動かせない状態を作ってもらいたくて、撮影現場で、顔のあらゆるところに鍼を50本ほど打ってもらいました。(結果は)顔に緊張感があるなとか……そんなに大きく変わることではないですが、やらないよりやった方が面白いかなと思って。これも一つのチャレンジだったんです」と振り返る。

 整形後というシチュエーションは「(表情を)極力抑えて、香織を目の当たりにした瞬間に、童心に帰るよう、元の(少年時代の)文宏に戻るよう意識しました。ただ、戻るのは目だけ。パーツだけが彼女(香織)を求めているというか……顔は変えてしまった以上、思うように動かないという意識でした」と演技にも変化をもたらした。

 「原作で好きなシーンだった」というラストシーンは当初、原作とは異なる空港のロビーでの撮影が予定されていたが、玉木さんの意志もあり、原作と同じ場所になった。「閉鎖的な密室だからこそ、文宏は香織の発する匂いまで吸い込むことができる」というこだわりのシーンに仕上がっている。

 暴力的な描写も登場するが、玉木さんは「女性は香織の目線から見てもらえると、お互い(文宏と香織)の気持ちがよく分かるんじゃないかな」と勧める。自身も原作では「香織に感情移入していた」といい、「(自分を)まっすぐ見てくれて、守ってくれる文宏のような存在は、とても心強いと思います」と語った。

 ◇38歳迎え「まだまだスキルアップを」 同年代への思いも

 「原作で香織が通っている高校が、どう読んでも(自身の地元・名古屋市にある)中村高校にしか思えなくて……」と話し、名古屋市に隣接する東海市出身の中村文則さんに聞くと「はっきりとは言わなかったんですけれど『そうだと思います』みたいな感じでした」とおちゃめな表情を見せる玉木さん。

 「僕は(名古屋市の)中村区出身なんですけど『中村』というワードに縁を感じる作品でしたね。中村哲平監督、中村文則さん、(共演した)中村達也さん、中村高校……。なかなかこんなにそろうこともないですから」と意外な“中村つながり”に笑顔を見せた。

 今月、38歳になり、中村監督は今年39歳、中村文則さんは41歳と同世代だ。玉木さんは、最近になって同世代のスタッフと仕事をすることが出てきたと言い、「ようやく自分もそういう年代になったんだと気づかされますね。ずっと先輩たちの背中を見てやってきて、同じ土俵に同世代の人がいるのは、すごく刺激的だし、負けたくないなと(いう気持ちにもなる)。自分の持ち場で何ができるか、ぶつけ合える環境になったのかな」と明かす。

 そして「まだまだ俳優としてスキルアップしなきゃいけない。40歳にさしかかって、より今しか出せないリアリティーや説得力を見せられる俳優になれたら」と将来を見据えた。

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玉木宏、サプライズの4.5キロのバースデー“肉ケーキ”に驚き <「悪と仮面のルール」初日舞台あいさつ>

主演映画「悪と仮面のルール」の初日舞台あいさつに出席した玉木宏さん
主演映画「悪と仮面のルール」の初日舞台あいさつに出席した玉木宏さん

 俳優の玉木宏さんが1月13日、東京都内で行われた主演映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督)の初日舞台あいさつに出席した。玉木さんが14日に38歳の誕生日を迎えることを祝って、サプライズで玉木さんの好物の肉で固められた“肉ケーキ”が登場。アンガス牛の塊にローストビーフをちらした4.5キロの肉ケーキを見た玉木さんは「すごいなー……。見たのは初めてですね」と驚き、一口食べて「ものすごく甘いですね、お肉が。ものすごく甘いです」と感想を語っていた。

 「悪と仮面のルール」は、芥川賞作家の中村文則さんが2010年に発表した小説で、特殊な環境で育ってしまった男の究極の愛の物語。悪となるために“つくられた”少年・文宏(玉木さん)は、愛する少女・香織(新木優子さん)を守るため、父を殺し、顔と名を捨て、そして香織の前から去る。香織と別れた文宏は別人になりすますが、香織を守るため再度、罪を犯すことを決意する……というストーリー。

 玉木さんは「こうして公開を迎えられてすごくうれしい」と初日を迎えた感想を明かし、「芝居の中でみんなでお芝居することはなく、常に誰かと対峙(たいじ)しているという感じだったので、考えてみれば不思議な映画だな、と。みんなで同じ作品を作っているのに、あまりみんなで思いは共有していないというか」と映画を振り返ってコメント。

 共演の新木さんとのラストシーンについても「原作を読ませてもらっても好きなシーンだったので、その世界観を壊さずに映像に移すことができたらなと思っていた。本来車の中のシーンだったんですけど、(脚本では)空港のロビーとなっていて、それが腑(ふ)に落ちなくて。どうにか原作通りに車の中でできないでしょうかとお願いして、車の中で撮影した。なので思い入れが強かったので、作品の中で核となるシーンに出来上がったんじゃないかなと思っています」と手応えを語った。

 新木さんもラストシーンについて「撮影が終わった段階ですてきなシーンになるだろうなと確信していたので、映像になって、作品になったときに安心に変わった。私が思ったままのものが映像になった。音も加わって、想像を超えてすてきになっていた」と自信を見せていた。

 舞台あいさつには玉木さん、新木さんのほか、共演の吉沢亮さん、中村達也さん、中村監督も出席した。

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<映画紹介>「悪と仮面のルール」悪となるために作られた男を演じる玉木宏の新境地 究極の愛の形とは?

映画「悪と仮面のルール」のビジュアル(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
映画「悪と仮面のルール」のビジュアル(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会

 俳優の玉木宏さんの主演映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督)が1月13日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほかで公開。芥川賞作家、中村文則さんの同名小説が原作。特殊な環境で育ってしまった男が、愛する人を守るために葛藤しながらも罪を重ねていく姿を描く。

 絶対的な悪=“邪”になるために“つくられた”ことを父親に告げられた11歳の久喜文宏(玉木さん)。自分を完全な邪とすべく、初恋の女性・香織(新木優子さん)に父が危害を加えようとしていることを知り、文宏は父を殺して失踪する。十数年後、文宏は顔を変えて新谷弘一という別人になりすまし、香織を守るために罪を犯すことを決意するが……というストーリー。ほかに吉沢亮さん、光石研さん、柄本明さんらが出演している。

 愛する女性を守ることに存在意義を見いだし、その愛ゆえに悪に手を染めていく主人公を熱演する玉木さんの姿に、これまでの演じてきた爽やかさや清潔感あふれる役のイメージとがらりと変わり、その悪のたたずまいにドキリとさせられた。

 難解なせりふや全編を通して陰鬱とした雰囲気が漂う独特の世界観ながら、実は恋愛ものとしても楽しめる側面もあり、手段を選ばない文宏の行動にどこかシンパシーを感じる部分もある。

 善と悪という答えがあるようで正解がないという文学的な要素に考えさせられつつも、クライマックスでの文宏の出した一つの答えに胸がキュッと締め付けられた。玉木さんや吉沢さんらイケメンがダークな役を演じると、妖艶さに思わず見とれてしまう。(遠藤政樹/フリーライター)

(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
(C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
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悪と仮面のルール
出典:YouTube

<公開直前イベント>玉木宏、デビュー20周年で「もっと大きく」 袴姿で決意語る

映画「悪と仮面のルール」のイベントに参加した玉木宏さん
映画「悪と仮面のルール」のイベントに参加した玉木宏さん

 俳優の玉木宏さんが成人の日の1月8日、東京都内で行われた主演映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督)の公開直前イベントに袴(はかま)姿で出席。今年は芸能デビュー20周年の“成人の年”で「いろいろな経験をさせてもらいましたけど、あっという間だと思いますし、まだまだ未熟で、もっと大きくならなければ」としみじみと語った。

 玉木さんは今後の芸能生活について「年相応であるということ。いろいろな役をいただいて、どんな役でも説得力を持たせられるような生き方をしたい。仕事もそうだし、プライベートでしていることも反映していくと思うので」と決意を語った。

 イベントには共演の新木優子さんも黒と紫をベースにした古典柄の振り袖姿で出席。新木さんも今年はデビュー10周年の節目の年で、「実感がない。学生と並行してやらせていただいていたので」としながら、「10年目以降は仕事と向き合える機会が増えるので、仕事一筋で成長していかなければと思いますね」と抱負を語っていた。

 「悪と仮面のルール」は、芥川賞作家の中村文則さんが2010年に発表した小説で、特殊な環境で育ってしまった男の究極の愛の物語。悪となるために“作られた”少年・文宏(玉木さん)は、愛する少女・香織(新木さん)を守るため、父を殺し、顔と名を捨て、そして香織の前から去る。文宏は別人になりすますが、香織を守るため再度、罪を犯すことを決意する……というストーリー。13日公開。

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玉木宏、主演映画「悪と仮面のルール」の特別映像公開 インタビューで思い入れ語る

映画「悪と仮面のルール」の特別映像のワンシーン (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
映画「悪と仮面のルール」の特別映像のワンシーン (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会

 俳優の玉木宏さんの主演映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督、2018年1月13日公開)の特別映像が12月20日、公開された。メーキング映像と本編映像で構成されており、玉木さんが今作の思い入れや見どころなど語っているインタビューも収録されている。

 映像は、玉木さんが演じる久喜文宏が過去を捨て“新谷弘一”となるために整形手術を受け、初めて包帯を取るシーンから始まる。玉木さんはインタビューで、原作を読んだ時から「文学的な要素が強い」という印象を持っていたと話し、「善悪について語られる作品」「人間の根底にあるものを考えさせられる作品」などと魅力を語っている。中村監督が、玉木さんへのインタビューと特別動画の編集を手掛けた。

悪と仮面のルール
出典:YouTube

<プレミア試写会>新木優子、いちずな男性は「ステキ」と情熱的回答 玉木宏&吉沢亮は沈黙…

映画「悪と仮面のルール」のプレミア試写会に登場した新木優子さん
映画「悪と仮面のルール」のプレミア試写会に登場した新木優子さん

 女優の新木優子さんが12月12日、東京都内で開かれた玉木宏さんの主演映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督、2018年1月13日公開)のプレミア試写会に登場した。作品のテーマにちなんで「誰かをいちずに思うこと」について聞かれた新木さんは、「女性は男性に守られたいと絶対に思いますが、これは究極だなと。でも究極なので私生活には転がってない」と現実的に答えつつも、「そういう方がいればステキだなと思いますけれど。見つけられたらいいなと思う」と話した。

 新木さんは「自分を捨ててまで愛せる人ですよね。愛される人もすごいと思のですが、やはり愛する人の方が何倍も何百倍もすごい。努力や葛藤と闘いながら思っていると思うので……」と情熱的に語った。司会から「そういう男性はすてきですよね?」と念押しされると新木さんは「すてきだと思います」と即答。司会から「どう思いますか?」と振られた男性陣の玉木さんと吉沢亮さんは、答えに困って無言になり、玉木さんが「リアクション!」と吉沢さんに回答を押しつけて観客の笑いを誘った。試写会には、原作小説を手掛けた芥川賞作家の中村文則さん、中村監督も出席した。

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<プレミア試写会>玉木宏、今年の漢字は「繋」 映画は「お客様と“繋ぐもの”」

映画「悪と仮面のルール」のプレミア試写会に登場した玉木宏さん
映画「悪と仮面のルール」のプレミア試写会に登場した玉木宏さん

 俳優の玉木宏さんが12月12日、東京都内で開かれた主演映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督、2018年1月13日公開)のプレミア試写会に登場した。世相を表す「今年の漢字」が発表されたことを受けて、自身の“今年の漢字”を聞かれた玉木さんは「繋ぐ」と言い、「(出演作は)お客様に見ていただくために作っているものなので『繋(つな)ぐもの』。そういうことを感じた1年ですね」と振り返った。

 また映画のテーマにちなんで、「誰かをいちずに思うこと」について聞かれた玉木さんは、質問に少し面食らいながらも「いいんじゃないですか。そうありたいとは思いますが。こういう世の中で生きていくには、いちずは難しいのですが。そうあれたらいいなと思います」と話した。映画について玉木さんは「究極のラブストーリーだと思います」とアピールした。試写会には、出演した新木優子さん、吉沢亮さん、原作小説を手掛けた芥川賞作家の中村文則さん、中村監督も出席した。

 「悪と仮面のルール」は、中村さんが10年に発表した小説で、特殊な環境で育ってしまった男の究極の愛の物語。悪となるために“作られた”少年・文宏(玉木さん)は、愛する少女・香織(新木さん)を守るため、父を殺し、顔と名を捨て、そして香織の前から去る。香織と別れた文宏は別人になりすますが、香織を守るため再度、罪を犯すことを決意する……というストーリー。

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