勝手にふるえてろ ニュース

<初日舞台あいさつ>松岡茉優、石坂浩二&加賀まりこのアドバイスに“ふるえた” 初主演映画封切りに感慨

映画「勝手にふるえてろ」の初日舞台あいさつに登場した松岡茉優さん
映画「勝手にふるえてろ」の初日舞台あいさつに登場した松岡茉優さん

 女優の松岡茉優さんが12月23日、東京都内で行われた初主演映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)の初日舞台あいさつに出席した。タイトルにちなんで「今年一番ふるえたこと」という質問に、昼帯ドラマ「やすらぎの郷(さと)」(テレビ朝日系)で共演した「石坂浩二さんと加賀まりこさんからいただいた言葉」と書かかれたフリップを見せ、「私が今後どういう女優になっていくのかというお話をしてくれ、(二人から)そのまま行きなさいって言われて、ふるえました」と笑顔を明かした。

 舞台あいさつには、共演のロックバンド「黒猫チェルシー」の渡辺大知さん、女優の石橋杏奈さん、俳優の北村匠海さん、大九監督も登場。松岡さんと同じ質問をされた渡辺さんは「僕が好きな『爆笑問題』さんのラジオで、この映画の主題歌『ベイビーユー』をかけていただいたこと」と明かし、北村さんは「歩いていたら靴底がベロンって剥がれたこと」と発表。石橋さんは「私、しょうもない」と苦笑しながら、「ボトムスのチャックが全開がちなんです」と告白すると、松岡さんから「杏奈ちゃん、書き直す?」と突っ込まれていた。

 松岡さんは「8歳の頃から子役をやらせていただいて、初めて映画の主演を務めさせていただきました。初主演映画の初日を迎えられるのは、今日だけ」としみじみ。さらに「私が女優として、人として、すてきになれるよう、(きょう集まった観客の)皆さんに自慢してもらえるよう頑張ります」と目を輝かせていた。

 映画は、芥川賞作家の綿矢りささんの小説が原作で、OLのヨシカ(松岡さん)の“脳内の片思い”と“リアルな恋愛”の二つの恋の行方を描いたコメディー。

<映画紹介>「勝手にふるえてろ」松岡茉優演じる恋愛暴走女子が理想と現実のはざまで…

 女優の松岡茉優さんの初主演映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)が、12月23日から新宿シネマカリテ(東京都新宿区)ほかで公開。綿矢りささんの同名小説が原作で、中学の同級生にいまだ片思い中の会社員のヨシカ(松岡さん)が、会社の同僚に告白されて、理想と現実の恋に揺れるさまを多彩なキャラクターで描いたラブコメディー。ヨシカが男子2人と一緒に乗るエレベーターのシーンは、交わることのない視線に緊張感がある静かな名場面だ。

 ヨシカは24歳の会社員。家では絶滅した動物を調べ、アンモナイトを愛(め)でる毎日。中学の同級生イチ(北村匠海さん)に10年間も片思い中だ。ある日、同僚のニ(渡辺大知さん)から告白され、人生初の出来事に舞い上がるものの、乗り気ではなかった。家で電気ストーブによるボヤ騒ぎを起こしたヨシカは、死ぬ前にイチに再会したいと思い立つ……というストーリー。

 自分の思いに真っすぐな“暴走女子”を、共感できる人物として松岡さんが好演。「脳内恋愛」と「リアル恋愛」の相手役には、共に音楽畑のアーティストが配された。クールで少し陰のあるイチを、「君の膵臓をたべたい(キミスイ)」(17年)での好演も記憶に新しい「DISH//」の北村さん、いちずな思いをヨシカにぶつける熱い男ニを、連続テレビ小説「まれ」などに出演した「黒猫チェルシー」の渡辺さんが演じている。黒猫チェルシーは主題歌「ベイビーユー」も。

 そのほか、石橋杏奈さん、趣里さん、前野朋哉さん、古舘寛治さん、片桐はいりさんらがヨシカに関わる印象的な役柄で登場する。

 ヨシカの「脳内彼氏」であるイチの住む高層マンション。ヨシカとイチと、ヨシカに思いを寄せるニの3人は、エレベーターという同じ空間に入り込む。ヨシカはイチの背中を凝視し、ニは腕組みをして正面を向いている。3人の微妙な距離感に、恋した時の一方通行な感情が見て取れる。誰もが似たような経験を思い出すに違いない。

 「でーれーガールズ」(15年)の大九監督が、「放課後ロスト」(14年)などでタッグを組んだ松岡さんをヒロインに据え、コメディエンヌぶりを引き出している。今作は、今年の第30回東京国際映画祭のコンペティション部門の観客賞を受賞した。

松岡茉優、綿矢りさ作品実写化で映画初主演 “恋愛ド素人OL”に

松岡茉優さんが主演を務める映画「勝手にふるえてろ」のワンシーン
松岡茉優さんが主演を務める映画「勝手にふるえてろ」のワンシーン

 女優の松岡茉優さんが、芥川賞作家の綿矢りささんの小説が原作の映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)で主演を務めることが3月14日、明らかになった。松岡さんが映画の主演を務めるのは初めて。映画は24歳まで恋愛経験ゼロの会社員の“暴走”する恋を描いたコメディーで、松岡さんは“恋愛ド素人OL”の主人公・ヨシカを演じる。

 松岡さんは「原作を拝読したとき、ヨシカの気持ちが暴れ放題のモノローグがあまりにも気持ち良くて、映像になったらどうなるんだろうといろいろ想像しておりましたが、大九監督の脚本が上がってびっくり。大胆でファニーなアレンジにわくわくしました」とコメントを寄せている。

 映画は、主人公ヨシカの“脳内の片思い”と“リアルな恋愛”の二つの恋の行方を描いたコメディー。中学時代からの片思いの相手・イチとの過去を思い出して胸をときめかせるヨシカは、突然同期の二から告白されるが、関係に乗り切れないでいる。その一方で、片思いのイチに会ってみようとうそをついて同窓会を計画するのだが……というストーリー。「でーれーガールズ」(2015年)などの大九監督がメガホンをとる。

 原作者の綿矢さんは「気取った恋愛は書かないぞと決めて書き出した本作。情けなくも自分の信じるロマンに身も心も没頭する主人公が脚本にも受け継がれていてうれしかった。映画撮影にもお邪魔したが、リアリティーと遊び心が絶妙に混ざりあった作品作りの雰囲気が伝わってきた」とコメント。また大九監督は「松岡茉優さんは、彼女が18歳で出会ったときから完璧に、『松岡茉優』でした。私すっかり甘えております。松岡さんとは3本目。むちゃな脚本を渡しても一緒に闘ってくれるという安心感もありました」とコメントしている。